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平成20年第1回定例会(第6号) 議事日程及び一般質問表 開催日:2008年03月13日
平成20年第1回定例会(第6号) 議事日程及び一般質問表 開催日:2008年03月13日
平成20年第1回定例会(第6号) 本文 開催日:2008年03月13日
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  1. 木津川市議会 2008-03-13
    平成20年第1回定例会(第6号) 本文 開催日:2008年03月13日


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    2008年03月13日:平成20年第1回定例会(第6号) 本文 ▼最初のヒット発言へ(全 0 ヒット)       平成20年第1回木津川市議会定例会会議録(第6号) 午前9時31分 開議 ◯議長(木村 浩三) 皆さんおはようございます。早朝よりご苦労さまでございます。  ただいまの出席議員数は26人であります。  これより平成20年第1回木津川市議会定例会を再開し、直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。  日程に入ります。      ──────────────────────── ◯議長(木村 浩三) 日程第1、一般質問を行います。  昨日に引き続き、一般質問を行います。  本日は6人の20問で行います。  それでは1番目、村城恵子さん。    (村城 恵子君登壇) ◯15番(村城 恵子) 皆さん、おはようございます。  議席番号15番、村城恵子です。  発言通告に沿って質問いたします。  初めに木津川市農業委員会、元会長の逮捕にかかわる質問です。  皆さん、ご存じのように新聞報道では1月28日、木津川市農業委員会会長が競売物件の山林を農地と偽って京都地裁に申告したとして、競売入札妨害の疑いで逮捕されました。翌1月29日には、木津川市農業委員会事務局になっている産業振興課と山城支所に京都府警の捜査が入りました。
     続いて、3月7日は元山城町農業委員会事務局担当だった木津川市職員と、元山城町で議会代表の農業委員だった現木津川市市議が書類送検されました。きのうは3月12日の新聞では市議と職員は容疑を認め従属的犯行だったとして起訴猶予処分となっております。今回の事件は合併前のこととはいえ、すべてが木津川市の行政、議会とかかわり重大な問題です。それだけに今後の市政が市民から注目されております。  そこで4点質問します。一つは、なぜこのような事件が起きたのでしょうか。農業委員会に関する法律を調べましたが、第2章第24条、議事参与の制限では、農業委員会の委員は自己、または同居の親族、もしくはその配偶者に関する事項については、その議事に参与することができない。2この規定は部会に準用するとなっておりました。これをきちんと守っていれば、今回のような事件で逮捕者を出すことはあり得なかったと考えますが、このような事件がなぜ起きたのか、事件から旧山城町の農業委員会活動を、どう分析しているのでしょうか。  二つ目の質問は、木津川市農業委員会では、会長が辞表を出し、新しい会長が選任されましたが、今回の事件を受け、木津川市農業委員会は現時点で改善できることなどはしたのでしょうか。あるいは改善できることはあるのでしょうか。農業委員会の現状はどうなっているか、お尋ねいたします。  三つ目に、逮捕された元会長は木津川市都市計画審議会委員山城地域審議会会長、そのほかにも複数の奉職についております。市長には任命の責任があります。起訴された事実を受け、市長はすべての公職の任命を取り消し、府政に対する毅然とした態度を市民に示すべきではないでしょうか。  4番目には、合併で人口はふえましたが、各種委員会委員などの公職の方の数が大幅にふえたわけではありません。広く市民の声を行政に反映させるために原則一人一人公職の確立を、これからすべきではないでしょうか。きのうの新聞記事が本当だとすると、一部の方が法を無視して権力をふるっていたということになりますが、こういうことが続くとものを言えない町になってしまうという、こういうことではないでしょうか。利権とかかわらない清潔な木津川市を確立するためにも一部の方に偏らない人選を行うためにも大切なことだと考えますが、この点についても答弁を求めます。  以上、4点です。 ◯議長(木村 浩三) 市長。    (市長 河井 規子君登壇) ◯市長(河井 規子) 村城議員のご質問にお答えをいたします。  今回の事件の対象物件及び容疑等につきましては、現在、前木津川市農業委員会会長になりますが、逮捕され、捜査中でありますので、コメントは差し控えをさせていただきます。  なお、農業委員会として今後の事務の進め方、見直し等につきましては、十分ご議論をいただき、信頼回復に努めていただくよう希望するところでございます。  また、複数の公職についてのご質問でございますが、木津川市の各種審議会や委員会の委員には木津川市農業委員会からご推薦をいただき、市長が任命するケースが多々あります。今の公文代氏におかれましては、木津川市農業委員会委員の立場で木津川市都市計画審議会委員環境審議会委員などにご就任をいただいておりますし、山城町地域審議会では、公募委員としてご就任をいただき、会長職であります。  これら審議会や委員会委員につきましては、本人からの辞職申し入れを待たなければならない状況にありますので、よろしくお願いいたします。  続きまして、複数の公職に就任しておられる委員の方の見直しについてのご質問でございますが、審議会等の委員の選任につきましては、市民の方々に公平な市政参画の機会を保障するとともに、市政に対します理解と信頼を深めていただき、市民の方々が参加されることにより開かれた市政を推進することが必要であることから、でき得る限り幅広く意見を聴取する必要があることは、私も認識しているところでございます。  しかしながら、木津川市の各種審議会や委員会の委員には、議員ご指摘のとおり兼務をお願いしております方々もおられます。これらの方につきましては、審議会等の委員の構成におきまして、専門的な知識、経験等を有する方を選任する必要がある場合、また、関係団体からの充て職によります選任が定められている場合など、特別な事情により任用している状況にもあることから、各種審議会等の選任におきまして、複数の委員を兼ねることもいたし方ない場合もあると考えております。いずれにいたしましても審議会等の委員の選任に当たりましては、その審議会等の設置の目的を踏まえまして、役割に応じた委員を選任することは言うまでもなく、幅広い分野、年齢層等から多様なご意見がいただけるよう委員構成に努めてまいりたいと考えております。 ◯15番(村城 恵子) ちょっとすみません。質問をするときに市長を選任、質問の答弁者に指名していますけども、関係にかかわっては市長が触れるということで、市長にしておりますので、農業委員会の実情とかは全然答弁ありませんから、きちんとそれを振って答弁に答えて、質問にきちんと答えてください。私は遊びで一般質問をやっているわけではありませんので。 ◯議長(木村 浩三) 今、市長の方の答弁の中に農業委員会の中の答弁をされております。詳しいあれが・・・。  生活環境部長。    (生活環境部長 木下 強君登壇) ◯生活環境部長(木下 強) 生活環境部長でございます。  農業委員会といいますはご存じのように産業振興課が事務局を持ちまして農業委員会のお世話をさせていただいておる部局でございます。今ご質問の件につきましては、市長が申しましたように捜査中であり、関係する書類すべて警察の方に行っております。内容につきましては、わからないということでもございますし、コメントについては、お話しさせていただける件についてはないというふうに思っております。それからもう一つ、この事件によりましての今後の農業委員会のあり方で、このことでございますけども、当然、この問題については市長が申されましたように旧山城町のことであろうとも、やはり木津川市として真摯に受けとめ、今後このようなことが起こらないように十分に協議をしていただくということになっておるところでございます。 ◯議長(木村 浩三) 村城恵子さん。    (村城 恵子君登壇) ◯15番(村城 恵子) はい、村城です。  最初の質問で言ったと思うんですよ。農業委員会にかかわる法律によって調べてみましたら、今回の農業委員の方が自分の利益にかかわることについては、立ち会ったり、それから委員会の議事に参加したりすることは、もうできないって決まっているんです。だから事務局を担当しているところで、それは行政が事務局を担当しているですから、きちんと農業委員会の法律に基づいてやっていれば、それはね、きちんとできたはずなんですよ。だから、今回の事件に関しては、私は疑問なんです。何でこんなことができたのかって、それはきちんと農業委員会に関する法律に書かれているわけですから、きっちりと答弁していただかなかったら、木津川市の農業委員会に、どのように繁栄されるのかというのがね、わからないんじゃないんですか。そこのところを私は言っているんですよ。それは捜査中やからわからないということではなく、これは捜査中にかかわらず、なぜこういうことができたのかはわかっているはすですよ。そこのところをきちんとコメントをいただきたいんです。  そして、木津川市の農業委員会としては、もう同じような過ちは行政職員が事務局とかかわっていて起こさないという対応ができるわけです。この無罪か有罪かとかね、そんなのが警察や検察庁に任せておいて、これからの問題です。それは私にもわかります。ここに対して、もうどうだったなんて言ってないですよ。農業委員会のあり方としてどうだったのかを法律に基づいて検証もしていないのかどうかということですわ。それと、先ほど市長は、今は本人が辞職の申し出がない限りやめることができないと言いましたけど、農業委員会はやめさせることができません、市長でも。農業委員会をどうしたらやめさせられるかというが、これ私たち議員と一緒ですわ。公職選挙法に基づいて、それと委員の解任の請求というのがね、農業委員会の委員の選挙権を有するものの2分の1以上の同意を得て、選挙された農業委員会の委員の解任を市町村の選挙管理委員会に請求することができると書いてありますからね。そういうことがなければ解任はさせられませんし、これでも解任させられるかどうかはわかりません。  議員も、いろいろありましても、辞任はなかなか国会でもしないわけですから、それはわかっている上で私は言っているんですよ。今回農業委員会から都市計画審議会ですか、代表で送っておりますけども、これは任命は必要なんです。ほかのも全部そうです。そしたら、ここのところは農業委員会は委員、会長はおやめになりましたけど、委員はもちろんそういう形で残っておりますが、それ以外のところは市長の判断で白か黒かとか、そんなのが出る前にやっぱりきちんと審査に出てもらうために、きっちりとすべきではないかと私は言っていわけです。そこのところを誤解されてしまっては困るし、今の市長の態度では、いやこれからも木津川市は新しくなったけれども、こういう住民の方の不審は、そのままにして行政運営をしていくのかということになりますよ。そこのところをどういうふうに考えるんですか。これは任命をしたのはあなたですよ、市長です。  農業委員会のところに相談をして、都市計画審議会の委員の方は違う方を選んでもらえますかと言ったらいいじゃないですか。できるんじゃないですか。公募もされていますよ。地域審議会山城地域審議会の委員に公募をされて会長におなりになっています。だけども、それで山城の方が納得しますかって言っているんですよ。そこのところをもう少し、何をやったらそういうふうにできるのかをもっと考えるべきだと思いますよ、弁護士さんに相談されるなり、税金使って弁護士を雇っているわけですから、きっちりとすべきです。私は農業委員をやめさせろなんて一言も言ってませんし、やめさせることはできないというのは重々わかってますけど。それ以外の行政にかかわる委員は、どうしたらいいのかということをきちんと考えて、市長が本当に事件とかかわらない、公平な行政運営をしていこうとするなら、それなりの態度を示すべきだし、行動を示すべきだと私は言っているわけです。そこのところについては、農業委員会のあり方についてと、そこのところについてはもう一度きちんと答弁をお願いしたいと思います。答弁不十分なら休憩をとっていただいて、私の問時間ですから、きっちりと答弁要旨を書いて出してくださるか、もっと直接、関係者の課長をお呼びになって答弁していただくか、やってください。 ◯議長(木村 浩三) 市長。    (市長 河井 規子君登壇) ◯市長(河井 規子) 村城委員の再質問にお答えをいたします。  農業委員会といいますのは、選挙で選ばれた皆さんがおられまして、そこでまた、選挙の中で、皆さんで会長を選ばれているということでございます。事務的なお手伝いはさせていただいておりますが、運営、そういう形態については農業委員会の中でお話をされるということでございますので、今後この問題を受けまして、どうすればこういうことが起こらないのか、十分にご議論を今いただいているところだというふうに考えております。そういった中で二度とこういうことの起こらないような、そういった運営方法を農業委員会自身で考えていただく、これが本来であるというふうに考えております。  また、今捜査中でございますので、その点について、私どもの方からあれこれとお話をするということはできませんので、その点についてはご理解をいただきたいというふうに思います。  それとほかの委員のことでございますが、私が任命させていただいた充て職という中でもありますけども、都市計画審議会農業委員の中から選んでいただくといった中でも出ていただいておりますし、また、審議会の方は公募をさせていただいた中で選ばせていただいたということでございますし、会長職もその委員のメンバーで、皆さんで選んでいただいたという経緯がございます。本人が、その職を辞しますと言われない限りは、その職については担当をされるということになっておりますので、その点についてどうしていくのかということも今、協議をしておりますが、今本人の方が、今捜査中でございますので、そういったコンタクトも取れない状況でございますので、その点はご理解を賜りたいと思います。 ◯議長(木村 浩三) 生活環境部長。    (生活環境部長 木下 強君登壇) ◯生活環境部長(木下 強) 生活環境部長でございます。  再度のご質問にご答弁を申し上げていきたいと思います。繰り返しのような答弁になって申しわけないんですけども、検証をしていくべきというようなご質問でございますけども、正確に検証をしていく書類自身が警察の方に没収をされておりますので、その書類の確認がしていけない状況にございますので、今のところについては、その検証をするということについては困難な状況になっておるということでございます。 ◯議長(木村 浩三) この場所には私の方から担当課長を出せませんので、暫時休憩をして課長の方に答弁を求めます。    午前 9時50分 休憩    午前10時06分 再開 ◯議長(木村 浩三) ただいま10時6分、休憩前に引き続き再開をいたします。  生活環境部長。    (生活環境部長 木下 強君登壇) ◯生活環境部長(木下 強) 生活環境部長でございます。  先ほどは申しわけございませんでした。再度答弁をさせていただきます。農業委員会等に関する法律第24条の関係でございますけども、旧山城町のことにおきましては、先ほど申しましたように今現在、捜査中でもありますし、書類も全部押収をされているということで検証をしていくということについては、今のところ困難であるというふうに思っております。  それから、木津川市の農業委員会におきましては、公文代さんが逮捕ということの中で、会長の辞退もありまして、新しい会長を選出され今現在、農業委員会事務等について、会長職についていただいておるところでございます。これらにおきまして、旧山城町で起こりました事件を教訓に第24条につきまして、どうあるべきかということについて農業委員会でも論議をされ、また、勉強会をされております。このようなことが二度とないようにということで3月の7日には、細かい話になりますけども、農地の現況確認の判断をどうすべきかということで、山城広域振興局の担当者をお呼びをし、勉強会を実施をしてきておるところでございます。これらの中では現地確認を行った後、全体の、農業委員全体のものとしてとらまえ、農業委員会、こういうことにつきましては最終的には農業委員会の総会で十分協議をして、最終に結論を出すということでの確認もされているというふうにお聞きをしているところでございます。  以上です。 ◯議長(木村 浩三) 村城恵子さん。    (村城 恵子君登壇) ◯15番(村城 恵子) はい、村城です。  きっちりと法に基づいて農業委員会の指示に従ってというのはありますが、しかし、そこのところではきっちりと法に基づいて事件を起こさないような、そういうことはこれからより一層、気を引き締めていただきたいなというふうに思います。先ほど、市長の答弁がありましたが、今回の事件で山城支所や、それからまた、本庁の方に警察が捜査に入っているという、そういうことをきっちりと受けとめるべきではないかと思います。今の段階ではやめさせることができない、本人の辞職を待つなんて、そんな甘いことを言っていたら木津川市民の信頼は得られないと、そういうふうに考えるべきではないかと私は思いますので、そこのところについては再度、ご答弁をお願いしたいと思います。  今回の事件が起きてから、多分、議員の方にも電話がたくさん入っているんだと思いますが、私のところにも電話が入っています。特に山城の方からはお名前は言えませんということで電話が入っておりまして、そんなことが本当にないように何とかしてほしい、そういう方もいらっしゃいますし、また、ここに、農地なのに駐車場になっていて、これは不法ではないか、もう一度調べ直してほしい、そういう件数も何件も入っています。そういうことを考えますと、きっちりと今回の問題を行政としてどうするかという立場で受けとめない限り、きちんとした行政運営をしていますよと口で幾ら言っても、それは住民の方には入らないという、そういう認識を改めてお持ちになるべきではないかと、そういうふうに思います。その点についても答弁お願いしたいと思います。  あと、この間ずっと養豚場と赤田川の問題について質問をしてまいりました。今回は質問に出ておりませんが、以前、旧加茂町では農業委員会は農地を守るという立場も含めまして、農業委員会さん全員が赤田川の状況を、養豚場の状況を見に行って監視をしていただきました。今回、養豚場の問題では起訴しておりましたが、不起訴処分ということで関係者の方に通知が来ております。なぜこれだけの問題が不起訴なんだということで関係者の方が検察庁に電話を入れましたら、不起訴でも三つあると、全く問題ない不起訴。少し怪しいんではないか、しかし、これは問題にするほどではないという不起訴。そして、かなりおかしい、これは無罪放免ではないけれども、今回は状況を、いろんな状況から置きたい、置いておきたい。そして、次何かあったら、そうはなりませんよと、すぐに、何かありましたら逮捕とか、そういうことになりますよという起訴猶予。そういう形の話でした。  それで、今回の養豚場の関係は、起訴猶予ということでしたので。これからますます監視を強めることが必要だなと、そう思いました。そういう点では、先ほども言ったように木津川市の農業委員会さんにも、このような件、本当に農地の守るという立場で赤田川の現地確認、そういうことも含めまして監視の目を農業委員会さんとしても強めていただきたい。こういう取り組みも、ぜひ委員会で諮っていただくというか、あるいは相談をしてくださるというか、そういう形でやっていただきたい。これは赤田川だけではなく、木津川市全体で、さまざまあると思いますので、そういうところにもぜひとも力を入れていただきたいと、そういうふうに考えておりますので、ことについても、ぜひ答弁お願いしたいと思います。 ◯議長(木村 浩三) 市長。    (市長 河井 規子君登壇) ◯市長(河井 規子) 村城議員の再々質問にお答えをいたします。  当然、私たち行政は何もしなくて、じっと見ていたわけではございません。そういうことが新聞報道をされまして、すぐにどういう対処をしたらいいのかということで緊急に集まりました。しかしながら、一切の情報は入ってこない。警察がすべて書類を持っていきましたので、情報が入ってこないという状況の中で、じゃあどうするかということを随分協議をいたしましたが、しかしながら、先ほどからも申し上げておりますとおり、本人の刑が確定されたわけでもございませんので、接見の申し入れもさせていただきましたが、それもかなわない状況でございますので、本人の意思確認ができないという状況の中で一方的に、そういうことをやるということができないという状況でございますので、その辺は十分ご理解をいただきたいというふうに思います。  行政といたしまして、やはり今後こういうことが二度と起こらないように農業委員会の皆様にも十分ご意見を申し上げ、農業委員会の中で今どうすればできるのかということを真剣に考えていただいておりますので、木津川市として農業委員会として二度と、こういうことがないようにということを願っているところでございます。  養豚場の問題につきましては、また、農業委員会の皆様にも、そういった提案をさせていただきたいというふうに考えております。 ◯議長(木村 浩三) 生活環境部長。    (生活環境部長 木下 強君登壇) ◯生活環境部長(木下 強) 生活環境部長でございます。  ご答弁申し上げます。農地を守るという意味での話の中で、例として養豚場の話を、お話をしていただきました。その中で、やはり農業委員会といいますのは、主には農地法の3条、4条、5条の部分での委員会での懸案が多いということでございますけれども、その他にやはりいかにして農業を守り、また、農地を守っていくかということについても当然、農業委員会の範疇にある物件だというふうに思っております。  例えば、農地の保全を守るために草刈りができていないということにつきましても、それは農業委員会の方で取り組んでいただいているという状況がございますので、今市長が答弁申し上げましたような形で申し入れをしていきたいというように思っております。 ◯議長(木村 浩三) 村城恵子さん。    (村城 恵子君登壇) ◯15番(村城 恵子) 2番目の質問に入ります。  どの子にも安全でおいしい給食をということで4点、質問します。  一つは、保育園の主食は各家庭から御飯を持ってきていますが、一部の園では食器乾燥機で温めております、これは冬です。問題はないのでしょうか。精華町のように保育園も完全給食にすべきではないでしょうか。  二つ目は、合併して1年たつのに泉川中学校だけ給食実施の見通しがたっていません。これは大変おかしなことではないでしょうか。加茂町議会での泉川中学校での自校給食を求める請願は、全員で採択しています。12月議会での木津川市議会でも給食にかかわる請願項目1は、同じく全員賛成です。この請願項目の紹介議員の説明でも泉川中学校の早期の給食を実施を含んでいることを説明しての採択となっております。行政は議会を軽視しているのか、あるいは議会を無視しているのか、そのように考えざるを得ないと思いますが、いかがでしょうか。早急に実施の方向で検討すべきです。  3番目に給食に使われている冷凍食品について、問題の天洋食品の件については、中野議員の質問で明らかになりましたが、一般的に給食で冷凍食品、冷凍加工食品や冷凍食品をどの程度使っているのでしょうか。  4番目には、木津給食センターは現在4,755食、5年後には6,000食とのことでした。給食センターの機能として6,000食つくれるというふうになっておりますが、5年後でも十分対応できると考えたらいいのでしょうか。私は新たに建設する木津第三中学校に給食センターをつくり、梅見台小学校や州見台小学校などとの親子給食方式を導入して、木津給食センターの調理数を削減した方がいいんではないかと考えていますが、これもう考える余地がないことなのでしょうか。  以上、4点についお願いします。 ◯議長(木村 浩三) 市長。    (市長 河井 規子君登壇) ◯市長(河井 規子) 村城議員の2問目のご質問にお答えをいたします。  どの子にも安全でおいしい給食をとのご質問の保温関係でございます。食器乾燥機につきましては、本来、洗浄後の食器を乾燥する機器でございますので、給食の保温に供するものではありませんが、できるだけ温かい御飯を食していただくために保温に供しております。今後、給食の保温につきましては検討してまいりたいと考えております。  また、保育園の給食につきましては、3歳以上の児童につきましては毎日、主食を持参をいたしておりまして、副食のみ保育園でつくっております。お母さんの愛情のこもった家庭の暖かみを加味した給食を取ることが大事であると考えております。  また、泉川中学校の給食の実施につきましては、昨年の議会でもご質問をいただいておりますが、心身の成長期にある中学生の時期に望ましい食生活を実践することは、生涯にわたりまして健康で充実した生活を送るために大切なことであります。木津川市におきましても市全体の給食環境の施設整備として計画をし、実施をしていきたいと考えております。  次に、冷凍食品の加工品の使用状況につきましては、木津学校給食センターでは4,755食の限界に近い食数に対応するため、水・木を2本献立とし、週に約3回使用しております。また、山城学校給食センターでは月に2回の使用で、自校炊飯校では年3回の使用でございます。  安全性につきましては、給食物資購入業者からの食品検査の報告を受けまして、使用を決定しておりますが、今後も定期的な食品検査の報告を求めるなど、さらに安全確保に努めてまいりたいと考えております。  また、木津学校給食センターの調理室の見込みでは、平成22年度には5,500食となりますことから、今後は市全体の給食環境を考慮しながら食の教育の充実を図れるよう施設整備を進めてまいりたいと、このように考えております。 ◯議長(木村 浩三) 教育部長。    (教育部長 松本 清次君登壇) ◯教育部長(松本 清次) 村城委員の質問にお答えしたいと思います。  一番目、泉川中学校のいわゆる給食の関係でございます。村城議員から請願等があって、皆さん、賛成されているのに、1年たつのにされないということで議会軽視をしているのと違うかというような発言がございました。確かにこの泉川中学校の問題につきましては、以前、加茂町の時代から、そういった問題がありまして、当時のいわゆる状況を考えてみますと、南加茂台小学校から給食を運搬してはどうかとかいうような意見があったのもたしかでございます。そういったことも踏まえまして、教育委員会の方では、このいわゆる泉川中学校問題について、どのように解決していくかということについて協議をしてまいっておるところでございます。  しかし、この状況を打開するには、さきに議員の方からの質問が先般あったわけですけれども、同じように、やはり今現在、加茂町という状況の中での判断ではないだろうと、やはり木津川市全体を考慮した中で、この泉川中学校の、いわゆる給食問題については解決していくことが、今日迎えております行財政改革、そういった観点からも、これは必要ではないかというふうに考えているところでございます。決して、議会の皆さん方の、いわゆるそういったことについて軽視をしているわけではございません。それまでに泉川中学校の問題につきましては、この19年度中に本来、アンケート調査を取りまして、どうしても弁当を持参できない子供たちに何とか弁当屋さんの弁当でも提供できないかというようなことで、検討を進めておりまして、19年度中にアンケートをしたいというふうに考えておりましたけれども、どうしてもこの状況ができませんでした。20年度当初には、そういった形で、いわゆる生徒の皆さん、そして、保護者の皆さん方に対して、このアンケート調査を実施いたしまして、いわゆる家庭から持ってこられない、弁当も持参できない子供たちに、そういったことで手だてはできないものかということを今現在、検討している最中でございます。  それから、最後の州見台、梅見台等の児童がふえてくる、児童・生徒がふえてくるという状況の中で、議員の提案では親子給食の関係を提案されております。この分につきましては、今現在、それぞれの平成22年でしたか、30年程度ぐらいまでは、今の児童数なり生徒数を把握することが可能でございますので、そういった状況を勘案してみますと、今の木津の給食センターの処理能力というんですか、給食をつくる能力から大きく児童・生徒数が増加していくということは、これ目に見えているわけでございまして、そう言いながらも来年度どうするかということを非常に考えなければならない状況が出てきています。教育委員会では、すぐにそういうような状況を打開するために、どうしていったらいいのかということを協議しておるんですが、一つは山城の給食センター並びに加茂の自校給食等のばらばらな状況もございますし、また同時に、処理できる、給食をつくる能力というんですか、部分もやっぱり加味して、その部分の中で、現状ある中で、この来年度の児童・生徒の給食には対応していなければならないのだろうなというふうに考えているところで、将来的に議員がおっしゃるように、その親子給食がいいのかどうか。また、同時にどういった形で給食を提供できるのかということについては、本当に早急に結論を出さなきゃならん状況ではないかなというふうに、検討をしている最中でございますので、ご理解のほどお願いいたします。  以上です。 ◯議長(木村 浩三) 村城さん。    (村城 恵子君登壇) ◯15番(村城 恵子) はい、村城です。  保育園の、この食器乾燥機で温めているという話は、これは木津の保育園、旧木津町関係の保育園ですけども、課長のところに、これは事実なのかと聞きに行きましたら、保健所の検査で何も指摘をされていないので、これは問題ないという話でした。私は保健所の方にも、南保健所の方にも聞きに行きましたが、食器乾燥機をこのような形で使うことは基本的に想定していないと、しかし、給食室に、調理場に雑菌を持ち込まないということが完全に徹底されているなら絶対にだめだとは言えないと、そういうことも言われました。しかし、本当に徹底して今、調理室のチェックリストがありまして、保健所では、これをチェックするわけですけども、このチェックの中には入っていないと。しかし、雑菌を絶対に持ち込まないという、そういうことができるなら、だめだとは言えない、そういう答弁だったわけですが、これは非常に疑問です。  これは和束町でこういう問題が起こりまして、共産党の岡本議員が調べました食器乾燥機販売している会社に電話をしましたら、食器乾燥機は食器を乾燥し消毒し乾燥するためだと。御飯を温めるために使ってもらっては困るという、そういうことも言われておりまして、加茂では温存機を使っております。私は精華と同じように完全給食が望ましいと思いますが、これを検討すると言うなら、中止をするという検討をしていただきたいし、温存機を購入、せめて温存機を購入するという、そういう検討が必要ではないかと思います。議員に言われてやめたから、冷たい御飯にカレーをかけて食べさせていますという、そんな状況は絶対起こして欲しくはないと思います。  また、環境は今は変わっておりまして、夏は大変暑い、そういう中で本当に食中毒を起こさない努力は現場では大変だと思いますが、そういうことを考えますと、やはり給食実施、そのことを考えるべきではないかと思います。  それと泉川中学校の給食の実施をなぜアンケートするのか、私にはわかりません。加茂町時代に住民の方たち、保護者の方たちも一生懸命、請願の署名5,000筆以上を取りまして、そして給食にしてほしいという、そのことは議会で採択されているんです。今回も8,000筆以上の署名がありまして、そして議会で採択しているわけです。私は泉川中学校で自校が無理なら、南加茂台小学校ですべきではないかと思います。泉川中学校と南加茂台小学校、あわせても700食で足ります。以前は1,400食つくっておりましたから、そこにやれるという、そういう確信を持っておりますので、なぜできないのかわかりません。  それと財政が大変だというならば、やはり親子給食方式なども考えるべきではないかと思います。学校建設をするというところで、この設計も入れて建てるということは、私は可能だし、それは3年後ですか、2011年には実際に建物を建てるわけですから、可能だと思います。そういうことを財政も含めてきっちりと検討をすべきではないかと、そのように思っております。  先ほど冷凍食品の話がありましたが、給食センターは週に3回、冷凍食品庫をホームページで見ますと、いろんな食事を全部つくってパックにしているわけですね。これが使われているわけだと思います。山城では月2回、そして、自校の加茂では年3回、全然違います。ですから、できるだけ給食の数を減らすという努力をすべきではないかと思います。
     山城の学校にことし扇風機が設置されます。合併したから皆同じような環境にということで扇風機、きのうもありましたように耐震の調査をした結果、各小学校には、そのきちんとした実施もされます。耐震強化の実施もされます。加茂は耐震強化の実施もしてきました。お金を使うところは、でも加茂にはあります。きのう学童の話もありましたけれども、加茂にもやっぱりお金を使うべきで、木津川になって合併したんだから、給食の方針を考えるべきだったら給食をつけるというのが木津川市の合併の一致点です。給食、泉川中学校の給食実施は当たり前のことで、もしそうでなくて、お弁当も考えるなら、全部お弁当にすべきです、中学校は。それだけの努力、意気込みができるのかどうか、そこの点についても、やはり検討すべきで、皆同じようにというのが要求ではないでしょうか。何のための合併なのか、わかりません。そういうところではきっちりと方向性を出していただきたいと思います。  答弁お願いします。 ◯議長(木村 浩三) 市長。    (市長 河井 規子君登壇) ◯市長(河井 規子) 村城委員のご質問にお答えをいたします。  給食の保育園の乾燥機の問題につきましては、十分にまた関係課とも検討をしてまいりたいというふうに考えております。また、泉川中学校の給食につきましては、今、南加茂台小学校でというようなお話もいただきまして、いろいろと教育委員会の方でも、一日でも早く何とかこれ実施できないかということで、この南加茂台小学校についても検討をいただいたということを聞いておりますので、また、その辺についての、詳細については教育委員会の方からご答弁をさせていただきます。  それと扇風機、今できるだけついていないところを優先的にということで、今年度は山城町、加茂町につきましては優先的に、やはり予算をつけたという経緯がございます。しかしながら、合併したら何もかもすべて同じようにしなさいということは、長年やはりそれぞれの町で、それぞれの財政状況の中でやってきたわけですので、もちろんその町、町ごとに力を入れてきた部分も違います。その中でおくれてきた部分を一斉に全部やりなさいということは、私も何回も申し上げていますように、この木津川市の財政というのは、非常に今厳しいんですよね。将来10億の交付税が減るということは、もう確実に見えている中で、どういう問題を、どういった懸案事項をどの時点で、どういうふうにやっていくかという計画を今、立てているわけです。その中でどうして10年計画の中で、今の懸案事項をやっていくかということを立てている中で、今あれもしなさい、これもしなさい、これもまだでしょう。合併の効果じゃないじゃないですかって言われても、それはとても今まで長年、それぞれ違う町でやってきた事情の中で、これはもう本当に難しいです。それができるんでしたら、私も幾らでもお金があるんでしたらやらせていただきますが、やはり木津川市を破綻すれば、木津川市の市民が困るわけですから、それを十分に考えた上で、今何をやるべきか、今どれから手をつけていくか、そして、今後どういうふうに今までの事業もやっていくのか、それを真剣に考えないと木津川市は破綻してしまいます。私はやはり、それを責任を持って今、基本的な部分を預かっているわけですから、十分今までの皆さんのご要望、そして、議会でいろいろ決めてこられたこと、これも十分検討しております。その中でどうするかを今、考えているわけですから、何もかもすぐに今できるということは非常に厳しいということだけはご理解いただきたいと思います。 ◯議長(木村 浩三) 教育部長。    (教育部長 松本 清次君登壇) ◯教育部長(松本 清次) 村城議員の再質問にお答えしたいと思います。泉川中学校の、いわゆるアンケート、泉川中学校でアンケートをするのは、なぜするのかわからんということでございます。以前にアンケートをされたのではないかというようなことをおっしゃっています。この部分につきましては、アンケートにつきましては今、思い起こしているんですが、したがいまして、そのアンケートをするのかわからないという部分の中で答弁はさせていただきますけれども、この辺につきましては、今日、弁当を持参できない子供たちがいるのではないかと、泉川中学校に問い合わせもしておりますし、教師に対して朝来て、先生、実は弁当を忘れましてんと、だから、昼御飯にパンでも弁当でも買ってもらえへんやろかなというようなことで、弁当、いわゆるお金を払って来る、払いに来る、依頼する、そういう生徒が何人かいるようです。そういったことなんかを解消するためにアンケート調査を実施したいなということで考えているわけで、何もその給食をするとか、せんとかの問題でのアンケートでは何もありません。  それから、親子給食の関係につきましては、先ほど、市長の方からも答弁がありましたけれども、どういった方法でいいのかということを今、教育委員会の中で検討をしている最中でございますので、答弁は差し控えたいと思います。  以上でございます。 ◯議長(木村 浩三) 村城さん。    (村城 恵子君登壇) ◯15番(村城 恵子) 合併をして、それぞれの町に力を入れてきたことは違うのというのはわかりますが、給食は合併をして泉川中学校だけ給食がなく、ほかはすべて給食があるということを考えたら、これは給食実施ですと言っているわけです。何でもかんでもお金がなくてもやりなさいという話はしておりませんので、それをどういう形でやるかということに頭を使うべきではないかと思っているわけです。  アンケートも給食実施をできないから、せめてお弁当を持ってこれない子に対して配慮をしたいという教育委員会の、そういう配慮だとは思いますが、やはり給食を実施するための手だてを考えるべきで、加茂にも、そこのところに財政を使うべきで、どんなに厳しくても財政を使うべきだと言っているわけで、答弁をそこの部分に関してお願いしたいと思います。 ◯議長(木村 浩三) 市長。    (市長 河井 規子君登壇) ◯市長(河井 規子) 村城委員のご質問にお答えいたします。  この問題を今、真剣に考えている途中でございますので、ご理解いただきますようお願いいたします。 ◯議長(木村 浩三) 村城さん。    (村城 恵子君登壇) ◯15番(村城 恵子) 時間がないので、幼稚園対策に移ります。  木津幼稚園に入園できなかった方に対して、高の原幼稚園の二次募集が行われましたが、送迎バスを出してほしいという切実な要望があり、この方たちと教育長や教育部長との話し合いも持たせていただきました。話し合いで、あるお父さんは、妻は車の免許がないので、きのつバスに乗って送っていくと、帰りのバスまで2時間待たなければならない。どこで待てばいいのだろう。お迎えの早い日は2時間待って帰ってくる。すぐにバスに乗って、またお迎えに行かなければならないと、きのつバスの時刻表を見て話しながら途方に暮れていました。  また、あるお母さんは、家のローンを払っているので幼稚園に通わせるのに車を買う余裕はない。自宅で内職もしている。ここに転居してきたとき木津幼稚園には入れますという話だったのに、今になって入れないなんておかしいんではないか。保育園になら入れるかと相談に行ったら、保育園もいっぱいで内職では難しいと言われた。どんどん住宅を建てているのに住んでみたら幼稚園も保育園も足りませんなんておかしい。足りないのにどんどん住宅を建てている。こんなことなら、もう住宅をつくらなければいいのにと、やるせなさ、怒りになっての発言がありました。結果として現時点で送迎バスは出せないということですが、この日の話し合いは市長にも伝えてあるのでしょうか。市長は市民の思いを知っているのでしょうか。なぜバスは出せないのでしょう。  二つ目は、市長の施政方針でも明らかなように、今後幼稚園入園対象幼児を3年間かけて全市に広げる方針ですが、希望者は入園できるのでしょうか。入園できない場合の対応は考えているのでしょうか。入園した幼児への全市的送迎バスの今後の見通しはいかがでしょうか。  三つ目は、私立幼稚園の活用を打ち出していますが、各幼稚園で保護者負担は違います。私立幼稚園の活用を言うなら、私立幼稚園への助成で保護者負担の公平化を図るべきではないでしょうか。  以上、3点です。 ◯議長(木村 浩三) 市長。    (市長 河井 規子君登壇) ◯市長(河井 規子) 村城議員のご質問にお答えいたします。  木津川市といたしましても、できるだけ多くの方に幼児教育を受けていただきたいという思いにより、1月に高の原幼稚園において4歳児の園児の二次募集を行いましたところ16名の応募がありました。その16名の応募の中で10名の園児が高の原幼稚園に入園をする予定となっておりますが、高の原幼稚園の二次募集を行うに当たりましては、幼稚園バスは利用できないことを条件として募集を行ったところでございます。  次に、私立幼稚園の入園対象園児につきましては、平成20年度には3歳児を、平成21年度には4歳児を、そして、平成22年度には5歳児を、その年度ごとに園区制を外して全市域から募集を図ることといたしております。したがいまして、園区の廃止とともに幼稚園の受入対象児の年齢を園により限定するなど、各園を有効に活用する手法によりまして1人でも多くの子供たちが入園できる体制づくりを今後、検討してまいりたいと考えております。  また、送迎バスについてでございますが、現在、通園バス4台体制で四、五歳児を対象に各園ごとに利用優先地域を定め、3園合計9コースで運営をし、今日、利用対象園児が増加し、バス運行計画の作成に苦慮している状況でございます。  このため今後、市内全域で運行するとなりますと、現行の通園バス4台では対応は不可能でありますことから、平成21年以降の運行の方策につきまして検討を行っている状況でございます。  最後に木津川市では、私立幼稚園に通われているお子様をお持ちの保護者に対しまして、経済的負担を軽減し、公私立間の保護者負担の格差を是正するために国庫補助金を活用し、私立幼稚園就園奨励費補助金事業を平成19年度より行ったところでございます。また、京都府にも保護者の保育料負担軽減と幼児教育の振興を目的として、私立幼稚園保育料軽減補助金事業がございますので、あわせて活用をいただければと考えております。 ◯議長(木村 浩三) 村城さん。    (村城 恵子君登壇) ◯15番(村城 恵子) 話し合いの状況は市長に伝えているのかどうか、そのことをお尋ねしましたが答弁はありませんでした。これは教育委員会に伝えたのかどうか、そのことについてもお答えいただきたいと思いますし、それをもし聞いているのであれば、市長はどう感じたのかお答えいただきたいと思います。  保育料調べ、公立幼稚園の保育料を調べていただきました。この中で公立幼稚園はバスを出している場合、3,000円ですけども、高の原幼稚園に二次募集で行く方、これは100円のきのつバスに乗りますと1日4回400円、20日通いますと8,000円です。こういうのはどういうふうに対処なさるつもりなのか、そこをお尋ねしたいと思います。  それと、新しく州見台に幼稚園がつくられましたが、きょう出ていたように、この無償譲渡、土地を無償譲渡されているわけではありませんので、保育料は大変高くなっております。3万1,500円、月にかかりますし、入園料も9万円、そのほかにバス代が6,500円、施設整備費が月1万2,500円、こういうふうにかかりますと公立の幼稚園に行きたくとも入れなくて、じゃあ普通の私立幼稚園に行けたらいいのかというと、お金がなかったら行けないというのが実態としてありまして、私立幼稚園はすべて公立幼稚園よりも高い、それが実態です。そういう中で、何人かの方からお話を伺いましたが、近くに幼稚園ができて申し込もうと思ったら、余りにも高いので行けなかったと、こういう声を聞いております。方針として本市の幼稚園で、子供たちの幼児教育をやるんだということをおっしゃっておりますが、そうであるならせめて木津川市にできている幼稚園に入っている子供たち、もちろん助成制度は重々わかっておりますが、それ以外にも施設に援助をして、保育料をもう少し下げるとか、そういう努力を木津川市の子供たちにはすべきではないかと、そう思いますが、その点についても答弁をいただきたいと思います。  先ほど住民の方の声を少しご紹介させていただきました。木津のまちづくりは、新しい住宅が5戸、10戸建つという、住民が10人、20人ふえるという、そういうまちづくりではありません。山城町や加茂町の規模のような町が一遍にできるわけです。そういう中で住民にとって矛盾を最低限解決することが大切です。学校もそうですけども、幼稚園も保育園も地域の方たちが新しい住民との関係をつくる。そういう場所ですから、大変重要なことだと思います。市長はきのう答弁の中でご自分の活動を振り返り、思わず涙しておりましたが、私から言わせると甘いですよ。泣いているのは住民です。市長が公的場所で泣くなら、住民の悲しみ、苦しみに泣いてください。行政職員幹部は市長以外すべて男性で、まだまだ日本は男性社会です。その中で市長に立候補したのです、ご自分の意思です。議員も首長も華々しいのは当選ときだけです。いま一度気を引き締め、悩みや不安を抱える住民の目線で行政を進めることを望みます。これは市長へのパッシングではなく、私自身女性議員として市長へのメールです。エールです。そのことをきっちりと受けとめていただきたいと思います。  さて、先ほど住民の声をご紹介させていただきましたが、市長は具体的にそのようなことを聞いて何ともお思いになりませんか。何とかしなければと思いませんか。財政がどんなに大変でもバスを出すべきです。マイクロバスで十分です。だめならタクシー代を公立の送迎バス代、月3,000円を引いて出したらどうでしょう。基本のところの判断は市長の仕事です。高の原幼稚園は公立幼稚園です。今回の二次募集の送迎をすべきです。学研開発を進めている市長の責任だと私は思います。この判断を市長はして、あとの努力は関係職員に、教育委員会に任せればいいと私は思いますが、どうでしょうか。答弁を求めます。 ◯議長(木村 浩三) 市長。    (市長 河井 規子君登壇) ◯市長(河井 規子) 村城議員の再々質問にお答えいたします。  大変エールをいただきまして、ありがとうございます。私もそのつもりで頑張ってまいりたいというふうに思います。最初に話し合いの状況をどういうふうに受けとめたかということでございます。今回につきましては、児童が非常に、園児が非常にふえておりまして、その中で抽せんになったという経過がございました。今まで4歳児、5歳児の方につきましては、何らかの形ですべて受け入れができたという状況でございましたが、非常に、特に南地区、州見台、梅見台地区で子供さんの数が非常にふえているということで、今回、抽せんになった。初めて抽せんになったということであります。3歳児につきましては、毎年抽せんということでさせていただいておりましたが、4歳児の抽せんになったということについては非常に私も気にかけておりまして、学校へ行くまでの4歳児、5歳児、何とか受け入れをどこかでできないのかなということで教育委員会ともいろいろと気を砕いていたところでございますけれども、その中で高の原の幼稚園が少し、まだ余裕があるということでございましたので、ぜひともそちらの方で対応ができないかということで、教育委員会とも十分協議をした中で保護者の皆様の、そういったご理解のもとに再度募集をさせていただいたという経過がございます。  先ほどもバスの問題を申し上げましたが、財政が厳しかろうが、何かろうが、やるべきものはやりなさいということでいただきました。もちろん私も、昨日から、その昨々日もいただきました高齢者の方も大変気になっております。いろんな乳幼児の方も気になります。また、小学生の通っている方も気になります。いろんな年齢の方が、この木津川市に住んでおられて、切実な思いを持っておられる。それを代表して皆様から、ここで貴重なご意見をいただいております。すべてやはり私もやりたい、その思いでいっぱいでございますし、木津川市を回らせていただいても、いろんな人と触れ合って、いろんなお声も聞かせていただきましたので、そういった中でも今回、先ほども申し上げましたように、じゃあ家庭の中でも同じだと思うんです。家庭の中の1年間の収入のある中で、やはり生活をしていく計画を立てて家を建てていく、そういうことと行政も少し同じように考えていただいたら、今やらなくてはいけないことを、どうしてもやらなくてはいけないこと、そして、どうしても必要なこと、食事であったり光熱費であったり、それを差し引いた分がどれだけあって、じゃあどれだけのことを今できるのかということを、行政は考えながら予算を組んでいるわけです。ですので、ここにもあそこにも気をかけたいということがたくさんございますが、全体の中で、じゃあことしはこの辺で何とかご理解いただこうということで予算を組んでいるわけですので、その辺のところは、どうぞご理解をいただきたいというふうに思います。  教育委員会の今後、二次募集の詳細についてのご質問もいただきましたし、また、補助金の関係もいただきました。その点については教育委員会の方からご答弁を申し上げたいというふうに思います。 ◯議長(木村 浩三) 教育部長。    (教育部長 松本 清次君登壇) ◯教育部長(松本 清次) 村城議員の質問にお答えしたいと思います。  一つは、さきに私立幼稚園の助成の問題です。これにつきましては、木津川市内にあります私立の幼稚園に対しての助成というような形で、教材費として月3,000円の助成を行っていくるということは、もうご存じかと思うのですが、そういった木津川市も、今の幼児教育を何とかしたいという気持ちの中で月3,000円の助成をしているということだけはお伝えしておきたいというふうに思います。  それから、二次募集につきましては、先ほどからの経過の中でずっと協議、お話しさせていただいておりますように、経過的には、そういった形になっておりますので、私の方からはそれ以上、何とも言いようがないのではないかなというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(木村 浩三) 村城さん。    (村城 恵子君登壇) ◯15番(村城 恵子) はい、幼稚園の、私立幼稚園への補助というのは、木津川市に私立幼稚園、これは1カ所ですね。あとは皆、奈良や京田辺や精華町などに行っております。そういうことを考えまして、きょうの毎日新聞には近鉄の用地ですか、新たに私立の幼稚園が来年、09年春、開設を目指すということで記事が載っておりました。ここは地代が要らないわけでね。建物だけ建てるわけですから、大変安く建つと思いますが、州見台に建てたところは、土地も買って、建物も建てているから、それは返済をしなければならないから、保育料は当然高くなると思います。そういうことを考えたら、木津川市に一つだけある私立幼稚園に施設援助をするのは当然ではないか。そして、近所にいる方が、そこに行けるようにするというのは、方向性としては同じではないかなと、方向性としては重要ではないかと思うんです。  先ほどから市長は何遍もお金の使い方ということを言っておりますけども、私は無理を言っているわけではありませんよ。公立の幼稚園に行く方には同じようなフォローが必要ですよ。車を出しているんですから、同じように二次募集の方にも車を出してください。出せないなら負担が多くなるんですから、負担軽減の措置をしてくださいと、当たり前のことを言っているわけで、新たに新設してくださいと、ここの部分では言っておりません。先ほどの給食と一緒です。必要なところは必要なんです。お金が必要なんです。ですから、議員も入札の改善とか、そういうところも提案しているわけですからね。そこのところを間違えないでいただきたいというふうに思います。そういう中で公立幼稚園にかかる方には、やはり何らかの手だてをすべきだと、その点については4月からですから、まだまだ十分間に合います。その方向で再度の検討を私はすべきだと思いますので、ご答弁いただけるようにお願いしたいと思います。  それと新たな幼稚園ができたときに、全市に幼稚園が募集を行っても、子供たちは全員入れるのかどうか、まだ私にはちょっとわかりませんが、万が一そうでないなら、例えば、今加茂の社会福祉協議会、元の保育園の場所で事務所を持っておりますけども、今度この支所が空きますので、そこを事務所にして幼稚園を呼ぶという方法もありますし、南加茂台の中で社会福祉協議会の地域の活動をしておりますが、その場所がなくなるというなら、南加茂台小学校の空き教室を利用するという。あるいは公民館を利用するという、そういう考え方もできるわけです。どういうふうにしたら木津川市の子供たちが十分な手だてを受けられるかという形でさまざまに考えていけるんではないかと、これはあくまでも私が考えたことですが、そういうふうな立場で物事を考え、行政はそのために何ができるかと、そういう立場でお金の使い方を考えるべきだと思いますので、これは参考例として挙げさせていただきます。 ◯議長(木村 浩三) 市長。    (市長 河井 規子君登壇) ◯市長(河井 規子) 州見台にございます私立幼稚園についても、市からの補助を出しております。それと公立幼稚園について、今バスが出せないので、先ほどもタクシーとか、いろんな手段で補助をしたらどうかということでございますが、募集をさせていただきましたときに、どうしてもそういう条件ですがということでお願いをしておりまして、その辺では今回のところは、そういう形でお願いをしたいなというふうに考えております。  今ご提案いただきましたいろんな空いた施設を利用してはということでございますので、そういったご意見につきましては、ぜひ参考にさせていただきます。 ◯議長(木村 浩三) 村城さん。    (村城 恵子君登壇) ◯15番(村城 恵子) 次の質問に移ります。  4番目、不要入れ歯回収ボックスの設置をということで、質問させていただきます。  入れ歯で貧困に苦しむ世界の子供たちを救おうという取り組みが広がっています。入れ歯の金具や歯の詰め物、かぶせ物には金、銀、パラジウム合金が多く使われていることから、不要になった入れ歯合金を精製して売ると、入れ歯1個で平均2,500円になるそうです。国際児童募金、ユニセフに寄附することで入れ歯一つで毛布なら8枚、予防注射の針なら250人分を貧困で苦しむ世界の子供たちに援助できるそうです。個人で換金すると手数料が高くつくため、一昨年12月に発足したNPO法人、日本入れ歯リサイクル協会が回収して換金しております。そのための回収ボックスの設置を呼びかけています。  私は、このことを新聞、赤旗で知りましたが、最近テレビのニュースでも報道していたと聞きました。インターネットで検索をいたしますと、日本入れ歯協会のホームページに詳細が載っておりました。入れ歯の換金40%がユニセフなどに寄附され、40%が取り扱い団体の還元されるそうです。自治体や社会福祉協議会が、この回収ボックス設置に取り組んでおります。回収方法はきれいに入れ歯を洗って新聞紙に包んで回収ボックスに入れ、集まったら入れ歯リサイクル協会に郵送するということです。廃棄物で捨てられてしまう入れ歯の回収で、世界の子供を助け、自治体や社協に還元されるすばらしいリサイクル事業ということで取り組みが広がっているそうです。ぜひ調査していただきたいと思います。入れ歯ですので、歯科医師会などとも協議したり、また、社会福祉協議会などとも話し合ったりして、具体的に取り扱えるよう進めていただきたいと思います。  答弁お願いします。 ◯議長(木村 浩三) 市長。    (市長 河井 規子君登壇) ◯市長(河井 規子) 村城議員のご質問にお答えをいたします。  不要となった入れ歯は一般廃棄物であることから、木津川市におきまして、燃やさないごみとして回収をしております。本市におきましても過去に廃棄物の一部のみを回収し、何らかの慈善活動へ扶助をするという団体からも活動への協力依頼がありました。しかし、本市といたしましては廃棄物処理法に基づきまして、一般廃棄物を適正に処理、または処分をしなければならないという責務がございます。確かにご質問をいただきました入れ歯の金属を精製して貴重な金属を取り除き、再生資源として売却し活用されることはリサイクルの一環とも考えられないこともないのですが、これらの活動をされている協会などの事業内容につきましては、不要となった古い入れ歯を回収し、その入れ歯に使われている貴金属を精製した益金を日本ユニセフ協会に寄附することで、世界の恵まれない子供たちに対する支援を行うなどとされています。一般廃棄物をリサイクルし循環型社会の推進を目指すリサイクルとは少し異なるものというふうに考えております。  議員がご質問にございます、こういったものの事業に、ぜひ協力していってはどうかというご質問であるというふうに思いますが、そういった団体についての設置、入れ歯を設置すればどうかということでございますが、その点につきましては、また、そういう団体がございましたら、お話し合いもさせていただきたいなというふうに考えております。 ◯議長(木村 浩三) 村城さん。    (村城 恵子君登壇) ◯15番(村城 恵子) はい、村城です。  多くの自治体が率先して取り組んでいるという、そういうこともありましたので、一度ホームページを検索していただきたいと思います。ただ、NPO法人ですので、これはNPO法人を立ち上げたら、こういう事業が取り組めるんではないかと思います。ほかにもNPO法人西日本入れ歯回収機構などもあるようですので、ここの部分では新たに木津川市としても、そういう形でやれるのかどうか、私も少し研究したいと思いますが、行政としても、こういう活用をしていくということには、より前向きな検討をお願いしたいと思います。  市長さんが市長会で、こういうのがあって取り組んだらすごくいいと、今まで本当に使われていなかった入れ歯、どうしようかと思っていたのが、人のためになるんだったらということで、いい運動になっていくという、そういう紹介をしている方もおりますので、ぜひとも前向きに検討をお願いしたいと思います。 ◯議長(木村 浩三) 市長。    (市長 河井 規子君登壇) ◯市長(河井 規子) ただいまの村城議員のご質問にお答えをいたします。  今そういった団体についても十分に前向きに行政も協力してPRをしていったらどうかということでございます。非常にこういった形でされているところは、事前運動ということで社会福祉活動で一環とされているということでございますので、行政がどこまで一緒に活動できるかということについては、また十分な検討はしていかなくてはいけないというふうに思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。 ◯議長(木村 浩三) ただいま11時6分、11時20分まで休憩いたします。    午前11時06分 休憩    午前11時20分 再開 ◯議長(木村 浩三) ただいま11時20分、休憩前に引き続き再開をいたします。  2番目、深山國男さん。    (深山 國男君登壇) ◯14番(深山 國男) 議席番号14番、深山國男でございます。  通告書に基づきまして一般質問をさせていただきます。  まず、第1番目ですが、職員駐車場のあり方についてということでございます。このテーマで一般質問を行うのは、実は旧加茂町議会で3度やっておりまして、今回で延べ4度目となります。木津川市が誕生してからは1回目でございます。旧加茂町議会時代に3年間に3度と、回数が多いのは旧加茂町から納得のいく答弁がいただけなかっただけでなく、行政の問題意識が大変希薄なように感じたため、このたび尊敬をする市長に、私が間違ったことを言っているのかどうか、ご判断をいただくため、足かけ4度目の質問をさせていただくということでございます。  したがって、ここに旧加茂町時代の行政の偉いさんが4人いらっしゃいますが、耳にたこができると言われそうですが、そこはご勘弁いただき、途中失礼な発言があるかもしれませんが、ご容赦を願い、お聞きになっていただきたいと思います。よろしくお願いします。  それでは質問に入らせていただきます。かつて大阪府のある市の職員の厚遇が発覚し、その大がかりな市民を愚弄した行いが世の中を騒然とさせたことがありました。たしか今から二、三年前だったと思います。連日、テレビ、新聞で報道されておりました。しかし、公務員の厚遇は全国津々浦々で行われているのではないかと疑われ、国民からひんしゅくを買ったものでございました。  ちょうどそんなとき、旧加茂町においても、私は厚遇の一つと思われた加茂町職員のために準備された専用駐車場について、一般質問で、先ほど申し上げましたように3度取り上げました。民間企業では社員の車通勤は通勤交通費かガソリン代のどちらかは至急されるものですが、雇用主の責任で駐車場を無料で与えるということはあり得ないことです。しかも、それが税金で民間から土地を借りてまでして職員の便宜を図るということは、旧加茂町において長く行われていたのであります。これは町民から見れば納得のいかないことであり、新聞ざたになった公務員の厚遇と同種、同根のものであると言われても仕方がないことだと思い、私は改善を促したわけでございます。  しかし、私が一般質問で3度取り上げても、旧加茂町は歯牙にもかけず、そのうち時が過ぎ合併して市になり、現在に至っております。3度の一般質問に対し、町長の答弁は一貫して、聞いてください。職員組合に相談をかけ駐車料金がもらえるかどうか決めねばならない、町長の一存では決められないという我が耳を疑うような答弁でございました。その後、職員と話し合ったのでしょうが、結果は市長、木津川市と全く違って何も聞かせてもらえませんでした。したがって、やむにやまれずこのたび4度目の一般質問をすることになったわけでございます。  果たして私が間違っているのか、明確に今回はしていただきたいと思ったからでございます。加茂町議会で質問したことを重複しますが、内容を説明しますと、当時、合併前です。加茂町役場の表側と裏側、つまり東西の駐車場は約324万円で民間から借り受け、そのうち職員専用の区画は全区画の166区画中、109区画ありました。一部公用車も駐車してはおりましたが、面積は約66%を占め、借地料に換算すると全体の借地料324万円に対し、214万円が専有面積となっております。合併で加茂支所の職員の数は激減しましたが、借地は続けられており、借地料も同額支払われております。しかし、職員専用駐車場というのではなく、あじさいホールのイベント、また、支所へ来られる市民が利用される駐車場であり、借地であるならば、むだな運営をしていない限りは、何も私は言うことはありません。  旧加茂町は、そういった状況でございました。一方、このたび調査させていただいたのですが、旧木津町においては借地の駐車場が2カ所あり、若干公有地が含まれますが、職員専用として63区画あります。これに値する借地料は296万円でございます。旧山城町の駐車場は借地はなく、公有地のみです。旧3町の状況は以上でございますが、しかし、考えられることは、たとえ公有地であろうとも通勤交通費が職員に至急されている限りは、駐車場利用料は当然、職員が負担すべきではないでしょうか。それが嫌なら通勤交通費を返納するべきです。どちらももらおうというのは虫のよい話でございます。ましてや税金で借地料を支払っている駐車場については、言わずもがなでございます。これは金額的に大変小さいことかもしれませんが、市民の目線に立つ政治、そして、行財政改革ということからしても、ほっておけないことではないでしょうか。
     昨年6月の議会において、市長の施政方針演説は市民の目線に立った公正、公明な市政の運営を進めますということでございました。精華町や山城病院の職員は自分たちが利用する公有地の駐車場の駐車料金は支払っております。また、私の住んでいる南加茂台地区にある民間の月極駐車料金は大体5,000円でございます。また、加茂駅東西の木津川市営の駐車場料金は月極4,500円でございます。その付近の民間駐車場は5,000円から7,000円と聞いております。市民は自己負担で駐車場を借りておるわけでございます。公僕たるもの、そこに思いをはせなければならないということではないでしょうか。  市長、公室長、総務部長に答弁を求めます。 ◯議長(木村 浩三) 市長。    (市長 河井 規子君登壇) ◯市長(河井 規子) 深山議員のご質問にお答えをいたします。  職員駐車場の取り扱いにつきましては、以前より職員駐車場の有料化を含め、その取り扱いにつきましては、検討を重ねてまいりましたが、結論を出すまでには至っておりませんでした。しかしながら、現在、新庁舎完成時におきます周辺駐車場の取り扱いにつきまして、検討を行っているところでございます。  具体的に申し上げますと、本庁におきましては、駐車場スペースが限られているため、来客用及び公用車駐車場の確保を最優先するため、原則、職員駐車場の確保は行わず、また、本庁以外の部署におきます駐車場につきましては、有料化での貸与を実施する方向で検討を進めております。今後、一定の結論が決まり次第、職員組合等との協議を踏まえ、関係条例等の整備を行いまして、実施に向け進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(木村 浩三) 市長公室長。    (市長公室長 田中 達男君登壇) ◯市長公室長(田中 達男) 職員駐車場の関係で、深山議員からご質問をいただきまして、私と総務部長のご指名でございますが、職員の駐車場の所管が私の部でございますので、部長2名を代表いたしまして、お答えを申し上げます。  先ほど深山議員の方から職員駐車場のあり方について、4回目のご質問と、合併前を入れますと、4回目のご質問ということでございます。我々も先ほど市長からご答弁を申し上げましたように、今後どうしていくかということにつきましては、合併協議のときから検討をしてございます。今回の一般質問、この後もご予定がございますが、新庁舎の完成にあわせまして職員の集約を図るということで、今駐車場のあり方全体を見直してございます。そういうことで、先ほど市長が申し上げましたように、原則、職員駐車場の確保が非常に難しいという中で、本庁と支所の駐車場のあり方、さらには各出先の駐車場も含めまして、全体をどうするかということを今、最終まとめをしておりますので、もう少しお時間をいただきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(木村 浩三) 深山さん。    (深山 國男君登壇) ◯14番(深山 國男) 14番、深山です。  ただいま市長と田中公室長にご答弁をいただきました。  私は、やっぱりこの加茂町議会と違うとこは、大変そういう早い、結論が。できないはできん、できるはできると、私は思うんです。これが何年かかっています、私この結論をもらうのに。だから、私はやはり市長を尊敬させていただいておるんですが、そういうところからもきとるわけで、市長は一党一派に偏らず、クリーンで誠実な心の通った市民の目線で政治を行うと、こういうことをおっしゃっております。そのことが一つ、この年明けに出来事があったと思います。1,000万円以上の一般競争入札を1月4日にプレスに発表した、それは議会軽視ではないかということがありましたが、しかし、それはまたすぐに真摯に対応されて、委員会の方にも開かせていただいて説明を受けました。  そしてまた、木津駅前の水道事故があった場合でも、三役のお一人や部長はすぐに私の方に、委員長の私の方に電話がありまして、こういうことがありましたという報告をいただきました。それだけで大変、私はこれはちょっと違うんだなという感じを受けております。そういうことにつきましては、やはり、というのは私は、自分自身では感謝をさせていただいております。  とにかく品格があって、何よりもおごりがない、謙虚さがある、そこが大変、私は、今回感動するとは言いませんが、大変気に入っているところでございます。  ちょっと話は横にそれましたが、今ご答弁いただいたことをはっきりと私、心に受けとめましたので、これで4年間の私のじくじたる思いが、少しこれ氷解したというふうに考えております。ありがとうございました。  次の質問に入らせていただきます。  2番目の質問は、合併1年を迎える市はということでございます。  合併1年を迎える市は、今日までのような、旧3町の寄せ集めの政策でなく、市長のリーダーシップのもと、全体を見据え、市独自のカラーを出した政策を行っていくことにより、合併の効果を出すべきだと思っております。  市長は、常に先端科学と歴史文化が共存するまちづくりをさらに進めようとされております。全く依存はありませんが、しかし、思いをなし遂げられるには、しっかりとした財政基盤が前提でございます。まずは財政の安定化だと思います。平成20年度の予算を見ると、小学校建設の借金を返すという特殊事情を除けば、前年度比較として、前年度の3町持ち寄りの予算と比較しまして8億2,000万円、率にして3.9%の増となっております。  木津川市は、近隣市町村と比較すれば恵まれておりまして、市税収入、地方交付税の2年連続の大きな増を迎えております。しかし、平成20年度の予算は、このことをしっかりと生かした予算になっているのでしょうか、そこが私のわからないところでございます。特に地方交付税の増は、合併算定外の効果があるあと数年に限られたことで、いずれ他の市町村と同じく憂き目が待っておるということになろうかと思います。  税収や交付税などの増にあわせて、歳出も増になっていくということは、避けられない事業があるとは言えども、いかがなものでしょうか。今のうちに行財政改革をさらに進める、市民の理解をいただくために将来の公共料金、住民サービスなどを見直していく論議などを積極的に行っていく。いわゆる市長が機会あるたびに言われるコスト削減を進めなければならないのではないでしょうか。  私が今さら言うまでもないことですが、平成20年度決算から地方自治体財政健全化法によって、地方自治体の財政の査定が変わってまいります。連結実質赤字比率など、四つの項目によって財政の査定が行われ、そのうち一つでも引っかかれば大変なことになります。山城病院、上下水道事業、国民健康保険など、不安材料が待ち構えております。  合併して1年たった今こそ、市長のリーダーシップのもと、市独自のカラーを出した政策を行い、合併の効果を市民に示すチャンスだと考えております。何度も言うようですが、市長のマニフェストにある行財政改革を強力に進め、財政の健全化に向け、厳しいスタートを切るべきです。  市長、副市長に答弁を求めます。 ◯議長(木村 浩三) 市長。    (市長 河井 規子登壇) ◯市長(河井 規子) 深山議員の2問目のご質問にお答えをいたします。  平成19年度の行財政運営につきましては、木津川市政の礎を築くための準備、調整期間として位置づけ進めてまいりました。市政運営に当たりましては、合併による市民の皆様方の生活の変化や影響ができる限り生じないよう、合併協議の経過に基づき進めてきたところでございます。  また、木津川市がさらに飛躍するためには、関西文化学術研究都市を初め豊かな自然・歴史・文化など、3町が持っている資源を互いに補完し、共同し、最大限に活用することが必要であると考えております。  今、申し上げました考え方に立ち、市民の皆様が合併してよかったと実感をしていただける市民サービスの提供や、また合併の効果が早急にあらわるよう、常日ごろより職員に対しまして各種の事務事業の改善・見直しを心がけ、職務を遂行するよう指示をしているところでございます。  そこで、平成20年度におきましては、木津川市のまちづくりの指針となる基本構想・基本計画をつくり上げるとともに、木津川市の特色を生かし、一体的かつ均衡ある発展を推進するための施策を展開するため重点的、かつ効果的な予算配分をし、市政運営を進めたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(木村 浩三) 副市長。    (副市長 今井 洋一君登壇) ◯副市長(今井 洋一) 深山議員のご質問にお答えいたします。  合併効果の具現化についての考え方につきましては、ただいま市長より答弁のあったとおりでございます。私からは、合併効果の具現化として平成20年度に取り組む予定の事業について、幾つかご説明させていただきます。  木津川市の魅力を市民の方に実感していただくための魅力探訪ツアーにつきましては、平成19年に引き続き継続するほか、木津川市の歴史・文化を全国にアピールするための絶好の機会である平城遷都1300年・国民文化祭記念事業に参加するため、その実行委員会を立ち上げ、具体的な取り組みを検討してまいります。  関西文化学術研究都市の活力をさらに向上させるため、平成20年度におきましても、企業・研究施設の誘致を積極的に展開したいと考えております。  コミュニティバス・福祉バスの再編につきまして、これまでより議会におきまして多くのご質問、ご意見をいただいているところでありますが、地域特性に応じたサービスの向上を目指し、具体的な再編のための事業計画を策定し、実証実験、実証運行に向けた取り組みを行いたいと考えております。  木津川市になり子供の安全確保の観点から、これまで木津地域のみでありました小学校の警備員配置につきまして、すべての小学校に拡大し実施しているところであり、平成20年度におきましても継続し、実施してまいりたいと考えております。  以上、特に合併効果を具現化するため、平成20年度に予定をしております特徴的な事務事業につきまして、ご説明させていただきました。  今、申し上げました事務事業のほか、市長のリーダーシップのもと、子育て支援、教育環境の充実、観光施策など市民の皆様に優しさや豊かさが届く行政運営を進めたいと考えております。 ◯議長(木村 浩三) 深山さん。    (深山 國男君登壇) ◯14番(深山 國男) 14番、深山です。  市長、副市長ありがとうございました。  繰り返しますが、これまでの3町寄せ集めの政策ではなく、きのう合併1年を迎えたんですから、市長のマニフェスト、そして施政方針演説にある木津川市のまちづくりを前面に出して職員一同、一枚岩になり挑戦していかなければならないと思っております。そういったことを思う反面、少し気がかりなことがあります。申し上げます。  これはあくまでも、私の個人的な気がかりでございますから、その点、前もってお含みいただきますようにお願いします。  私があるとき、用があって本庁に旧加茂町出身の管理職を訪ねたとき、留守にしていたので聞いたところ、加茂支所の参与に相談に行っていると、こういうことでした。なるほど加茂町時代の昔の上下関係なので、互いに性格がわかり、また経験豊かで優秀な参与でございますので、本庁の三役に仕事上の相談、指導を受けるより、参与にと考えた上でのことなのだなと思いました。  恐らく、足しげく通っていらっしゃることでしょう。また、加茂支所におきましても、ある管理職の職員は参与に大変な信頼感を持っておりまして、相談指導を受けることが多いと言っておりました。また、先日の2月29日だったと思うんですが、先日の本会議の質問の中でも、議員から参与の優秀さが述べられておりました。聞いていて、私もなるほどそのとおりだと共感をしたものでございます。  それだけ参与は皆に慕われておられるのですが、しかし、老婆心で申し上げるのですが、逆に木津川市全体のことを考えれば、これどうなんでしょうかと考えさせられることが私はあります。  市長、副市長は旧木津町のことは隅から隅までよくご存じのことで、迷うことなくてきぱきと仕事ができると思いますが、しかし、旧加茂町、旧山城町については、そこまでいっていないのではないでしょうか。旧2町には旧木津町ほど明るく精通していないという状況では、逆に旧町に精通しておられる優秀な参与や、旧加茂町の管理職が市長に与える影響は大変大きいと言わざるを得ないと思います。  わざわざ支所にまで出向いて、参与に指導を受けるという状況ですから、それを突き詰めていけば、リーダーシップを取らんとされる市長に対し、それを阻むかのように、無意識に旧加茂町のやり方というか、旧加茂町の力といいますか、そんなものが働いてしまうということにならないかという心配が、私は出てきます。その根拠は、市長や三役が加茂町や山城町のことを深く知っておられないということがあり、したがって結果として特に旧町に精通されている参与など、要望、意見などをどうしても聞かざるを得ないということになってしまうのではないか。その結果が予算に反映されたり、市長のリーダーシップに少しでも揺るぎが出たりすると、市長は市民に約束されたマニフェスト、また所信演説の中身など、そういうものがおろそかにならないかと心配するところでございます。  しかし、間違っていかないでほしいと思うんです。私は、私を育てていただいた旧加茂町が、おかげでよくなるということに対しては異論を唱えているのではないのです。むしろ逆です。旧木津町と比較して、おくれているところは大いに改善していただき、予算に組んでいただいたら、これはうれしいことでございます。だが忘れてはならないことは、私たちがつくった新市、木津川市に対して従来の旧町のやり方に固執し、さまざまな思いを市長にぶっつけることがもしあるとするならば、それは圧力となり間違った方向性ではないかと私は想像をしながら申し上げておるわけでございます。証拠があって言っているのではありません。余りにも大きい参与の影響力がもろ刃の剣と申します。一つ外れれば大変なことになると考えるからでございます。参与や支所長の意見具申、要望など、どのように取り扱い処理されているか見えません。市民に広く公開されている地域審議会が同じような役目を担っていることを考えれば、そちらの方にシフトしていくべきではないかと考えております。  この件につきまして、私は生まれながらの心配性なものですから、必要以上に考えると思うのですが、私の心配が杞憂であればよいのですが、市長、副市長の存念をお聞きしたいと思います。 ◯議長(木村 浩三) 市長。    (市長 河井 規子登壇) ◯市長(河井 規子) お答えをいたします。  支所長や参与の要望といいまして、意見の取り扱いについてのご質問でございますが、要望事項等の受け付けとか相談につきましては、これまでどおり各所管課において、受け付けをさせていただいております。  したがいまして、各支所の所管区域における行政に対する要望につきましては支所の地域総務課、市民福祉課が窓口となることにつきましては、支所長が取りまとめ各地域の事情、状況につきまして、それぞれの要望事項を所管する部、課との調整をしていただくことになります。  また、一方、参与、特別職の参与につきましては、市域の融和や支所機能の確保、また非常に重要な役割を担っていただいているわけでございますが、今もお話をいただきましたように、旧町の今までの流れ、また今までの経過について、私もすべて把握できているものではありませんので、そういったときには参与から十分いろんな事情を聞かせていただいて、進めさせていただいているというのが現状でございます。  そういう中で今の市政を進めさせていただいております。先ほどの、最初の質問に関係するわけですけれども、私はやはり行財政改革を今後進めていくには、今後新しい組織、機構を見直してまいりますので、そういった中で行財政改革の力をさらに入れていく、そういう部署もつくりまして、今おっしゃった、先ほどもおっしゃっていただきました、4指標の評価を今後出していく中で、どういった市政をやっていかなくてはいけないのか。また今後、どれだけの行革をしないと市がもたないのか、そういったことをしっかりと検証しなければ、本当に、私は木津川市は大変な方向に進んでいくという危機感を持っております。ですので、今回の組織、機構の方では4月では退職の方もおられますし、一定の見直しをする中で、今後新しい庁舎ができましたら組織、機構を大きく見直しまして、やはり進むべき道に進めるような組織、そして人事をしながら、しっかりとした道筋をつけていきたいなというふうに考えております。 ◯議長(木村 浩三) 副市長。    (副市長 今井 洋一君登壇) ◯副市長(今井 洋一) 深山議員の再質問にお答えいたします。  基本的なところは、今市長がお答えさせていただいたとおりですけれども、先ほどのご指摘の旧加茂の職員が足しげく相談に行っているとか、そういうお話ありましたけれども、市長のところ、私のところも8時半から、あるいは夕方5時半以降そういうふうに相談者、引きも切らずという状況ですし、場合によっては8時半といわずに早朝から民間の経営会議みたいに8時からでも相談に応じる、5時半少々遅くなっても関係の職員で相談をして、いい方針をつくっていくということをやっております。  その中では旧町別といいますか、どこの出身の職員かということを意識せずに、木津川市の職員という立場でやっておりますし、これからも、そういう考えで臨んでいきたいというふうに思っておりますので、よろしくご理解を賜りますようお願いいたします。 ◯議長(木村 浩三) 深山さん。    (深山 國男君登壇) ◯14番(深山 國男) 14番、深山です。  副市長がおっしゃったように、やはりこれからは木津町だ、加茂町だ、山城町だと、そういうふうな垣根は全く取り払ってですね、やはりどうしたら木津川市のためにということを、そういうことを考えていく、私自身、議員もそうですし、職員の皆さんも、ぜひそういうふう変えていっていただきたい。  ただ、副市長おっしゃったように、私は加茂町出身の管理職の方が参与のところにご指導いただくために行くという、決してそれは悪いことじゃないと思うんです。それは大変頭脳明晰で経験も豊かで、大変すばらしい方ですから、参与は。それも当然のことだと思うのですけど、ただ、それが、先ほどもろ刃の剣と申しましたが、加茂町だけのことになってしまわないかという、一つの、そういう私は心配しとるわけです。そこに進んでいってしもたら、とんでもないことになります。やっぱり3町が合併しているんですから、そういうことを心配してちょっと申し上げたんです。  何も管理職が参与のとこに行って悪いとか、そういうことは一言も思っておりませんし、大いに行っていただいてもいいんですけど、その辺のところを一つ危惧、私が今申し上げたことは危惧されますので、そこだけ十分気をつけていただいたらなというふうに思います。  時間がありませんので、次に進めさせていただきます、答弁は結構です。  それでは、次の3番目の質問で参与についてということを質問させていただきます。  行財政改革を訴えて市長になられた河井市長の大所高所に至ったお考えを拝察しますと、参与のお二人には大変なご努力をいただき、おかげで合併後1年を無事通り過ぎた今日、私はほぼ役目が終わられたように考えております。  今後は、先ほど来、重ねて申し上げておりますが、旧3町の寄せ集まりでなく、市長のリーダーシップのもと、職員が一丸となって木津川市のまちづくりのため邁進することが求められております。幸い市民に広く公開されている地域審議会の働きが活発化してまいっておるようでございます。そういった中、この先、参与としていかに仕事をしていただくのか、市長に答弁を求めます。 ◯議長(木村 浩三) 市長。    (市長 河井 規子登壇) ◯市長(河井 規子) 深山議員のご質問をお答えをいたします。  参与につきましては、加茂支所及び山城支所における市政の円滑な運営を図るため、木津川市の誕生にあわせ設置したものでございまして、その設置期間につきましては、合併の日より3年間であります。  具体的な職務といたしましては、各支所の区域における地域振興及び地域審議会の調整、新市基本計画に基づく市政運営の参画などでございます。  また、参与には市政運営の基本方針及び重要施策を審議、決定するための政策会議にも参画をしていただいており、各支所の区域の状況や、これまでの行政経験に基づき貴重な意見をいただいております。木津町、加茂町及び山城町が合併をし1カ年が経過をいたしましたが、木津川市の速やかな一体性の促進や、地域バランスの取れた発展の礎を築くため、参与の役割は大変重要であると考えており、その設置期間につきましては短縮する考えはございませんので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。 ◯議長(木村 浩三) 深山さん。    (深山 國男君登壇) ◯14番(深山 國男) 14番、深山です。  市長がおっしゃったことは、重々承知をさせていただいております。任期の件、仕事の中身、しかし先ほど私が申し上げましたように1年がたちました。これまで大変ざわざわとした状況が続いたと思います、大変ご苦労があったと思います。しかし、もうそろそろいいのではないかと、こういうことを今申し上げたんですが、行財政改革という、そういう観点から申し上げておるわけで、市長もマニフェストにおっしゃっているように、行財政改革、絶対やらねばならないということでございます。  そういうことからして、私はやはりできることなら、役目を終えられたものはスムーズに去っていただいたらどうかなという、こういうふうなことを考えておるんです。  行財政改革といえばですね、私はこれまで加茂町議会におきまして、まず職員の人件費の抑制、補助金の見直し、職員駐車場の有料化、あらゆる物件費の縮減、公共工事の入札方法の改善などを訴えてきました。しかし、反面、議員として自分の身は無傷なのかということに対しましては、私は次のように思っております。  3町合併に当たり、3町合計の町会議会50人を、市となって26人と約半減されたこと、また、2年間限度の認められた在任特例をなくしたことなどがありましたが、その上に私は現在、会派の中において、現在の26人の議員の数は多方面から判断しまして、多いと思っておりますので、何人かの削減が必要だと主張しております。  早晩この件については、機が熟すと考えております。そのような行財政改革を訴える中、参与を置くということに、私は当初から反対でありました。年収200万円以下の若い人を中心のワーキングプアが1,000万人を超えました。非正規社員が1,730万人を超えた、全勤労者の3分の1だといわれております。このような今日の厳しくつらい現実を見据えたとき、木津川市の市民はどう考えられるのか、そこに市長は思いをはせなければならないと思います。  ちなみに京都府下、参与があるのは木津川市を除いて南丹市一つだけだと、私の調べた結果そうなっていると思います。もし間違ったら後で訂正願います。木津川市と南丹市だけということになっております。ご本人を目の前にして大変失礼なことを申し上げておりますが、今後のことについて再度、市長のお考えを改めていただけないでしょうか、質問をさせていただきます。市長に質問させていただきます。 ◯議長(木村 浩三) 市長。    (市長 河井 規子登壇)
    ◯市長(河井 規子) 深山議員の再質問にお答えをいたします。  先ほどもご答弁をさせていただきました。合併時というのは非常にやはり3町が寄り集まって難しい問題がたくさんございます。  平時でならば、そういった役職は置かない、置いておられないのが常時でございますが、やはり合併時といいますのは、いろいろと住民の方の不安もございます。また、職員もまざり合っておりますので、今までのやり方も違います。それぞれのまちの経過も随分いろいろございますので、そういった中でいろんな問題が出てきましたときには、参与さんにいろいろと今までの経過なり、またいろいろご指導をいただいているというところでございます。  そういった点では、やはり合併時だから要る、合併時だから必要だというものもあるんだというふうに、私は今実感をしております。  合併時どれだけ行革をしていくか、どれだけ合併効果を出していくかということは非常に大切なことだと思います。ただ、先日からもご答弁をさせていただいておりますように、合併時すぐにできるものと、やはり少し時間をかけないと住民の皆様にはご理解をいただけないもの、そういったものがやはりございますので、そういったものの調整も含めて、地域審議会も含めて参与さんの役割というのは非常に大事であるかなというふうにも思っております。  水道管理者も提案をさせていただいておりますが、本当は行革でもっとなくすべきという方向ではあるというふうに思いますが、やはり合併時だからこそ、大変な事情がたくさんございまして、そういった問題をやはりみんなで解決していくという今体制に入っております。そういう点では、非常に私はいい関係の中で議論をし、そして行政を進めさせていただいているなというふうに感謝をしておりますので、参与さんも1年でというご提案もいたしましたが、やはり任期中、もう少しまだいろんな面で力を発揮していただけたらなというふうに考えております。  しかしながら、行革につきましては、先ほども申し上げましたように、これはなくてはならない、木津川市にとっては一番大事な問題ですので、これについてはしっかりと組織の中で明確にし、そして、それなりの連携をしながら、各課ともしっかりやっていきますので、大綱が出てまいりましたら実質的な計画に入ってまいります。そういう面でしっかりと今までの事業、そしてこれから木津川市全体の事業を見直す中で、木津川市にとって一番いいあり方を検討していきたい。そして実施をしていきたいと、これは私の覚悟でございますので、その辺はご理解を賜りたいと思います。よろしくお願いいたします。 ◯議長(木村 浩三) 深山さん。    (深山 國男君登壇) ◯14番(深山 國男) 14番、深山です。  市長、私は、市長がその行財政改革に取り組むんだということで、私はそこが一番、これは失礼なんですけど、気に入っているというんですか、そういうふうに考えさせていただいておる。それが、やはり水道管理者においてもそうだと思うんですが、やはりこの参与についてもそうだと思うのですが、網で水をすくうようにと言うたら大変失礼かと思いますが、漏れていくというふうなことがあってはならないと思うんです。英断をぜひお願いしたい。  うちの会派の西岡議員が委員会のときにおっしゃいましたが、議員は、先ほど私申し上げましたように汗をかいている。また住民も一生懸命汗をかいている、しかし職員も同じく汗をかいてくださいということをおっしゃっておりました。大変名言だと思っておるんですが、そのことを特に市長のお心で考えていただいて、英断をしていただきたいなと、そうでないと一体、行財政改革はどこにいったのかというふうなことになってくる。本当に市長、つまらんことでございますよ。だから水道管理者、またこの参与につきましても、ぜひ英断をお願いしたいなというふうに思っているわけでございます。そういうことで、市長の再度の答弁をお願いしたいんですが、もう出てくることは一緒でございましょう、答弁できますか。はい、じゃお願いします。 ◯議長(木村 浩三) 市長。    (市長 河井 規子登壇) ◯市長(河井 規子) 深山議員の再々質問にお答えいたします。  今ご提案いただきました参与、そして水道管理者につきましては、目的があって置かれております。それはやはり、先ほどから繰り返しております。合併時にいろんな業務の中で、そういういろんなところの旧町のところをまとめていただく、また継承していただく、そういう目的を持って置いております。だから3年という期限があります。だから私はその期限の中でいつもいろんなものを教えていただき、また旧町のことをしっかりと継承させていただきたいなというふうに思っております。  水道管理者につきましては、前回もお話をさせていただきましたように、水道の負担金であったり、また水道料金であったり、そういうことの目的でございます。ずっと必要であるというふうには、私は思っておりません。必要なことをやっていただけるならば、それで完成していただければ、それでいいのではないかなと思っておりますので、永遠にそれを置くという形では言っておりませんので、目的があって今頑張っていただいているというところだけ、何とかご理解をいただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 ◯14番(深山 國男) ありがとうございました。これで質問を終わります。 ◯議長(木村 浩三) ただいま12時10分、1時10分まで休憩します。    午後12時10分 休憩    午後 1時10分 再開 ◯議長(木村 浩三) ただいま1時10分、休憩前に引き続き再開をいたします。  3番目、曽我千代子さん。    (曽我 千代子君登壇) ◯25番(曽我 千代子) 25番、曽我千代子です。  まず、環境問題への取り組みについてお尋ねをしたいと思います。  地球温暖化で全国がCO2の削減に取り組んでいるのは周知のとおりです。特に京都は議定書の会議が行われたことから意識が高いのですが、どうして木津川市はチームマイナス6%に加入しないのでしょうか。近隣でも京都市や八幡市、久御山町などが加入しています。ぜひ加入手続を進めていただきたいと思いますが、市長のお考えをお聞かせいただきたいと思います。  次に、ごみの分別化の問題です。ごみ問題については、代表質問でも提言されておりましたが、瓶と金属との分別は早急に進めるべきだと思います。  収集回数がふえて、収集費用が高くつく、あるいは業者が対応できないとの理由であるなら、瓶や缶などの収集は軽トラックで十分集められるのですから、シルバー人材センターや地域住民組織等に仕事として出せばいいと考えます。収集業者を随意契約での特別扱いにしているから、にっちもさっちもいかなくなるのではないでしょうか。この考え方について市長並びに担当部長のお考えをお聞かせください。 ◯議長(木村 浩三) 市長。    (市長 河井 規子登壇) ◯市長(河井 規子) 曽我議員のご質問にお答えをいたします。  チームマイナス6%への加入についてのご質問でございます。  チームマイナス6%は、京都議定書による我が国の温室効果ガス削減の約束であります「マイナス6%」の達成に向けて、個人・企業・団体がみんなで一つのチームのように力を合わせ、チームプレーの意識を持ち、一丸となって地球温暖化防止に活動されている取り組みであると聞いております。  議員ご提案のチームマイナス6%に加入することで、その団体のホームページ上に加入団体や施設などの名称が掲載されていることや、専用のロゴマークを市民啓発に使用できるなどのメリットもありますことから、加入につきましては、その効果も含め十分調査し、総合的に判断をしていきたいと考えております。  例えば、グリーンカーテンの全市内への普及啓発にも住民の皆様とともに取り組んでいるところでございます。詳細につきましては、後ほど担当部長よりご答弁申し上げます。  次に、ごみの分別に取り組むべきということでのご質問でございます。  市民の皆様に分別をしていただいております分別方法につきましては、合併時の協定項目として、いかに住民サービスを低下させずごみを収集するか、議論された上に、協定されたものでございますので、現時点で分別方法を変更するということは困難でございます。今後、地球環境への配慮からもごみの減量を推進していくことが重要であります。  ごみの減量を図っていくには、分別の品目をふやして、ごみの減量を図っていくことも重要でありますが、ごみの発生を抑制することが、さらに重要と考えております。  このことからも発生抑制のための啓発事業や、また展開、検討をリサイクル研修ステーション並びに木津川市廃棄物減量等推進委員の会、エコリーダー「くるっと」という愛称がついておりますが、などを通じまして、今後も進めてまいりたいと考えております。  この点の詳細につきましても、担当部長よりご答弁を申し上げます。 ◯議長(木村 浩三) 生活環境部長。    (生活環境部長 木下 強登壇) ◯生活環境部長(木下 強) 生活環境部長でございます。  ご答弁を申し上げたいというふうに思います。  チームマイナス6%の加入の件でございますけれども、これにつきましては、地球温暖化対策の基本的な考え方として、国、地方公共団体、事業者、そして国民の一人一人が協力して、地球温暖化対策に取り組まなければ解決できない問題であると認識しております。  「チームマイナス6%」の具体的な取り組みといたしましては、特に企業・団体の活動に対して、「冷房は28度に設定しましょう」・「蛇口は小まめに閉めましょう」・「エコ商品を選んで買おう」・「アイドリングをなくそう」・「過剰包装を断ろう」・「コンセントから小まめに抜こう」の六つの行動に重点が置かれ、活動期間は2012年12月31日までとされています。  木津川市では、既に庁舎内における冷房及び暖房温度はそれぞれ28度、20度と設定し、昼休みの消灯やパソコンやプリンターの節電などを実施している状況です。  また、建設中の新庁舎では建物の屋上は緑化とし、窓は断熱効果が高いガラス素材を使用するなど、エネルギー消費量を少なくし、地球環境に優しい施設づくりを行っております。  それ以外にも、市として温暖化対策に向けた取り組みの情報発信及び啓発やイベント事業などもあわせて展開している状況です。  なお、具体的な「チームマイナス6%」の加入検討といたしましては、市民への環境問題にかかわる啓発拠点であり、情報発信基地でもあるリサイクル研究ステーションとしての加入も検討をしていきたいと考えております。  次に、ごみ分別についてのことでございますけれども、木津川市の主なごみの分別品目と収集回数は、台所ごみ、紙くずなどの燃やすごみが週2回、レジ袋、食品カップなどのビニール、プラスチック、容器包装が週1回、缶、瓶、瀬戸物などの燃やさないごみが月2回、歯ブラシ、おもちゃなどのビニール、プラスチックごみが月2回、ペットボトルが月1回となっております。  旧加茂町では缶、金属類とガラス、瓶、陶磁器類は月1回で別々の収集となっていました。現在、これらを燃やさないごみとして月2回収集をしております。  合併によりまして山城町及び加茂町地域は、新市としての統一化を図るため分別品目を減らしましたが、住民サービスの向上を図るため、逆に品目については収集回数をふやすなどの対策を講じている状況でございます。  ごみの発生の抑制につきましては廃棄物処理法においても、国民の責務として明記され、本市につきましても一番重要であると考えております。  今後につきましては、ごみの減量化も含めた循環型社会の推進を目指し、その効果を見ながら、新たな分別も検討していかなければならないと考えています。  また関連する事項といたしましては、4月からは1年間という期間を区切り、社会実験として「蛍光灯の拠点改修」にも取り組む予定でございます。  議員におかれましても、発生抑制に取り組みにご賛同いただき、啓発活動へのご協力をお願い申し上げます。 ◯議長(木村 浩三) 曽我さん。    (曽我 千代子君登壇) ◯25番(曽我 千代子) チームマイナス6%の取り組みがわかっているなら、私は市として早急に入るべきだというふうに思っています。入れない理由はないと思います。レジ袋の削減やエコドライブ、エネルギーの削減など、今の時代を反映した取り組みです。別にお金がかかるというものでもありません。住民を巻き込んで、やる気の出る取り組みだというふうに思っておりますので、ぜひ時間をかけずに早急に取り組んでいただきたいと思います。  先ほど部長の答弁でもありましたけれど、新庁舎も屋上に芝生を植えるなどして、その取り組みを図っているんでしたら、ぜひ私はこのチームマイナス6%のグループに入って、木津川市をアピールしていただきたいというふうに思っておりますので、前向きな検討をお願いしたいと思います。再度のご答弁をお願いしたいと思います。ぜひ市長の方から。  それから、瓶はどんなかけらであっても再生がきくというふうに言われております。木津川市でも瓶と缶を一緒に出しておりますけれど、業者のどこかでこれはきちっと分別されているはずなんです。そしたらそんなむだなことにお金を使わずに、最初から住民の段階で分別して出していただいたら、余計なお金は要らないというふうに思います。ですから、そのために回収に余計なお金がかかるというふうにおっしゃるんでしたら、私はシルバー人材センターなど、あるいはその市民団体など、地の利がわかっているところにお金をお出しになったら、そこの活性化にもつながるんではないのかという観点での、私は質問をいたしております。  例えば、サークルかもめは、20年近くアルミ缶を集めて社会福祉協議会に売上金を寄附しているボランティア団体です。寄附金の総計は400万円を超えます。活動範囲は南加茂台と旧加茂地域の一部ですが、軽トラック4台で午前中には終わる仕事です。  シルバー人材センターなり、ほかのNPO団体にでも仕事として出せば十分にこなせるはずです。大したお金もかからないというふうに思っております。  別に特殊なパッカー車などが要るわけでもありません。これは木津川市が収集業者を固定してしまうことで、ごみ売払金の透明化もできず、また分別も進められず、行政が硬直してしまっているというなら、まさにゆゆしき問題だと提言したいと思います。  先日来の代表質問、あるいは個人の一般質問であっても、このことは取り上げられてきたはずです。  改革はできるところから進めるべきです。こんな小さなことから始まって、大きなことができずにいるのだとご指摘したいと思います。この提言に対してどのように考えていらっしゃいますでしょうか。市長、担当部長、それぞれのお考えをお聞かせください。 ◯議長(木村 浩三) 市長。    (市長 河井 規子登壇) ◯市長(河井 規子) 曽我議員の再質問にお答えをいたします。  チームマイナス6%に、ぜひ早急に加入して活動すべきということでご意見をいただきました。早速、十分に調査をいたしまして、総合的に判断をしていきたいというふうに考えております。  それと収集の関係に対するご質問でございます。この点につきましては、部長の方からご答弁申し上げます。 ◯議長(木村 浩三) 生活環境部長。    (生活環境部長 木下 強登壇) ◯生活環境部長(木下 強) 生活環境部長でございます。ご答弁を申し上げます。  分別収集に関してのことでございますけども、これは合併当時の協定項目の中に、ごみの収集運搬と処理につきまして協議をし決定をしております。この中で、それぞれ項目が6項目ほどあるんですけども、そのことにつきましては、木津町の例により現行どおりを実施するということで合併をしております。  よりまして、これの関係で周知徹底を1年間かかってしてきたところでございます。やっと市民の皆様におきましても、木津川市のごみの分別収集方法につきまして、ご理解をしていただいていることかと思います。トラブルも今のところは非常に少なくなってきておるということでございます。よりまして、今すぐに分別収集の方法をかえるということについては困難であるかというふうに考えております。  それから収集の関係等、それから随意契約等のことについてもご質問をいただきましたけども、これは旧加茂町でも幾度かご質問をいただいた経過があるかというふうには思っておりますけども、この随意契約につきましては、ごみ収集に関しましては、随意契約そのものについては違法ではないということでの判断も出ておりますし、現状このままについて実施をしていきたいというふうに思っております。  あと、その収集、シルバー等につきましては、簡単に言いますと今、議員がおっしゃったような形で収集できんことはないというふうには、一般的には思われるかもしれませんけれども、やはりこれは一般廃棄物ということでございます。廃棄物処理法に抵触してきます。よりまして、収集運搬につきましては、市の許可制度という形の中で処理をしていかなければならないということになっておりますし、また適正な処理もしていかなければならないということになっておりますので、今1年、2年というような形、というような形の中で単年度ぐらいの中でもシルバーという形になってきますと、混乱が起こってくるということが予想されますので、今のところについては困難であるというふうに思っております。 ◯議長(木村 浩三) 曽我さん。    (曽我 千代子君登壇) ◯25番(曽我 千代子) はい、曽我です。  チームマイナス6%のことにつきましては、早急に手だてをしていただきたいと、これは要望いたします。  それから、部長の答弁いただきました、分別の方法のことでございます。合併協議の中では、ずっと私は合併協議会を傍聴しておりましたけれども、山城町も加茂町も、今まで分別が進んでいるんだから、そうすべきであるというふうに、それぞれの町長さんからもご意見が出ていたというふうに思います。  ただ、木津町の中で、ごみの分別という大変難しい問題と合併という、その二つの問題を一緒にするのが非常に難しかった。ですから、とにかく一たんはトーンが下の方の、楽な方の木津町の方に合わせたというのが実態だというふうに私は理解しております。ですが、実際合併が進みましたので、今からは今度ごみの分別ということに取り組まなければいけない時期だと、そう提言しているつもりであります。部長はやる気が全然なくって、もう難しい難しい、それ一点張りですけれども、私は随意契約が違反だとは言っておりません。違反でなくても改革すべきだという提案をいたしております。廃棄物処理法の関係というふうにおっしゃいますけれども、これはシルバー人材センターなどにその廃棄物処理法の、その許可をお取りになることをお勧め、私はすることだって改革はできるというふうに思うんです。  処理までというふうな言い方はしておりません。私は回収だけをお頼みになったらいかがですかという提案をしております。あれもこれもごっちゃにしてあれはできない、これはできないという答弁なら要りません。その辺をもう少し整理してお尋ねをしたいというふうに思います。  一つずつ、ごみ問題なんか特に、非常に以前からややこしいことできておりますので、もうこんがらがった糸のようになっているかというふうに思いますけれども、できるところから一つずつの改革をしなければいけないんじゃないですかというのが、私の今の提案です。だからそういう意味では、まずガラスと金属とを分けて、皆さんにご協力してもらうところから進めたらどうですか、今までは山城町も加茂町もそれができていたわけですから、あとは木津の方にお願いをしていったらいかがですかという話をしております。そこの中から集めるのに、その業者の手が足りない。あるいは費用が高くつくというのであったら住民参加をお願いしてはいかがですかというお願いをしておりますので、そこのところを一つずつ、糸を解きほぐすような形にして、私は行政は進めていただきたい、その提案をしておりますので、そのやる気のことについてお尋ねをしたいと思います。  市長の方からお願いしたいと思います。 ◯議長(木村 浩三) 市長。    (市長 河井 規子登壇) ◯市長(河井 規子) 曽我議員の再質問にお答えいたします。  旧木津町のときは、最初、缶と瓶をきっちり分けておりました。分けておりましたが、袋を別々に分けて出していたんですけども、業者の方で一括して瓶も缶も同じところへがらっとあけられるんです。あけてから機械で全部選別になりまして、そして後、手作業で瓶、色ごとに分けていかれますので、その中でかえって分けて袋を別々にしてもらうと、その袋のごみの量が非常に多いと、手間も非常にかかるということで、もう一緒にしてほしいということを言われました。私もごみ減量推進委員をやっておりましたので、最初はそういう形で分けていた経緯があったというふうに、私も記憶をしております。業者の方の機械が、十分にそういう選別ができるので、もうできるだけごみを減らしてほしいという要望の中で、そういう形で一緒に入れたという、私も家で分けて出しておりましたので、そういう経過で一緒に出さざるを得ない、ごみ袋を減らそうということでやったという経緯があるということだけ少しご説明をさせていただきたいと思います。  収集のことにつきましては、今までの経過と、そしてやはり確実に廃棄物を収集していただかなくては、そこだけ忘れていたとか、そういう、その事情で行けなかったということになってはいけませんので、確実に収集するということの中で、一定業者の方が責任を持って行っていただいているという経過がございます。  今、しかし曽我議員さんが活動しておられる、私もずっとアルミ缶を社協に寄附されている、売り上げを寄附されている経過もずっと聞かせていただいておりまして、非常になかなか長年できることではないことだなということで、いつも感心をさせていただいているところでございます。  どこまで、そういった形でシルバーさんなり、そういう形で参入できるのか、一度また研究もしてみないと、ここですぐにやりますということも少し、そういう答弁もできませんので、やはりそういった経過もあり、またそういった、確実に取っていかなくてはいけないという事情の中で、長年責任を持ってやっていただいている業者の方にお願いしているという経過がありますことを、ご理解をいただきたいなというふうに思います。 ◯議長(木村 浩三) 生活環境部長。    (生活環境部長 木下 強登壇) ◯生活環境部長(木下 強) 生活環境部長でございます。  ごみ分別につきまして、お答えを申し上げたいと思います。今、質問の中で、市長がご答弁申し上げられましたとおりでございます。
     一つの方法として、そういう方法があったということですけども、やはり合併協の方でいろんなことも含めまして協議をされ、どれが一番いいか、また市民の合併後、市民の方に協力していただけるのが、どれがいいか、また金額的にどの方法がいいかということも含めて協議されたであろうというふうに思っております。よりまして合併項目第26条15条ということで、ごみ収集運搬業務についてのことにつきまして決定をされておるところでございます。  聞いている話につきましては、市長が申し上げましたように、収集していただける市民の方の考え方もあったということと、それからもう一つは、手作業でやるよりも分別していくのも、それ一つの方法ですけれども、やはり機械的に、機械、瓶というのは100%きちっと処理をできる、今いい機械がありますので、それの方がより効率がいいということもあってガラス、瓶につきましては、同じ収集し分別を、事業所において機械処理をしているというのが現況でございます。  それから、シルバーでの運搬等でございますけども、これにつきましては、そういう方法も考える、考えることはできんことはないというふうに思いますけども、既設のやはり業者が事業をやっておられますし、いろんな経過もある中で、それぞれの機械整備もしてきておられるというのも現状でございます。当分の間につきましては、今のところ業者発注になっていくであろうというふうに考えております。 ◯議長(木村 浩三) 曽我さん。    (曽我 千代子君登壇) ◯25番(曽我 千代子) 環境への取り組みの姿勢を問うの2番目に移りたいというふうに思います。  今回は清掃センターの建設の関係です。清掃センターの中央地区での建設を断念したとの発表をなさってから、はや1カ月が過ぎてしまいました。何十年もかかって進めてきたことも断念するのは一瞬です。しかし、それならすぐに次の方針を出さなければ住民の信頼を得るのは難しいでしょう。  市長は、自分の任期中にはすると開き直っておっしゃっていますが、ここは冷静に積み上げて仕事をしていかなければ、残りの3年の任期すぐに来てしまいます。  木津川市内で、ほかに適切な場所が本当にないのか、精華町での継続は無理なのかという、詰めた議論が早急に必要です。  行政側の清掃センター建設委員会はやめることを決めるのに時間を要し、次の手が打てないようでは心もとない限りです。今後の方針について、どのように進めるつもりかについて市長のご答弁をお尋ねしたいと思います。  次に、民間委託への問題点です。次の場所が決まるまでは、今までどおり西部塵埃処理組合で引き受けていただけない加茂町分と、旧木津町のニュータウンの分は三重中央開発株式会社に引き続きお願いするしかないのでしょうが、そのことの引きかえに、大畑の産業廃棄物処理場計画が進んだことを考えますと、民間委託は代償が大きいと危惧をいたします。  加茂町にとってあの場所は、遠野の里の散策コースに入っていたのに、がらっと違う工業地帯のようになってしまいました。  もっとも、そうなってしまった今となっては、環境問題を考えるコースとして、新たな取り組みも必要かと考え直してはおりますけれども、加茂町としては貴重な自然環境の資源を失ったということには違いないのです。  市長はそういうことについてどのようにお考えでしょうか、この2点についてお聞かせください。 ◯議長(木村 浩三) 市長。    (市長 河井 規子登壇) ◯市長(河井 規子) 曽我議員の2問目のご質問にお答えをいたします。  今回、清掃センターの木津工場建設を断念する決断をいたしましたが、この決断は、この問題の解決をあきらめるという意味ではございません。私は皆様とのお約束を果たすために、硬直状態になってある中央地区での清掃センター木津工場の問題を一たん整理をさせていただいたわけでございます。  清掃センターの問題解決に向けての方針、方向につきましては、今後プロジェクトチーム等において検討を進める一方、西部塵埃処理組合の問題として木津川市と精華町がともにあらゆる検討を行い、この問題の解決に向け取り組んでまいりたいと考えております。  ごみの民間委託の問題でございます。このことにつきましては、今のご質問をお聞かせいただきますと、三重中央に持っていることについて、大畑の方に非常に代償が来たということでございます。そういった点についてどう思うかというご質問でございます。今までの経過の中で旧加茂町の選択として、こういう方向を進めてこられたという経過がございます。その経過についても、十分私もいろいろとご説明を受けたわけでございますが、今後は、やはり住民の皆様に安全・安心を守っていくためにも、十分配慮をしながら進めてまいりたいというふうに考えております。 ◯議長(木村 浩三) 曽我さん。    (曽我 千代子君登壇) ◯25番(曽我 千代子) 曽我です。  清掃センター建設の取り組みですけれども、中央地区で断念して一たん整理をしたということについては、何も批判をしておりません。  議会としては、みな評価している事柄だというふうに思います。しかし、それなら早急に次の手だてが必要だという提言をしているつもりでおります。今、中には民間委託の方が安くつくというようなお話も行政の方から出てきておりますけれども、私は決してそうではないですよと、加茂町の場合も次の場所を考えるまでのつなぎという形の中で、民間委託に逃げておりましたけれども、私はいつまでもそれが続くというふうには考えておりませんので、市の姿勢として一時的避難ということには理解しますけれども、新たな取り組みが必要ですよという提言をしております。  まず、一般廃棄物の処理は市町村の責務事業です。木津川市になった合併後、1年間の評価は先日来の議会を聞いている限りにおいては、市に昇格したことで信頼度が上がったというものでした。私はそれなら自立した一個の自治体、市として精華町に頼るより、独自の場所を探すべだと考えます。  先日の撤退の文章には、あちこちと場所を変更してきたために、新たな場所にも理解を得られないという旨の表現がありました。そんな甘えたことを言うべきではないというふうに思います。  合併して、地域が広くなったのですから、ほかの場所を本気になって探すべきです。広く公募して選定してもいいでしょう。そして決まればすぐに事を運ぶべきです。旧木津町はぐずぐずしていて失敗したのだと、これははっきりと申し上げたいと思います。  私は、他町村に頼って、そこに保証金や協力金を出しても、よくなるのはよその町です。また、ごみの搬送に運賃もかかります。木津川市内に場所を持てば、その必要なお金で木津川市内がよくなれるのです。焼却は公害の出ない方法をみんなで熟慮すべきですし、燃やすものが少なくて済むように、生ごみの堆肥化に取り組むべきです。私は何よりもまず生ごみの堆肥化に取り組んでいただきたいと、これは執念を持って考えております。女性市長さんですから、ごみ問題に熱心だと評価されるような、そんな施策を実現していただきたいと期待いたします。そういうことはなくして、どうして市になって昇格したなどと言えるのでしょうか。市長のお考えをお聞かせください。 ◯議長(木村 浩三) 市長。    (市長 河井 規子登壇) ◯市長(河井 規子) 曽我議員の再質問にお答えをいたします。  ごみの清掃センターの問題につきましては、一たん白紙にさせていただき、今後のことについては何も考えてないということではなくて、今、先ほども申し上げましたように、プロジェクトチームをまた西部塵埃、そして木津川市、精華町ともに、早急にどういった問題の解決方法があるのかを検討していきますので、決して、そのままとどまっているというわけではございませんので、ただ、今、方向をはっきりここでお話できる方法がございませんので、そういった答弁になっておりますけども、その辺はご理解をいただきたい、前向きに進んでまいる所存でございますので、よろしくお願いを申し上げます。  それと二つ目の生ごみの堆肥化についてでございます。実は私も旧木津町のときに、この堆肥化を何とかできないかということで、取り組みを進めた経過がございました。水口町にも直接まいりましたし、ごみ減量推進員、廃棄物減量推進員もしておりましたので、そういった中で何とかこれを資源として使えないかということで、直接視察にも行ってまいりました。そのときは収集方法がなかなか、木津は個別収集になっておりましたので、非常に、かえって費用が非常にかかるということの中でちょっと断念した経過がございますが、ぜひとも、このように農地もたくさんある中で、優秀な農地がある中で地産地消の、そういった消費できる場所もあるということの中で安全な野菜や、そういったお米を採っていくためにも、できたら、この生ごみを堆肥化できるような方法もないかなということをずっと思っている次第でございますので、今後もこういった点についても、ごみの減量をどうしていくのかということも含めて、ぜひ検討していきたいというふうには考えております。 ◯議長(木村 浩三) 曽我さん。    (曽我 千代子君登壇) ◯25番(曽我 千代子) 撤退を発表してから、もう1カ月が過ぎてしまったんです。今すぐに方向性がないのは私は理解いたします。しかし、それであったら、1回でも2回でも早急に会議を開いて、どうするかというのを検討していかなければいけないというふうに思います。最も、議会がそのあと押してきましたから、だけども1カ月何も手つかずのままで、それは水面下では何か動かれたかどうか知りませんが、少なくとも議会に目に見える形でも何も動いておりませんので、私は早く何かその方法を探っていただきたいという提言をしているつもりですので、そのことはお願いしたいというふうに思います。  議会の各会派の研修先は、みんな生ごみの堆肥化、あるいはそのごみ問題のところに研修に行きました。今、木津川市にとって、そのごみ問題が一番大きな問題です。焼却場を建てる、そのことも大きな問題ですし、ごみをどうして減らしていこうか、これ多分、日本の国、全体としての大きな問題だというふうに思います。  今、市長さんがおっしゃいました、生ごみの堆肥化の関係ですけれども、これは堆肥化にして売っているところ、あるいはただ、無料で渡しているところ、いろいろです。すぐに商品化する商品をつくるのはどこも非常に難しそうですけれども、ただそんなことで足踏みするんではなくって、まずはその無料でもいいからもらってくれるような方法で、とにかく住民の皆さんを巻き込んで、ごみを減らせる方法、先ほどの分別のことも言いましたけれども、チームマイナス6%の話もしておりますけれども、とにかくどうしたらごみが減らせるのか、リサイクルに取り組めるのか、そのことをなくしては、今、日本の国全体、あるいは地球全体が危うい時代にきているわけですから、私、その非常に女性市長さんに期待をして、その環境問題に取り組んでいただきたい。そのことを思って提言しておりますので、とにかく、もちろん夢は持ってくださっているんだというふうには信頼しておりますけれども、そのことだけではなくって、一歩でも二歩でも任期中に前に進めていただきたい。ごみ問題についてはなぜか男性は非常に関心が薄いんですよね、女性は毎日自分が家事の中でごみを出している身なのでよくわかっているというふうに思いますので、ご答弁をお願いしたいと思います。 ◯議長(木村 浩三) 市長。    (市長 河井 規子君登壇) ◯市長(河井 規子) 曽我議員さんの再々質問にお答えをいたします。  大変頑張りなさいということで、しっかりやりなさいということで、今いただきましたので、私も十分その心を受けとめまして、この清掃センターの問題には取り組んでまいりたいというふうに思っております。  ごみの減量、また分別につきましても、私も長年主婦をやりながら、今ももちろんごみの分別もやっておりますので、どうすればごみが減るのか、どうすれば住民の皆さんが参画していただけやすいのか、分別方法もどうすればわかりやすいのか、そういうことも、もっともっと取り組んでいかなくてはいけないなというふうに考えております。  今、貴重なご意見をいただきましたので、十分受けとめながら行政を進めてまいりたいと思います。ありがとうございます。 ◯議長(木村 浩三) 曽我さん。    (曽我 千代子君登壇) ◯25番(曽我 千代子) 3番目の質問にいきたいというふうに思います。  学校現場の対応についてです。  一つは、震災など有事のときの学校の対応についてです。  震災など有事のときの学校の対応については整理しておくべきだとの考えから、理事の方にお尋ねをしたいと思います。児童・生徒は学校で保護をするのでしょうか。学校は避難場所に指定されていますが、耐震の補強もまだ十分でない中に、本当に大丈夫なのでしょうか。今は警報が出たら家に帰していますが、有事の場合は家に帰すのでしょうか、その場合、父兄との連絡は、連携は取れるのでしょうか、そのことについて教えていただきたいと思います。  また、小・中学校、これは幼稚園や保育所についても同等なんですけれども、クラス費、あるいは学年徴収費、あるいは遠足等の収支報告はきちんとなされているんでしょうか。そして残金は返還されているんでしょうか、聞けば、積み立てていて、卒業記念品などにうやむやにさせられているというふうなお話も聞くんですけれども、その辺のことについてお尋ねをいたしたいと思います。教えてください。 ◯議長(木村 浩三) 教育委員会理事。    (教育委員会理事 河村 保登壇) ◯教育委員会理事(河村 保) 失礼します。教育委員会の理事の河村です。  曽我議員のご質問にお答えいたします。  学校における震災等自然災害及び火災などの災害時の対応でございます、防災計画を市内各学校で作成し、その計画に基づき避難訓練等を実施しております。実施回数こそは学校によって異なりますが地震、火災、風水害、不審者対策等について避難訓練を実施し、災害等に備えているところでございます。  有事の際の学校の対応につきましては、その災害の種類によって異なりますが、例えば警報等が発令された場合、通常、児童・生徒は学校で保護をすることにいたしております。その後、安全が確認された時点で、教員が同伴の上、集団下校をすることといたしております。また、昼間不在家庭等もございます。これらにつきましては、毎年度当初に昼間不在である旨、保護者と連携をとりまして連絡の方もいただいております。  また、その児童につきましては、保護者の迎えがありますまで学校の方で保護することといたしております。  学校が避難場所に指定されているが、本当に大丈夫なのかというようなご質問もございましたが、先ほど議員も述べられましたように、耐震等のまだ不備等もありますので、本当に大丈夫かということでありましたら、大丈夫だというふうに言い切れる部分はございません。ただ、やはり有事の場合は、まず学校の方で預かって、安全を確認してから帰すなりというふうな形を取らせていただいております。  それから、次に小・中学校等における学級費、学年費等につきまして、これら毎月徴収し学期ごとに収支計算書を保護者に渡しております。額も少額でほとんど残ることはございません。また、遠足等につきましては遠足後に必要費用のみを徴収するため、事後、精算し返金なども行っておりますが、残金が発生するというようなことはございません。  なお、保育園では、実費金額を徴収しておりますのは、5歳児のお別れ遠足の入館料等だけであるため残金は発生せず、そのため収支報告は特にしていないということでございました。  学校現場の対応につきましては、以上のとおりでございますが、教育委員会といたしましても学校と連携を行い、より適切な対応に努力してまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(木村 浩三) 曽我さん。    (曽我 千代子君登壇) ◯25番(曽我 千代子) 確認だけしたいと思います。  有事の際に父兄が、例えば勤めていていないというような場合は、学校にとめおかれるのか、その辺のことだけもう一度確認をしたいというふうに思います。  それと学校での徴収の費用ですけれども、以前には修学旅行費などが、町が補助、今まで加茂町でしたから、町が補助をしていたんですが、補助したからといって修学旅行費の親の負担が減るわけではなくて、別に旅行が豪華なものになったわけではなくて、結局は何か業者の方の高値になったというふうなことで、住民からたくさん苦情がきたことがございます。  今、これ多分父兄会、PTAというんですかね、保護者会というんですかね、そこが集めていらっしゃる分と、学校が徴収されている分と両方あるというふうに思うんですが、学校の分はほとんど引き落としなんですかね、私この苦情がきましてから、あちらこちら電話して聞いてみたんですけれども、引き落としの分については、何となく見ているからよくわからないわという話と、それと別には役員さんがお集めになるクラス費というんですかね、何かそういうものについては毎年、幾ら幾ら残りましたという報告は来るんだけれども、次の学年に持ち上がりになる、結局最後はその返してもらえずに、たくさんお金がたまって使い道が、今の生徒だけのものではないということで、使い道なく困っているという学校もあったように聞きましたし。それは教育委員会の責任ではないのかもしれませんけれども、父兄会がなさっていることだと言って逃げるという手もあるのかもしれませんけど、父兄の中からその辺の不満もごっちゃになって出てきておりますので、私は一定整理が必要なのかなというふうに思いますので、その二つのことについて教えていただきたいと思います。 ◯議長(木村 浩三) 教育委員会理事。    (教育委員会理事 河村 保登壇) ◯教育委員会理事(河村 保) 失礼します。  有事の際の件につきましてですが、先ほど昼間不在等の家庭、昼間不在家庭等のことも申しましたけれども、帰すべきときに保護者がおられないときには、学校ではとめおきをしております。安全を確認してから帰すというようなことをしております。  それから、諸費等ですね、これは引き落としで行っております。それから、そういったものが翌年に繰り越されて、残金として残ってきて困っているというふうな、そういうことはないというふうに見ております。  例えば校外学習とか修学旅行等では、その一度一度で精算をしておりますし、それから教材費等では教材費として集めたものを教材費として精算をしておりますし、それから学年費、学級費等、集めたものにつきましては、それぞれ備品等、共同で使うものを購入しまして、どういったのを購入して使用しているか、幾ら残ったかということで、その年度年度で収支決算をしていくという形をとっておりますので、残って残って困っているというふうなことはございません。というふうに理解しております。 ◯議長(木村 浩三) 曽我さん。    (曽我 千代子君登壇) ◯25番(曽我 千代子) 今の理事のご説明の中で、多分、教育委員会側ではそうなんでしょうね。それとは別に父兄会の方がお金を集めているというふうなことが独自にあるのかどうか、その辺のお金の使い道については、学校は一切関知していないのかどうか、そこだけ明確にしていただきたいと思います。 ◯議長(木村 浩三) 教育委員会理事。    (教育委員会理事 河村 保登壇) ◯教育委員会理事(河村 保) 失礼します。曽我議員の再度のご質問にお答えいたします。  今、保護者会と言われますのは、そのPTA会費のことかなというふうに思います。PTA会費につきましては、学校の方での会計は行っておりません。これはPTAの方で独自に会計を行っておられますので、それぞれのPTAによって異なってくるのではないかというふうに思います。 ◯議長(木村 浩三) 曽我さん。    (曽我 千代子君登壇) ◯25番(曽我 千代子) 次に行かせていただきます。  住民からの不満問い合わせについてです。  一つは、職員採用についてです。テストの成績を公開する斬新さだとマスコミにアピールしながら、なぜ落ちたかと尋ねても答えてもらえなかった、裁量の働く面接は、最後ではなく2番目にすべきであるとのご意見をいただきました。市長はどうお考えでしょうか。  また、今年度94人の受験者だったそうですが、今年度の採用は何人が決まったのか教えてください。  次は、図書を他府県から借りた場合の運賃の自己負担についてですが、それはどうしてなのでしょう。実際にそういうことが起こった場合があるのでしょうか。そのようなときの対処はどうなっているのでしょうか。  例えば、市の備品として買った方が早いのか、インターネットでの閲覧など不可能なのか、そういうことについて教えていただきたいと思います。  また、住民票の記載事項は、合併での電算処理後は不評でしか出なくなった。これは例えば住所変更をした場合、あるいは家族間で移動があった場合のことらしいのですが、10年もしくは5年経過すると書類を廃棄処分にすることから、履歴の記載証明が出なくなるということが、要するに過去のことの履歴を後になって証明が欲しいと思っても出なくなるということをおっしゃっているらしいんですが、そのことを住民に周知すべきだというご意見ですが、このことについてはどんなふうにお考えでしょうか。  また、携帯電話のアンテナ基地の設置許可についてですが、家のすぐそばの公共用地に携帯電話のアンテナが3本も立った、電磁波などの障害の基準が決まっているわけではなく、安全性の確保ができないのに、公共用地に立てるのはふさわしいのか、公共用地にこのようなものを立てるのは、何らかの基準が必要であると考えるというご意見ですが、公共用地にこういうものを立てるのはふさわしいのでしょうか。土地使用料は幾らぐらい市に入るのでしょうか。  まずこの4点について教えてください。 ◯議長(木村 浩三) 市長公室長。    (市長公室長 田中 達男君登壇) ◯市長公室長(田中 達男) 曽我議員の4点にわたる質問のうち、1点目の職員採用についてご答弁を申し上げます。  今年度に実施いたしました、職員採用試験におきましては、まず第1次試験で筆記試験及び専門試験を、第2次試験で適性検査と小論文の試験を、第3次試験では個人面接を行ったところでございます。  試験の結果につきましては、木津川市個人情報保護条例の規定に基づきまして、受験者本人の申し出によりまして、本人の得点及び順位を簡易開示により開示を行ったところでございます。  しかしながら、ご指摘がございました内容につきまして、受験者のご家族の方から今後の参考のために不合格となった理由の照会が電話でございました。その際には、得点と順位につきまして、ご本人にのみ開示できるものであること、また不合格の理由につきましては、お答えできないとの対応をしたところでございます。その理由といたしまして、まず第1に木津川市の個人情報保護条例第28条の規定に基づきまして、簡易開示を行う項目を本人の得点及び順位のみと定めていること。
     次に、不合格理由を明らかにすることは合格者の得点も明らかにした上で、その差などを説明する必要があることから、個人情報保護制度の意義に反するものであること。  3点目には、通常どのような試験におきましても、不合格となった理由を明らかにするものではないこと、以上の点から、さきのとおり対応を行ったところでございます。  また、面接試験を最終ではなく第2番目にすべきとのご指摘でございますが、都道府県や他の自治体における採用試験におきましても、ほとんどの団体において同様の最終試験で面接試験を実施しておりまして、この方法が通常の試験方法であるという認識をいたしております。  最後に合格、採用予定者でございますが、今現在5名の予定をしております。  以上でございます。 ◯議長(木村 浩三) 教育長。    (教育長 久保 三左男登壇) ◯教育長(久保 三左男) 教育長です。  曽我議員の4問目、2点目のご質問にお答えいたします。  図書館利用者から図書のリクエストを受けた場合、まず京都府内の公立図書館の図書相互貸借システムによる京都府図書館総合目録ネットワークで、各館の蔵書を検索した結果、その館にリクエスト図書があれば該当館に連絡、貸出依頼し、京都府立図書館が運行している府内図書館を定期的に巡回している連絡車にてリクエスト図書を取り寄せることができます。  この連絡車の利用は無料となっておりまして、リクエストされた方への配送料の負担はございません。しかし、府内図書館にリクエスト図書がない場合、京都府外の全図書館の蔵書を検索し、リクエスト図書があった場合、貸出依頼し、木津川市立図書館に郵送していただくことになり、貸し出しと返送に必要な郵送料が必要となります。  なお、府外図書館からリクエスト図書の、平成19年4月から平成20年2月までの利用件数は4件で負担いただきました往復の郵送料は合計で4,880円となっています。  以上です。 ◯議長(木村 浩三) 生活環境部長。    (生活環境部長 木下 強登壇) ◯生活環境部長(木下 強) 生活環境部長でございます。  3つ目の住民票に記載事項に関します、住民への周知についてご答弁を申し上げたいというふうに思います。  戸籍住民票関係の諸証明につきましては、使用目的に応じ、申請者に記載事項を確認していただいた上で、交付しているところでございます。また、ご指摘のように、住民基本台帳法施行令で保存期間が定められているものにつきましては、交付できない場合もあります。  ご提案いただきました住民への周知につきましては、今後必要性、方法等について検討してまいりたいと考えております。  以上です。 ◯議長(木村 浩三) 建設部長。    (建設部長 炭谷 育夫君登壇) ◯建設部長(炭谷 育夫) 携帯電話のアンテナ基地の設置許可についてご答弁させていただきます。  携帯電話やPHS等の通信事業は、電気通信事業法の規定に従って実施され、通信事業者が、その事業の用に供する施設は公共性の高い重要な施設と位置づけられております。携帯電話等の通信基地やアンテナなどの通信施設を公園に設置することは、都市公園法に規定する占用許可の条項に該当し、問題はありません。  国では、アンテナ等の通信施設の設置を積極的に進めて、災害等の非常時の通信の安定を図っていく方針を打ち出してございます。市におきましても公園等の公共用地に対し、通信事業者から設置申請が出された場合は、公共の通信の確保の観点から、許可をいたします。  なお、許可に当たりましては、具体的な設置場所や施設の塗装・着色などにおきまして、周辺の環境と整合を図るなどの配慮が必要ですので、許可手続において申請者に対し指導を行っています。  占用料の関係でございますが、木津地域におきましては1本1,220円でございます。加茂地域におきましては1本2,000円でございます。山城地域につきましては、事例がございません。  以上でございます。 ◯議長(木村 浩三) 曽我さん。    (曽我 千代子君登壇) ◯25番(曽我 千代子) 曽我です。  職員採用の件について何人か、今お採りになったのが何人かちょっと聞き取れなかったんですが、5人ですか、わかりました。5人ね。  それと図書の関係ですけれども、4件で4,880円というお答えでした。これは特殊な本で、市内でそろえるよりは、毎回その都度、借った方がいいようなものなのかどうか、一たんはご負担願ったけれども、その後、備品としてそろえましたということになるのかどうか、その辺をお答え願いたいというふうに思います。  それと住民票の関係ですけれども、そのときは必要がなかったとしても、住民票を動かした、あるいは家族内で移動があったというふうな場合には、その移動の証明は5年しか出ませんよということをやっぱりご本人なりに通知する必要があるかというふうに思いますので、その辺の周知徹底についてはきちっとしていただきたいというふうに思いますので、ご答弁をお願いしたいというふうに思います。  それと境界のアンテナ基地です。加茂と木津となぜお金が違うのか、よくわかりませんけれども、この苦情をおっしゃっていた方は、ペースメーカーを入れているので、それ基本的には電車の中でもペースメーカーを入れている人のそばには、携帯電話の人は寄らないでくださいというお話がありますので、今まで自治会の場所、あるいはそういう場所にあることでも、ずっと置かないでくださいという運動を何人かでしてきましたと、ところが今度は木津川市の公共用地に建ったと、それはないんじゃないかというふうな形で私のところに電話が入りました。確かに公共性はあるでしょうけれども、年間1,000円か2,000円ぐらいしか市に入らないものをね、あえてそういう弱者がいらっしゃる可能性があるような場所に設置する必要があるのかどうか、私はそのことの整理をやっぱり市として、きちんとした基準を決めるべきではないかというので、今回、質問させていただいております。  まず、職員採用のことについてですけれども、試験を受けるまでに縁故で採る人が決まっているんではないかというご不満です。この方は1次試験も2次試験も好成績で面接で落ちたということです。面接まで残った人は何人だったのでしょうか。市長はせっかく受験してくださった方からどうして、このような不満が出たとお考えでしょうか。まず、そのことのお考えについてお聞かせ願いたいというふうに思います。  それとアンテナの、携帯電話のアンテナですけれども、私は公共用地の利用としてふさわしいとは思いませんので、そのことについてもう一度ご答弁を願いたいというふうに思います。 ◯議長(木村 浩三) 市長。    (市長 河井 規子君登壇) ◯市長(河井 規子) 曽我議員の再質問にお答えをいたします。  今回の職員採用につきましては、私も発表をいたしておりましたように、公明正大で、また得点も順位も本人が申し出がありましたらすべて開示をしておりますし、一切そういった特定の人を採るためなんていうことは全くございません。初めから、そういう形で公明正大にやっておりますので、ご不満があったということではございますが、その点につきましてはご理解をいただきたいというふうに思います。公明正大に行わせていただきました。 ◯議長(木村 浩三) 生活環境部長。    (生活環境部長 木下 強君登壇) ◯生活環境部長(木下 強) 生活環境部長でございます。  再度のご質問にお答えをしていきたいというように思います。  記載事項の過去の証明の、異動のときの過去の証明でございますけれども、議員が今おっしゃっていただいている分につきましては、先ほど申し上げましたように、申請者に記載事項を確認をしていただいた上で、これでいいかどうかということで交付をさせていただいているという状況でございます。  このときに、いやいやこの分については過去のものを欲しいという話になりましたら、それはそれでの対応をさせていただいているということでございます。今回につきまして、議員がおっしゃっていただいていることにつきましては代理人の方が来られたというふうにお話を聞いております。その中でそういうことがなかったので記載事項につきまして、現在のものを交付をしたということでございます。  ただ、議員がおっしゃっていただいていますように、これらすべてご理解をしていただけないというのを市民の方にもあるというふうにも思われますので、それにつきましては、先ほど申し上げましたように今のところ広報でしかないかなというふうに思っているんですけども、広報等で市民の皆様にこういうことがありますので注意をしてくださいということでの周知を図っていきたいというふうに考えております。 ◯議長(木村 浩三) 教育長。    (教育長 久保 三左男君登壇) ◯教育長(久保 三左男) 曽我議員の再質問にお答えいたします。  リクエストされた図書の刊行年が新しく購入できる場合は京都府立図書館に木津川市立図書館よりリクエストして購入をしていただき、貸し出しを受けられますが、京都府立図書館で予算等の都合で購入していただけない場合はリクエスト図書の利用価値等を見きわめ、木津川市図書館で購入することになります。しかし、リクエストされた本が刊行年が古く廃刊している図書等につきましては、新たに購入することができませんので、今回のご質問ですけれども、どのような本だったかということについては詳しくは承知しておりませんけれども、図書館が対応していますこの例からいきますと、多分古くて廃刊になっている本だというふうに認識をします。そういうことですので、京都府外から取り寄せ、それらにつきましては郵送料の実費をご負担いただいたというのが実情でございます。  以上です。 ◯議長(木村 浩三) 建設部長。    (建設部長 炭谷 育夫君登壇) ◯建設部長(炭谷 育夫) 建設部長でございます。  アンテナから出るものにつきまして、体に対しての影響はということでございますが、携帯電話の、この種類の電磁波につきましては、非常に低い数値でありまして、安全上は問題ないという範囲で規制されております。心臓、ペースメーカーにおきましても、ほぼ皆無ということで聞いてございます。また、これの設置に関しましてですが、公共性の高いものということで、災害時や非常時に、その通信に安定を図っていくという方針を出しておりますし、この国の方針に従いまして、設置を積極的に進めている国の方針に従ってまいりたいというふうに考えてございます。  また、加茂と木津との占用料の金額の差でございますが、これは電柱と同じ扱いでございまして、それぞれ木津と加茂との占用料が違いましたので、このとおり占用料を徴収しております。  以上でございます。 ◯議長(木村 浩三) 曽我さん。    (曽我 千代子君登壇) ◯25番(曽我 千代子) 曽我です。まず、職員採用の件についてですが、成績表などが受験には必要だそうですね。しかし、成績なんか関係ないと担当職員から言われたということです。必要のないものを、なぜ出させるのかというご意見です。だれだってそう思います。この方は、また後日、木津川市など職員採用のテストを受けてもむだだ、初めから採用する人物は決まっている、来年も再来年の既に採用する人は決まっているのだという匿名での嫌がらせ電話を受けたというのです。市長は、こういううわさが広がるのをどうすれば払拭できると考えられますか。私も裁量権の働く面接は2番目にするのが望ましいと考えています。やっぱり裁量権が働くのが面接ですから、そういう意味ではほかの市町村が3番目にしているから最後にするというのでは木津川市として幾ら点数を公表しても、こういうご不満が残るのを私はいた仕方がないというふうに思います。  むしろ論文を最後に持ってきた方が、ご本人は納得なさるんではないでしょうか。今後こういう不満を残さないために、私はぜひ善処していただきたいというふうに考えますので、そのことのご答弁をお願いしたいと思います。  図書の関係です。図書の関係では、先ほどのご答弁で結構です。特殊な本だったら、それ1回切りということもありますでしょうし、リクエストなさって興味のある方が市内にいらっしゃるんであれば、府の図書館なり市の図書館でおそろえいただきたいというふうに思いますので、これはそんなふうで結構だというふうに思います。よろしくお願いしたいと思います。  それと住民票の関係ですけれども、広報等で動かした場合には必要であれば、5年以内に廃棄されてしまいますので、その移動した書類が、ですから5年以内に一度取っていただいておかないと、履歴が残りませんよというのを、私は住民の皆さんに公表しておかなければ後になって必要なときに出なくて、トラブルの対象になるというふうに思いますので、これは私は、ぜひ木津川市の広報を使いまして、そういう周知を一度、あるいは二、三度ね、目につくような形で載せていただきたいというふうに、これは定期的にしてほしいというふうに思いますので、これはまた、要望にとどめますが、そのつもりがあるかないかだけ市長、あるいは副市長の方からご答弁を願えたらというふうに思います。  それと、アンテナ基地の関係です。PHSでは、病院でも使われているから、ほとんどペースメーカーなんかにも問題はないというご判断ですけれども、そうですね、PHSだけなのかどうか、ほかの携帯電話はそんなことになってないのかどうかね、その辺の確認をしたいのと。この3遍目ですから、やっぱり電磁波についての被害というのは、まだ出てこないわけですね。石綿についての被害も何十年も出てからね、問題になってくるようなわけですから、私はやっぱり疑わしきものは公の場としては設置しないという方が正しいというふうに思います。災害のためのときのPHSだけですということであったとしてもね。私はもう少し議論なり精査なりが必要だというふうに思いますので、私はその辺、お考え願いたいというふうに思います。  国に協力したいというふうにおっしゃいますけれども、国の言うことを聞いていて、必ずしもそれが正解だったというわけではありませんので、その辺、市として、こういう苦情がない場合でしたら問題ないんでしょうけれども、そういう方たちの家のすぐそばに3本もアンテナ基地が立ったということで、それがPHSであるのか、全然違うものであるのか、本人にはわかりませんので、その辺やっぱり周辺に同意を求めるとか、民家から何10メーター以上離れているとか、そんな基準のようなものを木津川として、私は早く確立する必要があるというふうに思いますので、そのことについてのご答弁をお願いしたいというふうに思います。  以上です。 ◯議長(木村 浩三) 市長。    (市長 河井 規子君登壇) ◯市長(河井 規子) 曽我議員の再々質問にお答えをいたします。  職員採用の件についてでございます。私は職員採用、このたび、私、久しぶりでございまして、3町、職員を採っていないわけでございます。木津川市を支えていただく職員採用ということで、最初にも申し上げましたように、公明正大にきちっと、そういった試験をやらせていただきますということを最初にお話をさせていただきました。そのとおりに実施をさせていただきましたし、最終、私がこの人とこの人と決めたということでは決してありません。総合判断の中で決めてもらったということですので、一切そういったことはありませんので、誤解のありませんようにお願い申し上げます。 ◯議長(木村 浩三) 建設部長。    (建設部長 炭谷 育夫君登壇) ◯建設部長(炭谷 育夫) 現在、先ほどのご質問でございますが、今のPHSの関係につきましては携帯電話の20分の1程度の電磁波ということで聞いてございます。今、議員ご指摘の体への影響というものにつきましては、現在、携帯電話本体が、使用するに当たりまして耳のところで聞くわけですが、そこで脳に与える影響とか、そういうものを懸念されておりまして、その辺を病気との因果関係が研究されているというふうに聞いているところでございますが、今、携帯電話の20分の1のPHSの電磁波ということでございますので、私どもとしては報告で聞いておりますのは、心臓のペースメーカーというんですか、それについても、影響につきましては、ほぼ皆無ということで聞いております。そのことによりまして、国のことをすべて信用しているわけではございませんが、緊急時の対応ということで公園等に設置につきましては、公園のことについては協力をしていきたいというふうに考えてございますし、公共の通信の核と、こういう観点から許可をしているところでございますし、ご理解をいただきたいというふうに思います。  以上でございます。 ◯議長(木村 浩三) 生活環境部長。    (生活環境部長 木下 強君登壇) ◯生活環境部長(木下 強) 生活環境部長でございます。  ご答弁申し上げます。法律では確かに5年につきまして保存期間が決められておるところでございます。これらを含めまして住民の皆様に広報等で通じまして周知徹底を図っていきたいというふうに考えております。 ◯議長(木村 浩三) 4番目、大西宏さん。    (大西 宏君登壇) ◯8番(大西 宏) 8番議員、大西宏でございます。  1問につき質問いたします。新庁舎のあり方についてであります。この新庁舎はことし8月に竣工する予定で着々と工事を進めています。旧木津町の50年経過した老朽化庁舎がやっと更新されるということ。そして、3町合併の新しい市の本庁舎に生まれ変わるという、市民の感慨と希望の新庁舎というべきものではないかと考えます。その市民の喜びといいますか、感慨と希望の庁舎にこたえなければならない責任があるわけでございます。そして、それにこたえるべく庁舎の設計には、構造や設計内容につきいろいろ多くが繁栄されているわけでございます。設計の基本的なコンセプト、いわゆる基本思想でございますけれど、木津町の議会のときに庁舎特別委員会がございまして、その中に提示したものがあるんですが、六つありまして、次の内容でございました。  一つ目は、シンプルで使いやすいを基本としながら、市のレベルの品位と格式を備える庁舎であることということで、簡素でありますけれども、設計的にいろいろ材料とか色彩、その他構造的なことがいろいろ配慮されて設計されたということでございます。  二つ目は、市民に開かれた、市民が親しみ、利用しやすい庁舎とするということで、その具体化としまして市民活動スペース、そして、1階と2階にエスカレーターを設けて一体的に執務状態をして、住民のためにやるという配置をすると。それから、議会の傍聴もしやすいような構造にする。市民との相談コーナーや展示スペース、そういうものもいろいろ設置するという設計にされておるわけです。  3つ目は、時代の変化に対応できる柔軟性の高い構造とすると、これバリアフリーとか執務環境が時代の変化によりまして組織変更、配置の構成が変更されても柔軟性に対応できるというような構造するということでございます。そして、具体化としましては、議場はフラットにしていろいろ配列もできるような、可能にしようと、それから、執務環境につきましては間仕切り、机の配列、その他可動式の、この取り入れて柔軟性があるようにしようと、こういうような構造になっているわけです。  四つ目は、長寿命で、かつ維持管理が経済的なものにするということで、維持、運営管理費の少ない経済型に徹底したきめ細かい配慮をするという設計にすると、こういうふうになっております。そして、その具体化としましては、執務場所は採光、光の取り入れですね。採光や温度が安定する北側に配列すると、一般的には南にしたがってますけど、そういうことで北側に基本的に配置するということでやっております。それから、建物は断熱のために壁面に断熱ブレードをつけたり、空調につきましては、自然換気が優先でありまして、天井にシーリングファンをつけまして、それをゆっくり回すというようなことで温度むらとか、快適性を向上させると、吹き出しについては床吹き出しと、それから個別空調の組み合わせで快適性を十分考慮したものになっていると。それから、窓際の照明につきましては、自然採光が基本でありますけれど、窓際の照明については明るさで自動調光すると、そういうような配慮もされていると。トイレや廊下などについては人の感知をしまして、照明制御をされると、そういうような細かい設計がされているということでございます。  そして、五つ目は、将来、情報化がいろいろ進んできますから、それに柔軟に対応できるものとするということでOAフロアや将来の情報環境に対する基盤整備が整うことにしなければならないということになって、それがOAフロア、配線処理が、机がどのように移動しようと容易にできるというようなことが設計に入れてあります。  そして、第6番目は、耐震対策、防災対策、それから執務環境の向上などの配慮がされているものにするということで免震構造、浸水対策に対しては設備機器を上の階に配列すると、こういうような設計面では十分配慮された構造になっているわけです。そして、もう一つ設計業者を選定するときに行政側が示した設計プロポーザル、これ業者に示す基本思想を伝える新庁舎基本方針というのがありまして、それを見ますと住民サービスの側面では、住民サービスの向上をさせるような庁舎であるということと。ほかに地域の活性化に寄与する施設であると、こういうふうにうたわれているわけです。  それから、市民の立場でわかりやすく利便性の高い窓口サービスが可能なフロアにすると、こういうことになっております。また、事務環境の側面では執務されている職員の方の健康的、効率的に執務が行える施設とすると。それから、社会的側面では情報化に対応する。あるいは国際化社会に対応できる施設とすると、こういうようなことがうたわれているわけです。それで、そういうものの設計とか、使い方において、それが達成できる庁舎であるべきというのを今まで皆さんのいろいろの意見が折り込まれて、できてきつつあるわけですけれども、このような基本的な要望に対してはハード面、今お話ししましたように一つの切り口で言いましたけれども、ハード面の構造や機能が折り込まれているわけですけれども、しかし、新庁舎の価値ですね、価値というのはハード面と、その活用の仕方、すなわちソフト面の両輪がそろって評価されるわけです。その総合評価というのは、今言いましたように構造的な最新の考え方を折り込んでいるからいい庁舎だというんじゃなくて、ソフト面のウエートが住民から見たら高く評価されると思います。ただ単にきれいだけじゃないかと、こういうのが一番残念だと思うわけです。庁舎というのは職員や、我々議員のためばかりでなく、真の住民のためになる新庁舎へ向けて今回はソフト面を中心に新庁舎のあり方を、どう考えたらいいかということで質問させていただきたいんです。  大項目で三つに分けて質問をさせていただきます。一つは新庁舎をうまく使うためにどのような総合的な検討をされたのかということでございます。その細目としましては、庁内にこの新庁舎完成に当たりまして、新庁舎活用委員会というものを組織されたと聞いております。これの活用内容と、その繁栄をどういうように考えておられるのかと。それから、庁舎のあり方について先進自治体がいろいろあるわけで、そういうところをいろいろスタディーされたのか、それで参考になっているところは今回、取り入れようとされているのか。また、オフィスという立場から現在の時代がかわりまして、いろいろオフィスのあり方というのが、企業のオフィスがどんどん建っている状態で、専門のオフィスコンサルタントを、この機会に受けてアドバスですね、こういうものを受けられたのかどうかということです。  二つ目は、先ほど住民のための庁舎として、質が高く効率的な人に優しいサービスの具体化はどのようにするのかということでございまして、ちょっと細かいですが、三つばかり細項目を質問させていただきます。  質が高く効率的な、そこに具体化は窓口をワンストップサービスにするというのが、前からうたわれております。これは一般的には総合窓口方式と言われているわけで、看板どおり、これ総合窓口を行うのは市民のニーズが非常に多様化しておりまして、業務を複雑化していると、こういう状態で特定の職員が、すべて住民が、そこへ座ればその人が全部答えてくれて処理するというものは限界があると言われているわけです。だから、言葉は構造窓口というように言うわけですけど、実際には、そういうものはあり得ないわけなんで、限界があるというのが言われているわけです。そうしたらどういうふうにしたらいいかと言いますと、事務処理に精通した職員と住民のいろいろのニーズを聞きまして、それに対応できる専門職員がバックヤードといいますか、近くにおりまして、それを連携すると、いわゆる集合窓口ですね、集合というか、チームワークで対応するという集合窓口方式がよいのではないかというのが、今、時代というか、いろいろほかの自治体でも言われているわけなんで、ワンストップサービスということを言われているわけなんで、それはどういう形でやろうとされているのか、具体的に、考えられているのかお聞きしたいと、こういうことでございます。  二つ目の細目ですが、人に優しい観点の実現はどうするかということです。例えば、高齢者とか障害者に関連する課は玄関の近くにおいてるのかということですね。上の階まで上らなくても、やっておられるのか、そういう優しい配置がされているのかどうか。それから、住民と接点の多い課ですね、これは対面式といいますか、住民の方に向かって座る、職員の方が座る対面方式、これは企画部門であれば島方式といいますか、2列に並んでやるのが普通でしょうけれども、対面方式というようなことも考えておられるのか、それから、住民との対応が長引く場合にはカウンターのところでできませんが、そのときは簡単な対応場所をどういうふうに確保されているのかですね。それから、待合いのスペース、それから、順番待ちでばらばらに住民が来られたら、処理が終わったら次の方というふうになりますけれど、今、郵便局なんか全部、簡単に番号札を渡しているところがございます。そういうような簡単なものをですね、住民のことを考えたら、そういう新たしいシステムを、番号札システム、そういうものを考えておられるのか、それから、新庁舎ができましたら案内表示というのが重要でございます。これは多言語ですね、今ほとんど日本語だけしか書いていませんけれども、そういう多言語表示はどういうふうに考えておられるのか。それから、行政の情報発信、そういうようなことはどういうふうに、住民に対して優しい対応の仕方について、知恵や工夫がどうなっているのかを二つ目にお聞きしたい。  それから、3番目でございますが、人に優しい庁舎ということが実現できますと、住民からは親しみやすい庁舎だなということになりして人が集まると、同時に中心市街地活性化の原動力になるというのが望ましいわけなんです。先ほども地域の活性化に寄与する施設というふうにプロポーザルで建築設計者に要求しているぐらいですから、そういう中心市街地の活性化に寄与する原動力になると大変好ましいわけです。そのために住民活動コーナーというスペースがございます。それの活用はどういうふうに考えているのか。それから観光案内の問題、それから展示コーナーが3階ぐらいまで一部ありますけれども、そういうふうな展示コーナーはどういうふうに具体的に考えておられるのか、その3点を2番目にお願いしたいと。  三つ目は、働きやすく能率が上がるオフィスとしての具体化はどういうふうにしているんでしょうかということで、1点目は効率よく動ける職員の動線ですね、むだのない動線ができるように考えておられるのか、それから書類の効率的保管体制、それから退庁時に、仕事が終わったときに机の上の書類が全然ない状態というのが普通なんですよ、民間企業へ行くと企業秘密がありますから、全部机の上には置かなくて帰るんですよね。少し書類箱があってもいすの上に置いて、全くここはないというような状態が普通に教育されているわけです。そういうような書類の管理ですね、これ機密情報、個人情報保護とか言えています、庁舎の中でそういうことをぴちっとやっておかないと、これは時代から見ますとおかしいと、こういうことで机上の上を書類なし、これは掃除しやすいという面もあるわけですけど、そういうような、何か規律をぴちっとやるような仕掛けを考えておられるのかということが心配でございます。  それから、もう一つはパソコン装備は各自、進んでいると思いますけども、電話の装備が各自一つかということと。それから、出退勤システムで、また企業なんかは全部IDカードで全部すっと触れると、もうシステマチックにコンピューターに入って残業とか、みなそういう計算ができるようになっているわけですけど、そういうような新しい先進的なIT装置ではどういうふうに考えておられるのか、これは一気にできなくても徐々にそういうものを、新庁舎ができたら新しいことを導入して職員の方にも負荷がかからない、そういう装備はやっぱりやるべきやと思うので、この機会にやった方が一番いいと思いますので、その大項目3点について、まず細目いろいろ申し上げましたけれども、そういうことでご答弁をお願いしたいと思います。 ◯議長(木村 浩三) 市長公室長。    (市長公室長 田中 達男君登壇)
    ◯市長公室長(田中 達男) 大西議員の新庁舎のあり方についてのご質問にお答えを申し上げます。庁舎関係等、有効利活用検討委員会につきましては、昨年の12月に新庁舎及び各支所の建物や必要な土地について、その必要性や有効な利活用方策について関係部局が総合的に判断する組織でありまして、その方針を定めるよう指示があったものでございます。新庁舎への配置計画につきましては、建物が完成すればすべての部署が直ちに入るのが本来でございますが、来庁者や公用車の駐車スペースの確保や旧本庁舎4棟の解体整地工事、安全確保等の課題があり、現在、分散している部署のうち経費等を考慮いたしまして、本庁業務の移転のほかにNTT京都木津支店にある建設部と産業振興課を優先的に戻るように考えております。その他の部署につきましても住民の利便性向上を考慮して、どのような方法が一番よいのか、現在、検討を重ねているところでございます。今後できるだけ速やかに具体的な計画を確立させてまいりたいと考えております。また、土地、建物の有効利用については、全部署に必要とするスペースや空きスペースとなる箇所や土地について調査いたしまして、それぞれの有効利用を検討いたしております。  次に、専門のオフィスコンサルタントの関係でございます。完成後の庁舎運営に関しましては、基本設計作成までに庁舎運営や設計に関しての資料収集を行い、そこで得た参考となる事柄を庁舎建築設計に反映をさせております。  例えば、壁を極力減らし、柔軟にレイアウト変更が可能な構造としたことや来客者の移動に1階と2階を結ぶ動線となるエスカレーターを配置したこと、さらにオストメイトを4カ所設置することなどでございます。また、新庁舎内の執務配置計画につきましては、既存の什器・備品をできるだけ有効活用することを心がけながら、具体的な転用計画を含めた配置計画、移転計画をまとめているところでございます。  次に、住民の皆様のためにある庁舎として、質が高く効率的で人に優しいサービスの具体的な実施方法の一つといたしまして、総合窓口ワンストップサービスにつきましては、昨年の秋から新庁舎の建設にあわせまして、木津川市方式の総合窓口ワンストップサービス機能を整備するための検討作業を進めてまいりました。この検討会は市民の皆様が望まれる窓口機能や実際に提供すべきサービスなどにつきまして、現況の課題把握や新庁舎のハード面の機能の確認など、課題の抽出、解決方法、新たな工夫や市民の立場で期待する機能やサービスなどにつきまして、協議を重ねてまいりました。  その検討結果につきましては、いわゆるたらい回しを防ぎ、1カ所に複数の課の職員が集結し、関連する業務がすべて完結する総合窓口方式よりも関連性が深い業務を担当する課をワンフロア、例えば1階に集中して配置する集合窓口方式の方が効率的で市民の皆様にも喜んでいただけるとの結論でございました。例えば、新しく木津川市にお住まいの方々は、まず市民課で転入手続、次に国民年金や国民健康保険の移動手続、お子様がおられれば子育て支援課や教育委員会、高齢者がおられれば高齢介護課などと順次移動して手続、そして、重要な点は、それぞれご家庭の事情によってご相談や手続内容、あるいは手続に要する時間が異なる点でございます。この場合には、それぞれの業務において専門的に従事する職員、あるいは資格を持った職員が対応させていただくことになりますので、総合窓口よりも集合窓口が優位であるという考え方でございます。  ここ数年、総合窓口の設置や機能拡充に取り組む自治体がふえておりますが、新しく庁舎を建設された自治体におきまして、それまでの総合窓口方式に変えて集合窓口方式を採用される自治体の例も見受けられるなど、各自治体が経験や庁舎の実情に応じて工夫しているのが現状でございます。また、このような機能に加えまして、市民の皆様が市役所にお越しになる用向きの中でも、その多くの占めております住民票や印鑑登録証明書などの各種証明書の交付手続に対応する専用の窓口を設け、職員の配置に加えまして、自動交付期の設置を準備しているところでございます。さらには新庁舎完成時に実施いたします組織や事務分掌の見直しとも整合を図りながら、わかりやすく親切な案内表示や案内機能とあわせ、職員の接遇マナーや意識の向上にも取り組みながらハードとソフトの一体的な整備に努めてまいりたいと考えております。  次に、人に優しい工夫等に関しましては、一つには集合窓口方式を検討しており、各種証明書の交付専用の窓口などを設けることを考えております。そして、全階へはエレベーターを設置しており、来庁者の多い1・2階の移動にはエスカレーターも設置いたしております。また、住民窓口業務のある関係課における配置計画につきましては、カウンターを対面式に低いタイプとし、必要な箇所についてはつい立てを設け、プライバシーの保護を考慮しております。  あわせて来庁者との個別相談などにつきましても、1階に相談室を3カ所、2階に打ち合わせスペースを3カ所、会議室を4カ所配置しております。また、窓口受付システムにつきましても、受け付け順序のパネル表示と音声アナウンスにより高齢者や障害の方に配慮し、効率的に誘導できるよう計画をしております。  そして、課の案内につきましては、1番、2番、3番などの番号による表示を行い、わかりやすくするとともに外国語表記につきましても英語、中国語、そして韓国語などを現在、検討をしております。  次に、住民活動スペースにつきましては、新庁舎1階南東部に計画をしておりまして、市民活動を行政上のサービスなど幅広く活用できるスペースを考えております。特徴的な設備といたしましては、聴覚障害者の補聴器の集音を明確にするシステム、これは磁気ループといいますが、これを設置いたします。また、プロジェクター等を設置することで映像を使った催しや、パソコンを利用した住民サービスなどにも配慮をしております。また、市の情報発信スペースとして具体的にはテレビによる議会の中継を初め、国土交通省発信の河川情報を表示する予定でございます。また、市の刊行物の閲覧、お知らせ分の掲示など、幅広く活用する予定でもございます。  次に、職員の動線や書類の保管体制についてでございますが、新庁舎の階段スペースは東西の2カ所に設け、執務室空間は極力壁を配置しない構造となっております。したがいまして、配置につきましては、柔軟に対応でき、あわせて効率的な人の動線となる建物としております。また、書類の保存につきましては、収納効率の高い可動書庫を庁舎の2階、3階の東西に合計6カ所、計画をしております。そして、効率的な業務遂行のためには書類などの整理整とんが重要と考えておりますので、議員もご指摘がございましたように、退庁時には机の上に書類などは置かないと、これを徹底させてまいりたいと考えております。また、パソコンの管理につきましても、あわせて徹底してまいりたいと考えております。  次に、新庁舎における電話設備については、必要度合いを勘案いたしまして、ピッチ電話等による1人1台体制ではなく、従来の卓上電話とし、係に二、三台の配置で計画をしております。なお、将来のIT化による需要増加を見越しまして、通常の回線を100回線、光回線を200回線設置する計画でございます。  また、出退勤システム電子化につきましては、現在、本庁及び支所を含めた職員の出退勤管理は本市職員服務規程に基づきましてタイムレコーダーによる印字により出退勤管理を行っているところでございます。  しかしながら、事務処理の効率化と行政コストの削減を図るため、一元管理できる総合的な電子システムの導入に向けまして調査、検討を進めているところであります。  なお、新庁舎の構造につきましては、電子システムに対応可能な仕様とし、電気やLAN設備が将来容易に整備可能なものとしております。  以上でございます。 ◯議長(木村 浩三) 大西さん。    (大西 宏君登壇) ◯8番(大西 宏) 再質問をさせていただきます。いろいろ細目について質問をいたしましたけれど、いろいろ対応をされているということで、これから実際に使うまでは時間がありますので、またやっていただきたいと思います。ワンストップサービスの考えは了解しましたので、やっぱり集合方式ということ、これは最初に受け付けました事務係の方は最後まで、その人が本当にスムーズにいったかということを確認して帰ってもらうと、次に移したからもう知らないと言っていうんじゃなくて、もうその辺の配慮もちょっとうまくやっていただきたいなと思いますので、そういうこうとでやれば集合窓口方式はうまくいくと思います。最初に受けた人が最後までうまくいったかどうかを確認するなり、やっていただきたいなと思います。  それから、いろいろ順番待ちシステム、多言語表示については積極的にやっているということで理解しました。またやっていただきたいと思います。ワンストップサービスの考えは了解しましたので、やっぱり集合方式ということ。これやっぱり最初に受け付けました事務係の方は最後まで、その人が本当にスムーズにいったかということを確認して帰ってもらうと、次に移したから、もう知らないと言ってじゃなくて、その辺の配慮もちょっとうまくやっていただきたいなと思いますので、そういうことでやれば集合窓口方式はうまくいくと思います。最初に受けた人がやっぱり最後までうまくいったかどうかを確認するなり、やっていただきたいなと思います。  それから、いろいろ順番待ちシステム、多言語表示については積極的にやっているということで理解しました。住民活動コーナーとか人が集まるという仕掛けがちょっとまだ不十分だと私は思うんですが、これは住民活動コーナー少し、またできてから、いろいろ知恵を住民から出していただくというのもいいんですけれども、新庁舎ができましたら、その観光の情報の発信基地とか、木津川市の特色というものを発信する場が新庁舎であると、こういう位置づけはやっぱりしてもらいたいと思うんですよ。そういう意味で以前の一般質問で市民憲章をつくって、それを掲げてあり、いろいろどうかということなんですが、それはちょっと間に合わないということなんですが、観光とか学研都市のPRをするということで、地域の情報発信の基地、市長もそういうようなことを十分発揮するとおっしゃっていますので、庁舎ができましたら、一つの提案ですけれども、当然フロアとか特別職の部屋には何か絵か写真か、何か掲げると思うんですよね。そういうときも有名な画家の絵じゃなくて、この木津川市、木津川市を絵かきさんが書いたやつ、だれもやつでもよいんですよ。それか写真クラブの人が木津川市の写真を撮ったものを、要するに木津川市に関係するもの全部をかけてほしいんですよ、私。ただ有名な絵を掲げたり、そういうのじゃなくて、ここは十分な発信基地だから、どの部屋にも木津川市があると、それで説明ができるということで、来た人に全部PRしてもらいたい。そういう意味で、私も時々写真家とか、絵画の展示会に行くんですが、この間も奈良市でありまして、大和路の写真展というのが、サークルがやっているのがありましたから、私も木津川市が合併して国宝が六つもある、観光だってということで、写真撮ってくると、こういうように言いましたら、奈良県を対象にしているということで、奈良県のテリトリーに近接している加茂町とか木津川市の一部ですね、これが含まれているんだということ。それだったら、十分これからPRしてくださいよと、こういう話をしたんです。そしたらやりますということなんですがね。そういうこと。  それから、この間、精華町に在住されている画家の個展があったんですよ。これは京都府内の歴史的な民家や自然の風景が多く展示されていましたけれど、木津川市はなかったんです、残念ながら。それで精華町にお住まいだから木津川市のやつを書いてくれと、こういうようなPRをしたんですが、そういうサークルですね、周りのサークルに木津川市のいいところを書いてくれ、写真撮ってくれというのも、やっぱりやってもらって、それをあらゆるところでやってくれたら、もう木津川市のネームバリューというか、PRになると思うんです。それのまず、最初のスタートは庁舎、庁舎にそういう仕掛けをやっておいてもらって、市長がどこか、そういう展示会へ行ったら木津川市のPRのために絵を書いてくれ、写真撮ってくれって、こういうふうに、やっぱりトップの方がそういうセールス的なことをやってもらって、盛り上げていただいたらいいん違うかなと思います。  そういうことで新庁舎が活動コーナーなんていうのはなかなか難しい、活動コーナーに、そういう展示をやってもいいわけですよね。もちろん市長室、副市長室、議長室ですな、これに全部私としては木津川市に関係するもののみ掲示すると、こういうようなことをちょっとね、提案ですから、これは、はい。そういうようなことで1本筋を通していただいてPRにして、やっていただければいいんじゃないかなと思いますので、これはいい機会だと思うんですよね、新庁舎ができるということは。そういう意味で、いろいろ仕掛けをやってもらいたいと思います。  それから、あといろいろ職員の能率が上がる、あるいは働きやすいというものは、いろいろ考えておられますので、期待しておりますので、検討されたことを早く実行していただくようお願いしたいと思います。  それから、もう一つ、今言いました発信基地ということ、力を入れていただきたいということを申し上げまして、それともう一つこの新庁舎というのは、50年、木津川市にとっては50年なんですけれど、旧の木津町ですね、木津川市にとっても千載一遇の機会、めったにない機会なんですよね、新庁舎ができるということは。そういうことですから、この新しく誕生した感動と希望の庁舎というようなことで、自信を持って新庁舎のオープン、オープンというか竣工式とかやられると思いますが、市民に対しても庁舎の見学会をやってもらいたんですよ、それには、そういうちゃんと仕掛けがあって、そこを見ていただいてやるということで、さっき田中室長では移動が、駐車場が狭いからとか、移動がゆっくりできないかというのがありますけど、でき上がってしまえば市民は早く見せろと絶対言いますから、それいうのもちょっとうまいこと、できるだけ早く竣工した途端に見学会をやるというのは難しいかもしれませんけれども。でもできるだけ早く見学会をやってPRをして、いろいろさっき副市長が探検ツアーとか、平城1300年記念に参加しますとおっしゃいましたけど、その前に新庁舎のPRが私はあると思うんですね。それ一番最初に持ってきていただきたいなと。そのしかけを十分やって、余りお金もかからないんじゃないかと思いますので、そこは一番最大のスタート地点じゃないかと私は思いますので、その情報発信と新庁舎見学について、ちょっと提案を申し上げましたけれども、そういうことはどういうふうに対応をしていただけるのか、答弁、お願いしたいんですけれども。 ◯議長(木村 浩三) 市長公室長。    (市長公室長 田中 達男君登壇) ◯市長公室長(田中 達男) 大西議員の再質問にお答えをさせていただきます。新庁舎が完成いたしますのは、ことしの夏、8月ごろということで、今準備を進めております。先ほどご答弁させていただきましたように、周辺整備が、まだ完成後1年ほど引き続き解体工事、それから、周りの道路の歩道整備、道路整備ということで、まだ工事が続きます。そういうことで我々が一番危惧いたしますのは、となりの場所で工事をしながら執務をしなければならないということで、市民の皆さん方の安全が、まず最優先されなければならないかなというふうに思っております。さらに建物の出入り口が、もう議員ご存じのとおり東側が正面出入り口でございまして、西側がサブといいますか、小さな方の出入り口、当分の間、1年間ほどがほとんどが西側からの出入りをしていただくということになります関係で、例えば市役所の窓口があります市民課の場所、そういうのは正面玄関から入ってすぐにあるべきが一番いいんではないかというふうに思っておるんですが、それが当分の間、入ってまた一番奥になってしまうということにもなりかねませんので、その辺については、まだ内部で十分詰めていかなければならないというふうに考えております。  そういうことで完成をいたしまして、できるだけ職員を多く本庁舎に集約をしたい。これも市長の指示もございまして、そういう方向でどけだけ時期的に集められるか、今、精査をこれからしていかなければならないというふうに思っております。さらには周辺の駐車場の整備計画も、優先的には一番近いところに市民の皆さん方の来客者用の駐車場、それから少し離れたところに公用車の置き場ということで、当分の間、職員の車を置いておいたところが、もうすべて使えなくなる可能性が十分あるということでございますので、そういう非常に周りがふくそうした中で、今議員がご指摘いただきました、その見学会等をごらんいただくのも、周りが非常に工事をしているという中で、どの程度できるかということについては十分、こちらも考えさせていただきたいと思います。  当然、立派な庁舎にして、市民に愛される庁舎になるべきだということでございますので、貴重なご提案について十分考えさせていただきたいと思います。  以上でございます。 ◯議長(木村 浩三) 市長。    (市長 河井 規子君登壇) ◯市長(河井 規子) 大西議員のご質問にお答えいたします。  非常に貴重なご意見をいただきました。私ももちろん企業誘致だけでなく、この観光面でもPRをしていく絶好のチャンスだというふうに思っておりますし、観光の面では近々また、天王寺駅の方へ行かせていただいて、木津川市の観光協会さんと一緒にPR、パンフレットを配ったりということもさせてもらおうと思っております。庁舎が今言っていただいた絶好のアピールをできる場所だというふうに思いますし、たくさんの市民の方、また、外部の方もお越しになるということでは絶好の場所であるなというふうに思います。そういう点では今いろいろなアイデアをいただきました点につきまして、ぜひとも前向きに考えていきたいというふうに思います。  また、竣工式につきましては、見学会につきましては、やはり住民の皆様、どういう庁舎ができたのかということを非常に楽しみしていただいております。そういう点でも十分に配慮できるように、今後、検討してまいりますので、ぜひとも見ていただける方向で検討してまいります。  今言いましたように、ちょっと安全面に十分配慮しながらということになると思いますので、その点、またご理解をいただきながら進めてまいりたいというふうに思います。 ◯議長(木村 浩三) 大西さん。    (大西 宏君登壇) ◯8番(大西 宏) 前向きに検討をされるということは理解できたんですけれど、でき上がったら住民、早く見せろって絶対言います、これは。それで駐車場はなければ、100円バスで乗ってきたら見せるとか、そういういろいろ手があると思うんですが、まだ執務は100%終わっていませんけれど、5割しか入っていませんけれど、大体こういう考えで庁舎は運営するよということを説明しながらやったら満足するわけですから、その完全に整ってから見学会というのはあり得ないと思うんですよ。だから、できるだけその段階段階でね、今こういうことだからと言って、考え方だけPRしたりしたら、住民の方は納得すると思います。だから、そういうちょっと工夫を、私もわかります、移転が、だから段階的にこういってやりますからね、それは見学とか、外部から見せろというのと、圧力かと、どういうふうにやったらいいかわかりません。  やっぱり外部から来るとなったら、やっぱりきれいに何かやろうという意欲もわくと思うので、そういうこと合体、総合的に早める方法でやってもらいたいと思うんですがね。それは問題は多いです。多いですけども、そこを切り抜けるアイデアを出してやっていただく、それでやっぱりいい庁舎ができたなと、早くやっぱりできたら、これで40億円も投入して、本当を言えば資産を有効活用しようと思ったら、即使わなきゃいけないわけですね、それを何か問題あって空き部屋がたくさんあったら、これはやっぱりまずいわけで、早くやっぱりでき上がったものは活用していただきたいと、そうお願いして、質問を終わります。 ◯議長(木村 浩三) ただいま3時5分、3時20分まで休憩いたします。    午後 3時05分 休憩    午後 3時21分 再開 ◯議長(木村 浩三) ただいま3時21分、休憩前に引き続き再開をいたします。  5番目、梶田和良さん。    (梶田 和良君登壇) ◯6番(梶田 和良) 議席番号6番、梶田でございます。通告書に従いまして、質問させていただきます。  まず、1点目としまして道路整備状況につきまして質問させていただきます。  合併協議会新市基本計画基本方針を踏まえまして、この1年木津川市の一体性の確立のため、一つといたしまして、地域間の道路ネットワークの市全体の整備状況について簡明なるご答弁を求めます。  また、加茂町地域の市民が今まで以上に本庁への用事等、市民の交流がますます盛んになっております。そこで加茂支所、いわゆる加茂町地区と本庁、木津地区を結ぶ主要幹線天理・加茂・木津線道路改良事業、加茂町大野地域の赤田川の樋門の改良事業、そして、ネックでありますJR奈良線木津地域宮ノ裏の陸橋の拡張工事等、これは府・国の推進状況、また、府・国の事業でございますが、合併の新市基本計画にもありますように、ぜひそれの推進状況と市の対応についてご答弁を求めます。  2点目につきましては、市内各地、合併までには道路状況も危険なところを直しておりますが、生活道路、整備状況と推進方法、そして事業の優先度についての考え方の答弁を求めます。  そして、3番目につきましては、道路管理上で通行の障害と、それから事故防止のための道路付近、いわゆる側道も含めまして竹、枝など樹木が大分伸びてきております。それの伐採対策と現状の掌握をどのようにされていて安全対策をとっておられるかにつきまして、答弁を求めたいと思います。よろしくお願いします。 ◯議長(木村 浩三) 市長。    (市長 河井 規子君登壇) ◯市長(河井 規子) 梶田議員のご質問にお答えをいたします。  加茂支所と本庁を結ぶ府道天理・加茂・木津線道路改良事業につきましては、本市の地域間の交流・連携を進めるための主となるアクセス道路という観点から、まず、最優先として京都府に対し整備要望を行っているところでございます。  また、市内各地区の生活道路整備状況につきましても市内各地区から道路整備に関する要望がある中、今年度は旧町から新市へ引き継がれました事業を重点的に継続し、実施をしているところでございます。平成20年度につきましても、旧町からの継続事業に加え、各地区からの要望をもとに新規事業にも取り組んでまいりたいと考えております。  次に、事業の実施の判断でございますが、市内各地区からのさまざまな道路整備に関する要望が提出される中、危険性、緊急性を勘案し、優先順位をつけて事業実施の判断を行ってまいります。  市内には数多くの離合のできないか所及び狭隘道路があり、道路整備に関する要望が数多く提出をされております。厳しい財政状況の中、順次事業の実施の判断を行っておりますので、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。  詳細につきましては、担当部長よりご説明をさせていただきます。 ◯議長(木村 浩三) 建設部長。    (建設部長 炭谷 育夫君登壇) ◯建設部長(炭谷 育夫) 建設部長でございます。  府道天理・加茂・木津線道路改良事業の進捗状況につきましてでございますが、加茂支所と本庁を結ぶ府道天理・加茂・木津線道路改良につきましては、本市の地域間を結ぶアクセス道路という観点から京都府に対し、要望を行っているところでございます。  特に加茂町大野地区から法花寺野地区までの道路整備につきましては、国に要望を行っている赤田川樋門及び京都府に要望を行っております赤田川の河川改修を含めまして推進していただくよう要望しているところであり、加茂駅前線道路整備事業が完了し次第、財政状況の厳しい折ではありますが、地元のご理解とご協力を得る中で事業着手に向けた国など、関係機関との調整を進めていきたいと、京都府より聞いております。  また、宮ノ裏地区のJR奈良線のガード下の道路拡幅につきましても、今年度より同地区内で進めている歩道のバリアフリー化事業とあわせた道路整備を行っていただくよう京都府に対し、要望を行っているところであります。  次に、市内各地の生活道路整備状況につきましても、市内各地区から道路整備に関する要望がある中、今年度は旧町から新市へ引き継がれた事業を重点的に継続し実施しているところでございます。  主な事業といたしましては、木津地区におきましては、市道木津山田川線及び小寺五丁目線、加茂地区において市道2068号及び市道2-15号線、山城地区において市道綾杉北河原線などの道路改良事業を現在、実施しております。  平成20年度につきましても、旧町からの継続事業に加え、各区からの要望をもとに取り組んでまいりたいと考えております。  次に、事業の実施の判断でございますが、市内各地区からさまざまな道路整備に関する要望書が提出される中、危険性、緊急性を勘案し、道路改良及び改修が必要な箇所については地元のご理解とご協力をいただけるか、検討した上で優先順位をつけて事業実施の判断を行っております。  次に、道路管理対策等についてでございますが、現在、市が管理する道路の安全確保のため、道路パトロール業務を定期的に月2回から3回程度実施をしております。  竹や木の枝による通行障害の対策に関しましては、必要と判断した場所については事前に伐採するとともに、天候による緊急伐採に対しましても地元のご協力をいただきながら、速やかな対応をとるよう努力しているところでございます。  また、舗装につきましても、傷んだり波打ったりした箇所が多数あり、危険箇所は適宜、補修を実施しておりますが、厳しい財政状況の中ですべての路線を整備するまでには至っていない現状でございます。限られた予算の中で緊急性の高い箇所から順次、効果的に整備を実施してまいりたいと考えますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。 ◯議長(木村 浩三) 梶田さん。    (梶田 和良君登壇) ◯6番(梶田 和良) ありがとうございました。  質問の道路の事業等の推進の、また支援は府、国から得るためには合併を指導的立場で推進されました当時の府の職員でもありますし、現在、市長の右腕となっておられます副市長にもお聞きしたいと思います。この任期期間中に、この府の事業、一定めどがつけられるのかについて賢明なるご答弁をいただきたいと思います。  それから、合併前に舗装等、危険箇所のある道路につきましては先ほども言いましたように修繕等をしていただいておりますが、特に通学路、それから車いすのセニアカー等で通っておられるところが多々あります。それにつきましては、管理課長の方が引き継いでおられると思いますので、十分協議していただきまして、修繕等をしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  それから、道路管理につきましては、旧木津町では年間道路管理というか、道路の管理をされている業者がおられたというふうに聞きますが、木津川市としても、これからどうされていくのか、お聞きしたいと思いますので、よろしくお願いします。  以上です。 ◯議長(木村 浩三) 副市長。    (副市長 今井 洋一君登壇) ◯副市長(今井 洋一) 梶田議員の再質問にお答えいたします。  府道千里・加茂・木津線道路改良事業につきましては、合併後の旧町間の一体化交流促進を図るという重要な路線というふうに位置づけられておりました。その中でもご指摘のようにJRのガード下の箇所、それから赤田川樋門の箇所、この二つが最大のネックとなる箇所というふうに認識をしております。したがいまして、事あるごとに関係機関、事業主体たる国土交通省、それから京都府の山城南土木事務所に要望をさせていただいております。先般も国土交通省の淀川河川事務所の所長さんにも直接にお願いをして、特に赤田川樋門の箇所については、国土交通省と京都府が足並みをそろえて実施していく必要があるという箇所ですので、そういうことで同時に歩調を合わせてぜひともやっていただきたいということを強く要望しております。とにかく今時点ではいつとは、めどは明言はできませんけども、先ほど言いましたように事あるごとに強く要望をして努めておりますので、何とか実現をするように今後とも力を入れていきたいと思いますので、議員の方からもご支援をお願いしたいと思います。  以上です。 ◯議長(木村 浩三) 建設部長。    (建設部長 炭谷 育夫君登壇) ◯建設部長(炭谷 育夫) 建設部長でございます。  通学路、また障害者に優しい道路につきましては、各旧町からも引き継いでおりますので、それらの安全につきましては、幾分配慮をしながら、またパトロールにつきましても重点的に監視するように指導をしておりますし、また、安全性につきましても努めてまいりたいというふうに考えております。また、年間管理の道路パトロール、またこれにつきましての年間管理の業者等につきましては今現在、旧3町どういうふうに役割を待たせるかということも踏めまして、検討をしている最中でございますので、ご理解いただきたいと思います。  以上でございます。 ◯議長(木村 浩三) 梶田さん。    (梶田 和良君登壇) ◯6番(梶田 和良) 担当部長のいう年間管理につきましては十分検討をしていただきまして、3地区を、道路の安全性を保っていただきますよう、よろしくお願いいたします。  それからまた、きょう多分ここへ来る間に、そこの大野区の今、天理・木津・加茂線を通ってこられまして、竹やぶとか、既に河川敷に上がっていると思います。そういった見て、また、随時通ってこられると思いますので、その都度、竹やぶ伐採全部してもらってもいかがかなというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。  それから、副市長におかれましては、今、副市長の任期中にですね、よろしくお願いしますということでございますが、私らは言いっ放しではありませんので、4月19日に10時より木津川市の地域におきまして住民と木津支部支部長及び尾崎支部長、それから山城町の支部長とともに、私とともに担当になっております各、今まで国会議員等の現状視察を実施しますので、その分につきましては十分に言っていただきまして、国、府等に陳情、やはり現場を見ないと国会議員でもわかりませんので、見に来なさいとそのように言うて、おしかりも受けもって、ざっくばらんに話をしているわけでございます。市長の方には、その辺、伝えておりますので、現状を見ないとわからないということでしておりますので、そのときにはまた、案内等を出すと思いますが、よろしくお願いいたします。  以上でございまして、それにつきましては終わらせていただきまして、次の質問に入らせていただきます。  学校給食につきまして、質問させていただきます。小学校、中学校の自校給食等、給食センター方式の今後の方針につきましてるる、いろいろと先ほどから答弁をいただいておりますが、再度、答弁をいただきたいと思います。簡単で結構ですが、流れだけといいますか、本当の教育委員会の思いをお願いしたいと思います。  それから、本市も学研都市地域を中心に児童・生徒の増加している中にありまして、特に夢見台、州見台の木津南地区や市長がまちづくりの推進において、平成23年度に一部まちびらきを予定されている中央地区においても、小・中学生の児童・生徒が増加するという木津川市の将来的な見通しを踏まえた上で自校給食、給食センターの設置について賢明なる答弁を求めます。  それから、給食にかかわる一人頭何ぼというのではなくて、基本的な経費につきまして児童、生徒一人当たりの費用は平均、幾らであるのかというのはお聞きしたいと思います。
     それから、学校単位ででも平均を出して、平等ですから一応出していただきたいなというふうに思いますし、各平等であるのかというと、平等ではないんではないかなというふうに思います。泉川中学校は学校給食はありませんので、ほかはありますので、その辺につきましての学校単位の経費で一人当たり何ぼぐらいかなというの、およそで結構ですので、よろしくお願いいたします。といったことで答弁を求めたいと思います。  それから、3点目でございますが、選択性の中学校給食の取り組みについてお伺いいたします。選択性給食とは、弁当か、それか給食かを1カ月単位で自由に選択できるシステムでございます。完全自由選択で給食を実施されている京都市、それからIT活用で中学校給食を推進されている選択性の、いわゆるスクールランチ試行を試みました越前市、それから完全給食を実施されなかった中学校と、従来か給食センターによる完全給食を実施されている二本松市、これが木津川市とよく似ているんじゃないかなと思います。各学校が食に目標を持って指導されているとのことをお聞きします。中学生が望ましい食生活を身につけ、生涯に渡って健康で充実した生活を送ることができるよう食生活が心身の健康にかかわることを理解し、成長期にふさわしい食事のあり方や望ましい食習慣を身につける。自分自身の健康を考え日常生活や生活習慣を、また生活を見直し、みずから改善していくことのできる力の育成を図る、楽しい会食を通じ、コミュニケーションを図り、好ましい人間関係を育成すると、各中学校では食に関しての指導と、中学校給食の目標を掲げて食の充実に、また給食の充実に努めておられると考えるわけでございます。  そこで、そういった目標を掲げておられますが、自校給食と給食センター方式との、前の加茂町でも住民の請願も採択されておりますが、PTAの中でも時期が変わると意見が、いろんな考え方の方がおられると思いますのでお聞きします。財政的に考えた場合、自校給食とセンター方式とではどちらが合理的であるのか。また、さきに話しました中学校給食の目標の達成する立場から中学校給食を教育的な立場から考えて、どちらがよいと思われるのか。それから、先ほどからよく答弁と質問も出てきました。生徒が弁当を持参できない理由というのが、ちょっとよくわからないので、その辺につきましてもどういう状況であるのか、答弁ができるならよろしくお願いいたします。それの答弁を求めます。また、本市では泉川中学校だけが弁当を持参し、いわゆる親が早朝から弁当をつくり子供に持たせる。そして、中には子供、いわゆる生徒自身がつくることもあるのではないかなというふうに考えます。人間関係を育成する学校給食教育の原点ではないかと、私も考えますので、そこですね、本市も選択性中学校給食を考えてみてはどうかと考えますが、その辺につきましてのご答弁をいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◯議長(木村 浩三) 教育長。    (教育長 久保 三左男君登壇) ◯教育長(久保 三左男) 梶田議員の2番目のご質問にお答えをいたします。小学校、中学校の自校給食と給食センター方式の今後の方針につきましては、学校給食の調理方式の違いにより、それぞれの利点がございますので、どちらの方式を採用して食の提供をしていくかにつきましては、地域の実情等を十分考慮していきながら児童・生徒に、より充実した学校給食を提供できることを中心に進めていきたいと考えています。  経費についてのご質問をいただきました、給食にかかわる基本的な経費及び児童・生徒一人当たりの費用のご質問につきましては、徴収をしています給食費は食材費としてのみ使用しており、小学校では1食210円で全実施校で共通です。また、中学校では木津学校給食センターが1食240円に対し、山城学校給食センターでは1食230円となっており、10円の差がありますが、この徴収しています給食費につきましては、すべて食材費として児童・生徒に還元いたしておりまして、問題はないと考えております。  なお、給食を実施するに当たっての経費ですね、経費について幾らほどかかっているのかというご質問ありましたのでお答えをいたします。木津給食センターでは事業費、人件費を含めまして1食約231円、山城給食センターでは208円という数字が出ています。なお、自校方式につきましては、給食を実施する場所での電気代とかガス代ということを、きちっとこれ計算できるようなシステムになっておりませんので、きちっとした数字は申しませんけれども、ほぼ先ほど申しましたセンター方式のような数字が出てくるんじゃないかと思いますけれども、これについては計算できておりませんのが実情でございます。  選択性の給食についてのご意見もございました。選択性の中学校給食の取り組みにつきましては、近くでは京都市等でも実施されており、木津川市におきまして給食未実施校の中学校も含めた市全体での給食環境の施設整備を目指しておりますので、中学校給食のあり方のご意見として参考とさせていただきます。学校給食は明治22年に山形県の鶴岡町の私立の忠愛小学校で始まりました。そのときの所期の目的は、いわゆるきちっと弁当を持てないという子供に適切な栄養指導を行うという、そういう目的で始まったわけですけれども、その後、給食指導のねらいは食事を通して、好ましい人間関係の育成を図るということで、人間関係を深めさすと一緒に、ものを食べることの経験を通じて、教育的な価値があるということで進められておりますし、最近では、いわゆる生活習慣病の対策を早い段階から進めていくための一つの大きな取り組みとして食育という取り組みがありまして、だんだん給食の目的にいろんな要素が加わってきまして、大きな要素として食育を推進する基礎的な段階での取り組みというようなことで、学校給食には大きな目標がどんどん高まってきております。給食はそれぞれの学校で行うときには教育活動として行われ、教育課程では特別活動という位置づけを持って行われているのが現状でございます。  以上です。 ◯議長(木村 浩三) 梶田さん。    (梶田 和良君登壇) ◯6番(梶田 和良) 弁当を持参できない理由は、ちょっと答弁なかったので、また、後ほどできましたらよろしくお願いいたします。  そもそもこの選択性中学校給食の取り組みにつきましては、木津川市は未実施の中学校も含めて、全体で給食環境等の整備等を目指しているということでございますが、参考として聞いていただきましたら結構でございますけれど、いわゆる家庭で、この前もテレビでこれをやっていましたので、親と子の関係について、これ教育上、ただ食を通じて親子関係が、朝はただお母さんが、勝手に行ってこい、朝飯もつくってくれないわ、昼飯、弁当もしてくれないわというようなこともあって、親にしたら、言葉は悪いんですけれど、その方が楽ですので、そういってきてることが、もう当たり前のようになってきていると。学校が弁当を出すのが当たり前やというふうな感覚という部分になってきているんではないかなというふうに思います。学校給食制度が始まったのが、私も小学校の1年生の2学期からで、教育部長は2年生の2学期から始まったと思います。そういった中で非常に給食だけを楽しみに学校へ行っていたような思いを僕は持っていますので、そういった中で、やはり子供の今の学校、登校拒否する子でも家でお母さんと一緒に弁当をつくってくれた。じゃあお母さん、しんどいときには私、自分でつくるよというような、その親子関係が今、世の中が乱れてきて、なかなかないんじゃないかなというふうに、機会がないので、ぜひともこういうことをされることよって、試験、試行的にされてもいいんじゃないかという思いもありましたので、特にこのような質問もさせていただきました。今、親子の断絶、いろいろ言われています。そして、やはり食を通じることによって親のありがたみ、また、兄弟のありがたみというのがわかるんじゃないかなというふうに思いますので、一度考えていただいたら結構かなと思います。  日本人につきましては非常に格差格差といいますが、まだまだ格差は、それほどないというふうに考えております。私、行きます雲南省の昆明のあたりでは非常に、兄弟が3人おられまして、兄弟の中で1人が学校教育を受けるために、あとの2人が犠牲になって一生懸命勉強して、その子供が、3人の中で一番この子が勉強を好きで、えらいであろうと判断した中で、兄弟で考えて、その1人のもんにおまえ勉強せいよと、おれは働いておまえの学費を稼いであげるからというようなこともテレビでもやっておりますし、実に私、年に最低二、三回行きますので、そういった、大理というとこもありまして、そういうことで話をきていますのと、非常に国の政策で、子供に対する教育をしております。親もそういう借金をして学校へやらせているというような、昔の昭和15年か、そのぐらいの日本の状況ではないかなというふうに思ってもおります。  しかし、現実的に、その中でも、これは厦門のウーロン茶の工場で仕事をしていた女の子の話なんですが、いわゆる汽車で2時間かけて福州へ出てきた、福建省まで出てきたるその中で14歳でウーロン茶の工場で勉強して、そして、その中で18歳で店を出して、19歳で2軒の店を持ったというハングリー的な児童、生徒さんですね、児童さんもおられます。そういった中で非常に自分がどないして食べていくかというようなことも考えながらやってきているわけでございます。だから、日本の子供たちにも、ぜひともそういう、よそといいますか、食のあり方について十分厳しい世界もあるんですよということを徹底していただきたいなというふうにも思いますので、その辺につきましてもご検討していただきたいと思います。答弁していただけるなら、今の実情ですね、先ほどなかった答弁、木津川市でも弁当を持ってきておられないよう子供さんがおられるということで、そういった言える範囲の中で、答弁できる範囲の中で言っていただいたら、また、今後の子供たちに接する私たちの態度も違うんじゃないかと思いますので、よろしくお願いいします。 ◯議長(木村 浩三) 教育部長。    (教育部長 松本 清次君登壇) ◯教育部長(松本 清次) 梶田議員の再質問にお答えしたいと思います。  議員の方から自校給食と、いわゆる給食センター方式の関係の中で、財政的にどちらが合理的なのかというようなことの問いがあったように思います。これにつきましてはセンター方式の方が財政的にはいいのではないかなと、合理的ではないかというふうに考えてるところです。それから、教育的な立場からどうなのかというような問いもあったように思います。これにつきましては、いわゆる弁当にしたって、それから、給食にしたって、これはどちらとも言えないのではないかなというふうに思います。それから、弁当を持参できない理由につきましては、これはその家庭において経済的な問題、それから、いわゆる時間的な問題ですね。そういったものがあるんではないかなというふうに考えているところです。  それから、親がつくらずに、いわゆる子供がつくるという、そういうこともおっしゃっていたように思います。これにつきましては家庭の事情によって、いわゆる両親がつくらずに子供につくらせるという、そういういわゆる教育的な、家庭の中でそういったこともあるというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(木村 浩三) 梶田さん。    (梶田 和良君登壇) ◯6番(梶田 和良) どうもありがとうございました。  あとは教育委員会の教育委員全体の指導で木津川市の学校給食がよくなりますよう、私たちも努めますのでよろしくお願いいたします。  次の質問に入らせていただきます。保育所と就学前教育につきまして、まず、保育所での伝染病、インフルエンザ、はしか等、集団感染を防ぐ対応と保護者への対応という観点から質問をさせていただきます。児童・生徒よりもはるかに体力や免疫力が弱い乳幼児につきましても、集まる保育園では一たん感染症が流行した場合でも保育園、学校のように学級閉鎖は、保育に欠ける園児、子供を受け入れる社会福祉施設という趣旨から学級閉鎖をできないのが現状だと思います。そのため保育所では、園児に手洗いを指導されて、子供たちが昼寝で使う寝具や、洗濯や空気の清浄化に常に努力され、集団保育の中で感染を最小限食いとめるために衛生管理に努めておられると考えますが、保育園は清浄段階からして、小さいお子さんでありますとよだれをたらし、密度の高い部屋で、特にみんなでごろごろしたり遊んだり、はいはいしている状態で育っているわけでございます。当然そういった子供たち見ましては、自分で手を洗うこともできません。年長組にあっては徐々にそういったことを指導されておられますが、大体同様ではないかなというふうに感じます。保育所での集団感染を防ぐ施策として、対応として親への対応をどうしておられるのか、また、保育を継続してもらいたい親にとっての要求も同時に満たさなければならないというつらいところもありますが、そういった対策について賢明なるご答弁をお願いいたします。  就学前教育に関する質問ですが、加茂町、山城町地域に公立幼稚園の施設、市立の施設について質問させていただきます。木津町地域には、いわゆる木津地域では三つの幼稚園があり、就学前教育をされておられると聞きます。加茂、山城地域には幼稚園がありませんので、就学前教育を受けたい園児につきましては、不平等ではないかなというふうに考えます。子育てナンバーワン、教育環境の充実を木津川市の一体性の基礎を築くためにも一つでも幼稚園が必要ではないか、賢明なるご答弁を求めます。  また、市立幼稚園の、先ほどから答弁もありましたが通園区域の、20年度より通園区域を、いわゆる加茂、山城地域においても拡大する方針であるといいますが、加茂、山城地域に幼稚園はないので、そして、加茂、山城地域には、その就学前教育を推進するための子育てナンバーワンということで幼稚園は要らないのでしょうか。その辺についてお聞きしたいと思います。  当面につきましても、答弁もありましたが3,000円等、私立につきましては補助をしておられるということでございますが、当然、加茂、山城地域には幼稚園がないので行きたいという方がおられたときにバス通園というのがあるわけでございます。バス通園の運賃は全額市が負担するという考えはありますか、また、負担すべきであると思います。というのは、合併は対等であり、旧3町市民が平等であるという観点から質問をさせていただきます。  以上です。 ◯議長(木村 浩三) 市長。    (市長 河井 規子君登壇) ◯市長(河井 規子) 梶田議員の保育所内での伝染病など、対応と保護者への対応についてのご質問にお答えいたします。  保育園での感染症、インフルエンザや麻疹などが発生した場合の保護者への対応方法といたしましては、まず、保育園での発生、感染症かどうかはわからないわけでございますが、おう吐や下痢、高熱が発生した場合は保護者に連絡をして、迎えに来ていただき、子供の状況や保育園での発生状況等をお知らせして、医療機関への受診や医師の指導を受けるよう願いをしております。迎えに来られない場合につきましては、保健室で安静にせさ、必要な場合は医者に連れて行く等の体制をとっております。職員につきましては、児童の様子や変化を見分けるための研修や、おう吐の処理などの実践的な研修を定期的に実施し、非常時の対応の徹底を図っているところでございます。  また、保健だよりを発行し、うがい、手洗いの励行、消毒など、発生の防止やかかったときの注意事項を掲載して保護者への啓発に努めているところでございます。  さて、ふだんより塩素系の消毒液で消毒をするなど、発生防止に努めております。なお発生、または発生が疑われる際は処理や消毒の方法、報告等について厚生労働大臣が定める手順に沿って対応をしているところでございます。今後も職員の研修、保護者への周知、関係機関と十分な連携を密にしながら取り組みを進めてまいりたいと考えております。  次に、加茂町、山城町地区に公立幼稚園の設立についてでございますが、本市といたしましては、行財政改革の観点から公立幼稚園のみで、すべてのニーズを満たすべきものとはとらえずに、民間幼稚園と共存しつつ、その能力を有効に活用していくこととしておりまして、今後、新たな公設、公営の幼稚園は設置しない方針でございます。このため、この方策といたしまして、本市の公立幼稚園につきましては、平成20年度から3カ年をかけて段階的に園区を廃止し、園児を全市域から募集する体制づくりを検討していくとともに、既存の民間幼稚園に対しましては、本市の子育て環境が良好に保持されるよう教材費補助や保護者に対する就園奨励費補助などの支援策を講じる一方、開発による人口増に伴います民間幼稚園の開設計画にあっては、全市的な見地から積極的な誘致活動を行っているところでございます。したがいまして、加茂町、山城町地区への公立幼稚園の設立につきましては、計画をいたしておりませんので、ご理解を賜りますようお願いを申し上げます。  また、バス通園の運賃のご質問でございますが、この幼稚園全体につきまして今、検討をしているところでございますので、ご理解を賜りますようお願いを申し上げます。 ◯議長(木村 浩三) 梶田さん。    (梶田 和良君登壇) ◯6番(梶田 和良) ありがとうございます。3町合併して平等あるということで、私たちも対等合併であるということで賛成の人間、賛成をしてきたわけでございます。したがいまして、やはり加茂地域に、山城地域にも公立の幼稚園を設置、計画がないということでございますが、方向性を改めていただきたいなというふうに思います。  加茂地域には、先ほど村城議員もおっしゃいましたが、南加茂台の第一保育所が完全に空いておりますので、完全にできるのではないかなというふうに、私も安易に考えておりました。そういった中で、やはり十分協議していただきたいというふうに思います。やはり今が肝心ではないかなというふうに思います。ひがみではありませんが、旧木津町の方ばかりがよくなっていくというような感覚を住民の人がとられてもらっては困りますので、よろしくお願いいたします。  それから、バス通園につきましても全額補助するような考えをとっていくことで旧山城、加茂地域の融和が図れるのではないかなというふうに考えて、木津川市が一つという観点に立っていただけるのではないかなというふうに思います。  それから、子供のインフルエンザ、はしか等につきましても非常にご苦労をいただいております。これも幼稚園については学級閉鎖等ができると思いますが、保育所につきましてはちょっと難しい面があるというふうにも聞き及んでおります。これにつきましては、保育園と幼稚園の一元化ということにもつながっていく意味もあるんじゃないかというふうに思っております。いわゆる今後、厚生労働大臣が定める手順に沿って対応しているということでございますが、優秀なる保育の事業をされておられるということになれば、厚生労働省の方から市町村等に、どうしているんだというような相談があるかもわかりません。そういったことにつきましても、さきの参議院の舛添国務大臣の答弁でも、現場とよく話をし、また、市町村との対談をしながら対策を立ててまいりたいというような答弁も聞いたような気もしますので、恐らくそういったことによって、また選ばれて木津川市では、こういうふうにやっているんですよというようなものにしていただきたいなというふうに思います。  それから、時間もまいりましたので、次に、観光対策について質問させていただきます。  観光における観光対策の方針と今後の具体的な考え方について、いろいろご答弁をいただいておりましたが、再度、お聞きしたいと思います。そして、特に基本的な考えに立った観光、いわゆる関連業者の育成について具体的に答弁を求めます。やはり先ほどから観光対策をされておられますが、私につきましては観光関連業者ということで、やはり業者がある程度の収入を得ることによって税金を払っていただくというようなことも考えて観光を続けていかなければ、今の観光では若干、言葉は悪いですが、観光ごっこをしているような気もいたします。よろしくお願いいたします。  それから、横浜市との姉妹都市の推進につきまして、特に観光部門の姉妹都市の、結ぶべきであると私は考えますので、その辺につきましてもご答弁を求めます。  以上です。 ◯議長(木村 浩三) 市長。    (市長 河井 規子君登壇) ◯市長(河井 規子) 梶田議員のご質問にお答えをいたします。  本市の観光資源につきましては、本当にすばらしい素材の宝庫であることを実感しております。しかしながら、そのすばらしい素材の宝庫を観光産業として効率的に活用できているのかといいますと、残念ながらできているとは申し上げにくいところがございます。成功している観光地とは多くの旅行者が訪れまして満足をし、観光事業者の経営がうまくいっていると観光地は栄えている。成功していると言われております。今後は成功している観光地と言われるよう市内各地域、観光関係団体等の皆さんと協議をし、本市における観光事業のあり方を構築をしてまいりたいと考えております。その前段といたしまして、数年後に開催をされます「平城遷都1300年記念事業」及び「第26回国民文化祭・京都2011」にあわせまして、平成20年には学研の研究施設や観光関連団体、高校、NPOや各種団体を中心とした実行委員会の設立を計画をしております。  このさまざまな分野の方々が結集される実行委員会を中心に事業を検討していただくこととしておりますが、この委員会設立の効果といたしまして、その協議の中で観光事業者を初め観光関係団体と連携、さらには商工会、農協などの団体も含めた幅広い連携が図られ、それぞれの役割分担が明確になることで観光事業のあり方の目標が確立することを期待し、その後、住民の皆さんが本市におけるすばらしい観光資源に魅力と誇りを感じ、観光によるまちづくりの重要性を認識のできる将来ビジョンを明確にしてまいりたいと考えております。  次に、横浜市との姉妹都市についてでございますが、横浜市にございます三溪園におきましては、庭園中央の高台にその雄姿を見せている国宝の三重の塔は大正3年に加茂町兎並の灯明寺から移設をされたものと伺っております。  また、重要文化財であります本堂も昭和57年に同じく灯明寺から移設されています。そのようなことがご縁となりまして、長年にわたりまして関係する方々の交流が続けられていると伺っております。  一方で姉妹都市の締結となりますと、姉妹都市に対する価値観のみならず、横浜市とは行政規模も大きく違います。しかしながら、現実といたしまして、人と人の交流が続いておりますし、人と人のきずなを大切にするための施策も極めて重要であると感じているところでございます。したがいまして、現時点におきましては交流を温かく見守ってまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りますようお願いを申し上げます。 ◯議長(木村 浩三) 梶田さん。    (梶田 和良君登壇) ◯6番(梶田 和良) ありがとうございます。  この答弁で、次の質問すべて入っておりましたので、なかなか次の次回の質問ということは、予測していただいての答弁かと思います。  いわゆる横浜市の姉妹都市につきまして、今、ご答弁のあったとおりでございます。河井財団等がやっておられまして、今のことにとっての原三渓がおられまして、それから発展してきたということで、いわゆる木津川市、山城、高麗寺、それから加茂町におきまして木津におきましても観光地がそれぞれ整っております。そして、私が加茂町の広報協力員をしていたときの話、大分もう20何年前ですが、大方が関東からの観光客が多かったわけです。私、取材で見てどこから来たんですかと言ったら、横浜ですとか、横浜でこうこう縁があって来たんですというような、いろんな情報をいただいて、その方たちは来るということは交通費使い、宿泊費をどこで使うか知りませんが奈良で泊まったり、京都で泊まったり、その経費もいわゆる落ちてくるわけですよね。  だから、そういったことを考えて言いますと、いわゆる先ほどいろいろな話を聞いて、ああやはり加茂と、加茂というより、今の木津川市と横浜とは縁があるんだなということで、いわゆる絶対的な多数な人口ですので、加茂へというか、木津川市に引っ張ってくる、木津川の川、河川も向こうから考えたらきれいですし、いかにアピールするかということを踏まえて、やはりここへ今来ていただいている方につきましては、失礼ですがヒッチハイクというか、普通の格好で歩こう会のように来ていただいておりますので、いわゆる経済的な観念から言えば何も金を落としていただけませんので、やはりそういった交通の便を、すべてにおいて遠いところから来ていただいたら使っていただける、やっぱり金の流通が周ってくるんじゃないかなと、そして、泊まる、宿泊したかて加茂では駄目としたかてだんだんだんだんとそういう人が多くなってくると、また、そういった分も考えていく人も多くなっていくんじゃないかというふうに思います。  ということで、やはり遠いところからの方もPRするんだったら遠いところでPRしていく方がいいんではないかなというふうに僕は提案したいと思います。  それから、一番悪いのでは、やはり、これから商工会等も今あれでしたんですが、当然これにつきましては商工会と、今も答弁ありましたが、早期に合併していただいて、そして、一体となった商工会の拡幅が今求められていると私思います。そして、さきの村城議員の質問もありました、農業委員会の本来の農業者の育成に当たっていただきたい。そして、それに基づいて、いわゆる補助金団体が先頭に立ってリーダーシップを発揮して農商の関係者が一体となっていただきまして観光行政の推進にも当たっていただいて、また、いただいた方がいいんではないかなというふうに思っております。そういった中で、やはり商業と農業の者同士が共同化して地域プランのいろんな勉強ができるんじゃないかというふうに思います。それから、今現在、商工会関係で考えておられるのは、やっぱり田んぼのオーナー制度とか、それに対して農業体験ツアー、特に山城町、加茂町にしたらタケノコ掘りとか、茶摘み、というような、また、遠野へ行ったらカキ狩り、鹿背山のカキ狩りですか、そういったものをメーンにしてですね、これすべて言うておりますが絵にかいたもちにならないように、やはり人間の人材育成ではないかなというふうに思います。したがって、行政側もやはりまず第一番に商工会の合併を、まず優先させていただきたい。農業関係についてはJA農協がありますので、話はいつでもできますが、その3町が本年度中に必ず合併するような指導をとっていただきたい。いつまでたってもどこがこう言ってる、あれが言っているというようなことでございますので、そういったところには、もう補助金は出しませんよと、京都府からの職員の、いわゆる賃金だけはもらったら結構ですが、行政としてそんなことではまちづくりができないというような強い指導のもとですね、していただきたいなというふうに思います。それから、それにつきましては答弁があったらしていただきたいと思います。  それから、2011年、遷都1300年、それからまた2011年の国民文化祭・京都でございますが、それにあわせまして、ぜひとも市のアピールをしていただくために伊藤議員さんも炭本議員さんも奈良のキャラクター等の話もございましたが、今現実2011年、あと2年ですね、2年の間には必ず商標登録を取って、ちょっと今言えませんが、特に「笑い仏のマスコット」、それから和同開珎の古銭等につきましても、そのグッズを考えて、ちょっと先立って悪いですけど、商標登録を取らせていただきたいなというふうに考えておりますので、その辺については商工会の方で欲しいと言えば速やかに渡しますので、何も別に僕がもうけようとかいう気もありませんので、そういった感じも。それから、高麗寺瓦ですね、瓦のコレクションみたいなことも考えてやっていかなといけないのではないかというふうに、今、ある程度、これ言ってしまいましたので、皆さん、さきにされる方はしていただいたら結構ですので、一応、商工会にも打診しながら、できなかったらやりますよというのは、時間もあれですから、加茂町自身の旧の体質というのは、今までは行政に何でもかんでもしてくれ、してくればっかりだったんですね、どこのあれでも、それからそれは一時からですね、参与の問題も深山議員からいろいろありましたですけれど、やっぱり私らが、この加茂町でこういう活動をさせていただいたときには、やはりリーダーというか、その存在を聞かせていただいて、どうして、じゃあ、行政頼るなと、行政頼らずに自分たちでここまでやるんだと、そして、ここまでやるけど、これ以上どうするんやと言っていかないと、いつまでも行政、お金が降ってわいてくるわけでもないです。それはそうですねということですね。その当時はみんな自分らがやるんだと、自分らの町は自分らで自分らの案を出して自分たちが推進していくだというふうに教えられてきたわけでございます。  そやから、そういった立場というか、今指導的な方を先輩に持ったのは光栄だなということを思っております。それで役場の職員さんにも、そういったこがずっと伝わってきておりますので、町的な発想の職員さんは、割とそういったことを念頭に持っておられるんじゃないかなというふうに思います。そういう点、私たちも、社会体育からすべてそういった感じでやってきた、こういうふうに思っております。  したがいまして、私もこれ質問するに対しましても、先ほども言いましたように、副市長につきましては、私たちも当然協力させて、道路問題につきましてもやっていきますし、それから、こういった問題につきましても、私の案を持ちまして商工会の方に打診して、そしてやっていかなければならないんじゃないかなと、木津川市の発展のためにやっていかなきゃいけないんじゃないかと、そして、この加茂町の、旧加茂の発展と山城町発展、そしてそれが木津町の、木津川市の発展になって3町が一体になるような行政の手助けをしていかなければならないんじゃないかなというふうに思って、日々いろんな話をさせていただいて、遊びもってやっております。  世の中、中国等につきましては完全に進んでおります。日本がおくれないように、やっていくためにも一人一人の努力が大切じゃないかというように思っております。  これによって質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。 ◯議長(木村 浩三) 市長。    (市長 河井 規子君登壇) ◯市長(河井 規子) 梶田議員のご質問にお答えをいたします。  私はこの1300年、平城遷都1300年と文化祭ですね、これが非常に大きなきっかけになるというふうに思っています。観光資源をどうするかという漠然としたことの中で、なかなか目標がないとどうしたらいいかというのがないんですけれども、この目標の中で先ほども言いましたように、委員会を立ち上げて、そこで観光の関係の方やまた、農協関係の人、商工会、そして、地域住民の皆さんで若い高校生、そして学研都市、みんながそこに集まって、このすばらしい資源、また1300年に向けてどうするかということをいろいろな話し合いをして取り組んでもらうことで、私は一体感が出てくるのではないかというふうに、非常にこれには期待をしております。国民文化祭が、その明くる年ですので、そこでももちろん全国、世界にこの絶好のチャンスでPRをして、そして観光のそういった中でどうつなげていくかということを、つなげていけたらね、一番、私はみんなが一体としてやれるんじゃないかということで、すごくいい目標ができたなと思っているんです。そのために、この実行委員会を、もう今年度立ち上げましたので、これは皆さんの本当に力の結集で、これを大成功させたいなというふうに思っております。そういう面で、この木津川市を全国、世界に発信できたらなと思っておりますので、今すごくすばらしい商標の登録とかいうことで努力していただいてるということでございますので、その点についてもまた、議員の皆さんからも、そういったご支援をいただければ非常に力強いというふうに思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。 ◯議長(木村 浩三) ありがとうございました。  6番目、酒井弘一さん。    (酒井 弘一君登壇) ◯9番(酒井 弘一) 9番の日本共産党、酒井弘一です。  木津川市1年目の最後の議会、2年目のスタートの議会、この3月議会で一般質問の最後を務めることになりました。大変光栄に思っております。  皆さん、大変お疲れのところですが、もうしばらくおつき合いください。通告に従って4問の質問を行います。  まず、初めに、この間、議会のたびごとに取り上げてまいりましたバスの問題です。ことし重点課題の一つとして、市として取り組んでいただいているコミュニティバスと山城福祉バス、この改善について現状と課題をお聞きします。市長は市民の切実な思いをよく理解され、積極的に取り組んでいただいております。敬意を申したいと思います。今議会の冒頭でも施政方針演説でバスの改善について、次のように語っておられます。平成19年度の調査事業の成果を生かし、コミュニティバス、福祉バスについて運行路線、形態、方法など、地域特性に応じて、より便利で使い勝手のよいものとなるよう市財政への影響にも十分に配慮する中で具体的に再編するための実施計画の検討を進め、実証実験や試験運行の準備に努めてまいりたい、そう述べられています。私は、この積極的な方針を歓迎します。その上でお尋ねします。まず、住民と利用者へのアンケートです。この間、市民の5%、3,200人、利用者750人に対して、アンケートが配布されました。回収の状況は非常に高い、大変よかったと聞いています。アンケートの回収状況や、そこからくみ取れる市民、住民と利用者の意識や意向、どうなったでしょうか。加茂、山城、そして全市と区別してお聞かせください。  また、推進会議が既に2回開かれておりますが、住民代表以外の委員の皆さん、どんな意見を述べられているのか、あわせてお尋ねします。そこから年度内、もう日数は余りありませんけれども、今年度内に何を行うのか、そして、来年度の課題や目標は何なのか、何を見通すのか、具体的にお聞かせください。 ◯議長(木村 浩三) 市長公室長。    (市長公室長 田中 達男君登壇) ◯市長公室長(田中 達男) 酒井議員のバスのご質問にお答えを申し上げます。  まず、再編に向けました取り組みにつきましては、今年度、近畿運輸局のご協力により公共交通活性化総合プログラムを活用し、木津川市域における地域公共交通ネットワークの再編のための方針について検討しているところでございます。アンケートにつきましても、この取り組みの中で行っておりますので、実施及び回収状況からご報告させていただきます。  居住者を対象とした住民アンケートは、さる1月7日に3,200枚を無作為抽出で15歳以上を対象に配布いたしました。また、利用者を対象とした利用者アンケートにつきましても、15歳以上を対象に1月9日から1月15日にかけまして行い、537枚を配布いたしました。回収につきましては住民アンケートが1,253枚で回収率が39%でした。一方、利用者アンケートは174枚で回収率が約32%となっております。  アンケート結果の内容として例を挙げますと、目的地を問わず、自動車利用の割合が高く、自動者に依存した地域となっていることや、時間に融通のききやすい方の利用は多いが、時間に制約のある会社員、学生の利用は少ないことなど、また、内容はバス利用の目的、サービス内容、運賃、運行エリアについてなど、多岐にわたってさまざまな住民意識や意向を知ることができ、また、自由意見につきましても、多くの方からご意見をいただくなど、公共交通への関心の高さを感じたところでございます。  これらのアンケート結果につきましては、今後の路線再編や、サービスレベルの見直しといったことに活用してまいりたいと考えております。  次に、まず年度内の取り組む事項といたしまして、公共交通における新たな情報提供が1点目でございます。これはこれまでからも指摘がございましたが、現在、市が負担しているバスの路線・時刻などの情報提供に違いがありましたので、今回3月17日の一部鉄道・バスのダイヤ改正に合わせ、これらを一つにまとめ、地図を入れることにより市域をわかりやすく案内し、利用を促すものでございます。  次に2点目といたしまして、再編に向けた取り組みといたしまして、先ほど少し触れました木津川市域における地域公共交通ネットワークの再編のための会議を既に2回開催しておりますが、3月下旬に予定をしております3回目の会議において、コミュニティバス、福祉バス再編の方向性や課題にいて、報告書としてまとめる予定でございます。  最後に、20年度以降の取り組みといたしましては「地域公共交通の活性化及び再生に関する法律」これに基づく協議会を設置し、今年度の調査、検討結果を活用し、具体的な路線再編やサービス内容について全市的に検討し、実証実験、実証運行に取り組みたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(木村 浩三) 酒井さん。    (酒井 弘一君登壇) ◯9番(酒井 弘一) 今、答弁をいただいて、かなり高い住民の、市民の関心の状態をお聞きすることができました。来年度、実証計画や実証運行をぜひ実現していただきたいと思います。市民は、特に加茂、山城の住民はバスの改善を本当に強く願っております。ますます精力的な取り組みを進めていただきたいと思います。その上で2点お願いします。  来年度の大きな目標は今、語っていただきましたが、取り組みの、その協議会や、そのことも含んでですが、日程的にはどうなんでしょうか。もう少し詳しくお聞かせください。それが1点です。  二つ目は、その来年つくられる協議会といいますか、現在、推進会議にかかわって組織の問題です。今担当されております推進会議は、当初17人でスタートをし、現在は18人になっていると聞いています。その構成は資料をいただきましたが、バス会社やタクシー会社などの交通機関の代表が5人、学者が2名、国と府の職員、警察署の署長も含んでですが7人など、いわゆる偉いさんが多いわけです。それに対して住民代表は現在、たった2人です。加茂1人、木津も1人、山城の住民代表はおられません。これは偶然かもしれませんが、来年度もこのような組織が続けられていくわけですから、せめて最低もう1人、山城町の地域から委員は入れるべきではないでしょうか。いやそれは1人と限らなくても、もっとたくさんおられてもいいんじゃないかと思います。  関連して、推進会議の検討、つくられる新しい協議会の検討を経た上で、運行計画が立てられた後、再度、広く住民や利用者、この場合は当然、木津川市全域になるわけです。加茂や山城だけではありませんが、その意向調査はされるお考えはないでしょうか。それをされてこそせっかく2年越しで取り組んでいくバス改善の取り組みが、市民に対してのPRは万全と言えるんじゃないかと思います。バス改善が今年度、木津川市1年目で成功した取り組みの一つとなっていきますよう、この2年目の最初に当たって市長の決断を求めたいと思います。  以上、2点お聞きします。
    ◯議長(木村 浩三) 市長公室長。    (市長公室長 田中 達男君登壇) ◯市長公室長(田中 達男) 酒井議員の再質問の2問についてお答えをさせていただきます。まず、1点目の20年度の予定でございます。先ほども答弁で申し上げましたように、地域公共の活性化及び再生に関する法律、この法律に基づく会議、いわゆる法定協議会を設けるということで予定をしております。具体的には20年の年度が始まりますれば、地域公共交通総合計画及び地域公共交通総合連携事業の計画、こういうものを策定いたしまして、国の方に提出をするという作業に入ります。そういうことで、まず、それをまとめました後、年度の中後半におきまして、先ほど申し上げました実証実験、それから、実証運行をとり行いというふうに考えております。  それで、先ほどもアンケートのご質問がございました。この旧3町の地域から、いろんな地域特性に基づくご意見も多くいただいております。このアンケートの活用につきましては、先ほども申し上げましたが、今後のサービス内容の改善とか、そういうものに広く反映したいというふうに思っております。特に旧3町の特性で、ご要望の多かった内容を少し触れさせていただきますと、特に重視してほしい項目という欄がございます。そこで申し上げますと、旧木津の住民の方から多かった内容は、運行の本数、時間帯、経路に関するご意見が多くございました。特に運行本数に関してはラッシュ時の混雑や待ち時間が不便と、こういった意見がございました。また、旧加茂の皆様方、住民の方からは本数が少ないためになかなか乗りにくい、運賃がきのつバスよりも高い、こういったご意見があったということでございます。  また、旧山城町住民の方からは、特に高齢者が生活施設、これは駅や小売店などのことでございますが、こういった生活施設を利用できる経路設定を望むと、こういった声が、特に重視して欲しい項目の上位を占めたと、こういうことでございます。したがいまして、酒井議員からご質問がございました法定協議会を立ち上げまして、今後スタートをいたしますと、ここのアンケートのいろんなご意見もいただいておりますので、これを十分反映させていきたいというふうに思っております。  また、あわせて2問目にございました法定協議会を立ち上げます組織のメンバーの構成でございますが、ただいま広く住民の民意を広げるべきだというご指摘につきましては、今後法定協が立ち上げるときに十分に参考にさせていただきたいというふうに思います。 ◯議長(木村 浩三) 市長。    (市長 河井 規子君登壇) ◯市長(河井 規子) 酒井議員のご質問にお答えをいたします。  このバスの運行につきましては、非常に住民の皆様が高い関心と期待を持っていただいているということを十分認識をしておりますので、皆さんの十分なご意見をいただく中で財政的なものも十分に勘案しながら、より利用しやすいバスについて今後、検討をさらに進めてまいりますので、よろしくお願いいたします。 ◯議長(木村 浩三) 酒井さん。    (酒井 弘一君登壇) ◯9番(酒井 弘一) 全体として頑張って取り組んでいただいておりますし、また、住民の思いや願いが十分といいますか、かなり市によく届いていると思いますので、何としても成功させていただきたい。重ねてそのことを感じております。その上で市民に対するPRや、また市民への再度の意向調査についても積極的に具体化していただきたいと思いますのとあわせて、最初にお聞きした中で住民の、また利用者の願いや思い、アンケートの内容について室長の方から一定答えていただきたいと、私は6月の一番初めの、この問題を取り上げましたときにも申しましたけれども、加茂では、特にバス停の位置について、また、コースについて非常に強い不満があったわけです。そのことも当然、今回お聞したアンケートの結果の中には集約されているかと思うんですが、今お聞きしたら数字の上では大したことではなかったという感じでお聞きしましたが、その点だけ住民の意向はどうだったのか、その1点についてお聞かせください。 ◯議長(木村 浩三) 市長公室長。    (市長公室長 田中 達男君登壇) ◯市長公室長(田中 達男) 酒井議員の再々質問につきまして、お答えを申し上げます。  全体につきましてのアンケートで、に重視してほしい項目の中で、先ほど言いましたものが上位を占めたということでございます。そのほかにも、そのバス停の関係では、率は少ないんですが、ご意見はいただいております。そういうことで、それぞれの項目、旧3町におきまして意向がかなり異なった内容がございますので、今、酒井議員がおっしゃられました、そのバス停の改善につきましても、できるところについては今、担当現課の方で整備ができるところについては、もうすぐにでもやっていこうという姿勢で準備もしております。したがって、その程度できるかは、それぞれのバス停によって異なりますが、ご意見を踏まえまして対応ができるものにつきましては、今後も十分対応していきたいというふうに思っていますので、よろしくお願い申し上げます。  以上です。 ◯議長(木村 浩三) 酒井さん。    (酒井 弘一君登壇) ◯9番(酒井 弘一) 2問目に入ります。  全国一斉学力テストはやめるべきとして質問を行います。  いわゆる全国一斉学力テストは昨年4月22日に実施され、文部科学省は10月24日、結果を公表しました。木津川市は、これに参加したわけですが、何か成果として得られたものがあるのでしょうか、あれば知らせてください。  あわせて結果報告が実施から実に半年後と、大変おくれた。また、そのおくれの原因の一つとなった採点時の、これは業者の責任ですが、混乱など、さまざま問題がありました。そのことから実施主体の文部科学省に対しては、何か意見を述べられたのでしょうか。注文されたのでしょうか。  以上2点について、まずお聞かせください。答弁は教育長を指名しておりましたが、理事が準備されているようですので、理事で結構です。お願いします。 ◯議長(木村 浩三) 教育委員会理事。    (教育委員会理事 河村 保君登壇) ◯教育委員会理事(河村 保) 教育委員会理事です。酒井議員のご質問にお答えいたします。  一般的に全国一斉学力テストというふうに言われておりますが、正式名、全国学力学習状況調査というふうに申します。この調査の結果についてですが、教育委員会といたしましては、一定の成果が得られたのではないかというふうに考えております。調査の目的でもございます児童・生徒の学力、学習状況の把握、分析は既に各学校においても行われておりますし、教育及び教育施策の成果と課題の検証、改善という面におきましては、現在、学校や中学校区ごとに取り組みが進められ、今後、次年度の教育計画の策定や指導の工夫改善に生かされるものというふうに考えております。もちろん、この調査により測定できるのは学力の特定の一部でありますし、学校における教育活動の一側面に過ぎません。このことは文部科学省自身が言っておりますし、本教育委員会としても、そのようにとらえております。また、何分一度限りのデータでございます。十分な検証には至らないというようなことも理解しております。この分につきましては、これまで京都府が実施してまいりました学力診断テストや市販の標準テスト結果等ともあわせて検証してまいりたいというふうに考えておりますし、次回以降の調査にも参加して分析、検証を続け、継続的な検証改善サイクルを確立してまいりたいというふうに考えております。  次に、実施主体の文科省に言うべきことはないかという問いについてでございますが、6月の議会でも申しましたように、特に実施に際して木津川市におきましては、トラブルはございませんでした。国レベルで議員も申されましたように、採点や集計事務に手間取り予定から大幅におくれて学校や教育委員会に結果が届けられてまいりました。また、実施マニュアルについても複雑で、少しわかりにくい部分があったのではないかというふうに感じております。これらは京都府教育委員会を通じて文部科学省に伝えておりますので、次回以降、何らか改善されるものというふうに期待をしております。  以上でございます。 ◯議長(木村 浩三) 酒井さん。    (酒井 弘一君登壇) ◯9番(酒井 弘一) 答弁をいただきましたけれども、とても成果と言えるようなものではないと思います。問題だらけです。この間のやりとりの中で、特に今、議会の中でも、また12月にもありました、学テ結果得られたものという、具体的な話の中で、今、理事からはありませんでしたが、木津川市の子供たちの平均点が全国平均を上回っていたとか、また、朝御飯を食べている子供たちの学力が比較的高い傾向が見られるとかいうことも答弁として以前にありました。  学校の中で改善、取り組みが始まったというふうにも今、答弁をいただきましたけれども、それは果たして、この学テが全国一斉学力テストが引き金となって具体的な改善が始まっていくと言えるのでしょうか。こんな報告内容が文部科学省から出されています。家で学校の宿題をする児童・生徒の方が正答率が高い傾向が見られる。また、読書が好きな児童・生徒、家や図書館でふだんから読書をする児童・生徒の方が国語の正答率が高い傾向が見られる。さらに朝食を毎日食べる児童・生徒の方が正答率が高い傾向が見られる。こういう指摘です。こんな程度のことは、日々、子供たちと接しておられる教職員ならだれでもふだんから実感していることです。わざわざ77億円もかけて国の予算をかけ、全国の6年生と中3生全員の一斉テストをやる必要は全くありません。今の指摘は、これまで教鞭をとってこられたわれですから、河村理事にしても全く同じ思いじゃないかと、私は想像します。  むしろ、このような分析結果が得られたというのであれば、文部科学省は、その毎日、朝食をとることがきていない子供たちや、毎日、家で宿題ができていない子供たちがいるとわかったわけですから、そのような子供たちの家庭のために、どういう手だてを打つか、そのことがむしろ求められるんでじゃないか。同様に木津川市としても、そういう分析結果は報告が得られたわけですから、行政として、木津川市の教育委員会が何かそのための手だてを検討されているのでしょうか、そういうことには一切つながっていないんじゃないかと、私は思います。  次に、文部科学省の今も申しました報告でいう学力の高い子供たち、その分析からよい子供というイメージが浮かんでくるわけです。こういうことになるかと思います。毎日早起きをする。きちんと朝食を食べる。登校前にはきちんと持ち物を確認する。学校では決まりを守って礼儀正しく過ごす、私語もせず熱心に授業を受ける。帰宅して家では読書に励む、夕食も決まった時間にきちんととる。夜は早く寝る。そんな子供たちが学力が高くてよい子だというイメージが当然出てくるわけです。果たして、そんな優等生がどこに、どれだけいるというのでしょうか。また、そもそも全国の多数の子供たちに求められることでしょうか。教育長や理事も現実はそんな甘いもんじゃないよと思っておられることだろうと思います。子供たちは、そんなのっぴりとした存在ではありません。今の世の中、大人でさえ生きづらい時代です。お年寄りがこれでもか、これでもかといじめられている社会となっています。そんな中でさまざまな問題を抱え、ときには屈折しながらも子供たちは精いっぱい生きているわけです。  先日の代表質問で教育問題がテーマの一つとなりました。そのときに議員が語っておられましたが、その議員は学力の高い子供ということは求められなかった。普通の子供といいますか、普通の人、そういう表現をされて普通の常識を持った人物像が語られていたわけです。また、一般質問の初日にも教育問題がテーマになりました。個性の尊重こそ教育の肝心、そういうふうな意味合いの指摘だったと思います。こういう時代の反映だろうと思います。文部科学省が今回の結果をもって、まさか全国で早寝、早起き、朝御飯、そんな運動を言い出さないとは思いますけれども、事実やらないように願うばかりです。大事なことはその早寝、早起き、朝御飯をしたくてもできない子供たちの実態、また、家庭や社会の現実があるわけですから、文部科学省や国が、このような状態に対してどう責任を取るのか、国の行政施策として生かすのであれば、全国学力テストは意味があったかもしれません。そのことを何もやらないで、国語と算数、数学の、その1点でどれほどの役に立つというのでしょうか。  3番目の問題として申します。  文部科学省は今回、全国都道府県ごとの結果を公表しました。果たして何のためだったのでしょうか。近いところでは八幡市で少しでも高得点をと思ったのでしょう。事前の練習問題が取り組まれ問題となっています。私たちが子供のころ、戦後初めて行われた全国学力テストでは、県ぐるみの不正が公然とやられ、当然、結果そのものが信用できないものとなりました。また、それゆえに中止されたという歴史の教訓があります。その意味で今回の都道府県単位の平均点の公表は、いつか来た道をほうふつさせます。ところで城陽市です。この市でも、もちろん市町村や学校ごとの結果は公表しておりませんが、一部の人たちが情報公開という美名のもとに学校ごとの平均点を明らかにせよ、そういう動きをされているそうです。私は、こういう情報公開を認める動きを大変間違いで、かつ危険なものだと思っています。  このような情報公開は、その人たちの自己欲求は満足させられても、教育の改善には何の役にも立ちません。もしそれらが公開されたなら、過激な競争が始まり、学校や市町村単位の序列化と格差づくりにいくことは目に見えています。木津川市の教育委員会は、そのことを懸念するからこそ、今年度の学校ごとの結果は公表しないとされたわけです。しかし、参加した以上、この木津川市でも情報公開を求めるやからが出てくるかもしれません。また、その際、情報公開を拒否することが果たしてできるのでしょうか。過激な競争と序列化や格差づくりを阻止できる有効な手段があると、教育委員会としては考えておられるのでしょうか。  さて、愛知県の犬山市です。来年度の2回目も不参加をいち早く決定し、発表されています。それは報道を見ておりますと、学力テストに頼らなくても犬山市の子供たちの人格形成、そこには先ほども申しました普通の常識を持った人間形成も当然含まれております。この人格形成と基礎学力保障には、何の心配もないという自負があるからです。また、全国学力テストを教育活動の一環としているテストとは目的も性格も全く別もので、全国学力テストは犬山の児童・生徒や公教育にとって有害だという認識をされているからだと言われています。  木津川市教育委員会は、来年度の実施のために予算を組まれています。しかしまだ、時間がありますし、まだ間に合うと思います。児童・生徒と学校現場にとって有害で一利もない全国一斉学力テストには参加されないよう求めるものです。そして、予算は扇風機にしても学級費や修学旅行の補助にしても、この間ずっと取り上げられております。給食の問題でも、幾らでも必要なものはありますから、そこへ予算を回していただきたいと思います。改めて第2回のテストへの不参加を強く求めておきたいと思います。  大変長々と申しましたが、全体として答弁は申しわけありません、結構ですが、1点だけテスト結果に対して情報公開を求められたとき、教育委員会はどう対応されるおつもりか、その1点だけお聞かせください。 ◯議長(木村 浩三) 本日の会議時間は議事進行の都合により会議規則第9条第2項の規定によって、延長します。  教育委員会理事。    (教育委員会理事 河村 保君登壇) ◯教育委員会理事(河村 保) 失礼します。教育委員会理事です。  答弁は要らないということでございますから、一言だけ言わせてください。質問だけに答えさせていただきます。  情報公開をするつもりはございません。  以上です。 ◯議長(木村 浩三) 酒井さん。    (酒井 弘一君登壇) ◯9番(酒井 弘一) 答弁をいただいて、今のその教育委員会としての姿勢で、私は全く依存ありません。ありがたい答弁だと思います。ただ、全国にさまざまな情報公開に求める動きがあり、そして、それを何に使われるかは情報公開を求められた方たちしかわらない、そういう状況の中で、情報公開の対象は広がってきています。教育委員会でさえも、それを拒否できないという判決も一部であります。だから、そのことを重々承知された上でしっかり対応していただきたい。そのことをお願いします。  続けて3問目に入ります。新庁舎建設の進捗状況はと題してお聞きします。今、理事には大変失礼なやりとりをさせてもらいましたが、この問題はしっかり答弁をお願いします。  市長は新庁舎について、7月の完成、8月初めに引き渡し、8月下旬の業務開始、そういう日程を語っておられました。昨年、私たちがお聞きをしたのは、6月の完成ということで聞いておりました。私はそうなんだろうなと、できるのかなという感じで日を過ごしていたわけですが、今回初めて7月の完成と言われたわけです。ただし、そのおくれた理由は語られませんでした。今回の、その一月何がおくれの原因になっているのか、お聞かせください。また、その上で今、私たちがお聞きをした、この日程は、もうこれ以上の変更、つまりおくれはないという前提で言っておられるだろうと思うんですが、間違いないかどうかお聞きします。  2点目です。8月に業務開始になるとして、全部署が新庁舎が一斉に業務を始めることはできないと、再三の発言になっています。そうすれば、どのような配置計画を立てられているのか、きょうもこの間の質問やりとりの中でかなり浮かび上がってはきつつあるんですが、具体的にお聞かせください。  3点目です。そのことと関連して、加茂町、山城町地域の支所には本庁の機能は夏以後、8月以後も残ることになりますかどうですか、支所機能と、支所建物のあり方は加茂町や山城町住民の重大な関心事です。地域審議会でも住民の意向をつかまなければならないし、支所としての検討を始めなければならないと思います。そのためにも明確にお答えください。  4点目です。夏の全面的な機構改革、それに先立つ春の人事異動の必要性は言うまでもありません。機構改革の基本的な考えは、どのようなものになるのでしょうか。職員はもとより私ども議員、議会、そして住民も関心持っている重大な事柄ですので、時期のめどとともにお聞かせください。 ◯議長(木村 浩三) 市長。    (市長 河井 規子君登壇) ◯市長(河井 規子) 酒井議員のご質問にお答えをいたします。  私からは4番目の人事異動等についてご答弁をさせていただきます。その他の事項につきましては、担当部長よりご答弁させていただきます。  新庁舎の完成、移転にあわせまして実施をいたします組織の再編は、木津川市が誕生をいたしましてから初めての組織と事務分掌の見直しであります。そして、平成20年度には行財政改革大綱と、行財政推進計画、さらには次の平成21年度には、総合計画の策定を控えておりますことから、まさに政策実現型の組織の基礎づくりであると考えております。また、将来に渡って木津川市が持続可能な発展と成長が期待される真の地方分権時代に自立する文化創造都市を目指すためにも今回の新庁舎の完成にあわせまして、実施いたします組織再編は、その基盤づくりの第1段階であると考えております。そのため、行財政改革大綱に基づく推進計画を着実に実践し、新市基本計画を継承する木津川市総合計画を実現するとともに、時代の要請や市民の信頼と期待におこたえすることができるよう、戦略的で段階的な組織体制の整備を継続してまいりたいと考えております。  その意味におきましても、組織再編と一対をなす人事異動につきましては、職員個々の持てる力が十分に発揮される適材適所の配置、技術職や専門職の重点配置、さらには特命職なども含めた重点施策や緊急課題への職員の重点配置など、限られた職員数ではありますが、木津川市の実質的な初めての大きな規模となる組織の見直しと人事異動となりますことから、戦略的で政策実現型の組織にふさわしい人材登用に努めたいと考えているところでございます。 ◯議長(木村 浩三) 市長公室長。    (市長公室長 田中 達男君登壇) ◯市長公室長(田中 達男) 市長公室長でございます。  酒井議員の庁舎関係の1点目、2点目並びに3点目につきまして、ご答弁をさせていただきます。  まず、1点目の新庁舎の建設につきましては、現在、5階の躯体工事まで進んでおりまして、2月末の工事の進捗率につきましては22.3%となってございます。  今後の見通しといたしましては、7月の各種検査の後、8月初旬には建物の引き渡しを受け、その後、備品や什器の配置を行う予定でございます。また、あわせましてその後、今現在使っております旧の建物の解体工事等の周辺整備も引き続き行うということでございます。なお、工期の具体的な進捗につきましては、後ほど担当理事の方からもう一度、この件については説明をさせていただきます。  それから、2点目の新庁舎への配置計画につきましては、建物が完成すればすべての部署が直ちに入ると、これは先ほどから申し上げておりますが、これが本来ではございますが、来客者や公用車の駐車スペースの確保や旧本庁舎4棟の解体設置工事の安全確保等の課題があり、現在、分散している部署のうち経費等を考慮して本庁業務の移転のほかにNTT京都木津支店にあります建設部並びに産業振興課を優先的に戻るように考えております。その他の部署につきましても住民の利便性、向上を考慮し、どのような方法がよいのか、現在、検討を重ねております。今後、できるだけ速やかに具体的な計画を確立させてまいりたいと考えております。  次に、各支所の有効利用につきましては、これも先ほどの答弁と重なってまいりますが、まず、本庁機能をどのように移転配置すべきかの整備を行いまして、その後、支所の利活用を検討していくこととなると考えております。両支所ともに、公共施設はその地域の財産でございます。最も身近な住民サービスを提供する拠点でもあります。地域の利活用を生む住民活動の拠点として、また、住民の皆さんの利便性を考えた上で具体的などのような有効利活用ができるのか、検討してまいりたいと考えております。  これでもできるだけ早くまとめてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。  以上です。 ◯議長(木村 浩三) 堤理事。    (市長公室理事 堤 正尋君登壇) ◯市長公室理事(堤 正尋) 市長公室理事です。  酒井議員の新庁舎の現在の到達点と見通しについての補足説明をさせていただきます。当初、この工事につきましては旧木津町の2月時点で入札行為をいたしました。当然、議会承認をいただきまして、具体の契約につきましては2月22日に契約をいたしました。当然のことながら請負業者と実際のスケジュールについて調整をさせていただきました。一番問題は、工事着手につきましてですけれども、ちょうど工事エリアが、その当時の期日前投票の関係がございまして、駐車場の不足等を懸念いたしまして、工事着手について少し待てないかということを調整いたしました。そのときには、そこのおくれにつきましては、十分附帯工事の中で取り戻せるという判断もございましたので、4月の下旬まで現地の本格的着手につきましては、ちょっと待ったをこちらの方からかけました。具体に躯体工事にかかっていきました。その間で取り戻せるというふうに調整をして、かかってきたわけですけれども、現在のところ十分には取り戻せないということがはっきりいたしました。2月時点で再度、スケジュールをきちっと確認いたしまして、先ほど申しましたとおり本体工事につきましては、基本的には6月末に完成はいたしますけれども、各種機器の調整等、それから検査等につきまして、その所要の期間等を確認いたしましたところ、現在のところすべて終わって、引き渡しを受けるのが8月初旬ということで確認がとれております。  以上でございます。 ◯議長(木村 浩三) 酒井さん。    (酒井 弘一君登壇) ◯9番(酒井 弘一) ありがとうございました。  7月完成、8月初旬の引き渡し、末の業務開始、これが間違いなくそれで進めていけるという趣旨の説明がありましたので、安心いたしました。ただ、今答弁いただきましたが、かなりまではわかるんですけれども、新庁舎でのNTT関連の部署、これはわかりましたが、しかし、その語られなかったほかのところがどうなるのかなという、やっぱり疑問が残ったままです。支所がどうなっていくのかも、それから本庁が決まってないからわからないという感じで、やはりまだわからないんだなという感じでお聞きしました。  それで配置計画並びに支所の機能の関係、さらに関連して機構改革、基本的な考え方は市長から答弁ございましたが、具体的にはよくわかりません。一体いつそれは出してもらえるのかなと、明らかになるのかなという思いがずっとあるわけです。今回の質問、一般質問も私、最後ですので、どこかでこれは出てくるのかなと思い、期待しながら、この質問はもう要らんようになったらいいなと思いながら聞いておりましたけれども、やはり今に至っても、それはあいまいです。ただ、今もう3月なんです。人事異動4月、目の前です。7月、8月に向けて議会としても正式なものはあと6月議会しかありません。一体どこでそれは明らかにされるのか、やはり時期を絞っていただきたいということを、まず1点、お願いします。その上で関連しますが、先ほど大西議員から新庁舎の具体的なことが聞かれ、やりとりがあり、夢膨らむ思いで聞かれた方も多いと思うんですが、ただ、この今建設中の新庁舎ですが、堤理事もおっしゃられたように、2月の建設契約、相手は木津町だったと、私たちの記憶に残っております言葉で新しい庁舎は木津町の新しい建物なんだという言葉は、これは忘れることはできません。今さら、そのことをもう蒸し返すつもりはありませんけれども、今に至ってどうしても気になってくるわけです。新庁舎が果たして今6万7,000人規模の木津川市に対応できる庁舎になり得るのか、さらに木津川市が将来的に7万人、8万人、9万人を目指していく市であるからこそ、それに対応できるスペースの庁舎となり得るのか、そういう不安があるわけです。私は無理じゃないかなと思っております。市長はその点をどのように見通しておられるのか、2点お聞かせください。 ◯議長(木村 浩三) 市長公室長。    (市長公室長 田中 達男君登壇) ◯市長公室長(田中 達男) 公室長でございます。酒井議員の再質問にお答えをさせていただきます。  まず1点目の配置計画、それから支所の活用、さらには機構改革の発表の時期のご質問でございますが、基本的には組織の、いわゆる機構の改革といいますのは新庁舎への移転の時期をめどにしておりますので、この機構改革等の発表の時期を今考えておりますのは6月の定例議会で組織条例の一部改正をお願いしていきたいというふうに考えてございます。したがいまして、そういうかたちの中で新庁舎への配置の計画も具体的にまとめていきたいと考えておりますし、あわせて支所の活用につきましても並行して考えていく必要があるというふうに思っております。  そういうことでありますので、4月の年度初めの異動につきましては退職者、それから新規採用者、こういったところの配置の変更が生じてまいりますので、そういった異動が中心になってくるものというふうに考えております。  それから、2点目のいわゆる新庁舎の規模の関係と将来人口の増加に伴う、その辺の容量の問題だというふうに思っておりますが、当初、旧木津町の段階での計画は将来人口が5万人、延べ床面積が約1万平米の庁舎を建てるという計画でございましたので、そういう方向でまとめた庁舎となってございます。今現在、人口が6万8,000人という形の中で職員の配置をしなければならないということでございますが、当然、以前の人口規模に見合う職員の数と適正な数につきましては、大体住民100人当たり1人の市の職員の規模でカウントをされていたものが、行政改革が進みまして、それが1,000人当たり8名、あるいは1,000人当たり7名まで減ってきておるという動きがございます。そういう動きの中で庁舎、いわゆる本庁舎への職員の配置、それから出先といいますか、例えば上下水道部の関係でありますとか、それぞれの公共施設へ職員をどれだけ配置するのかという、その辺のバランスによっても考え方が変わってまいります。  ただ、今机上の計算では新市がスタートをいたしまして、新庁舎が、この夏に完成いたします。おおむね大体、職員の6割程度は本庁舎に入るではないかというふうに思っております。そういうことで今後、具体の配置が組織の機構改革も踏まえながら、具体的な配置をこれからまとめるわけでありますので、かなり厳しくなるかもしれませんが、先ほどから出ておりますように市民サービスの拠点にふさわしい配置になるように努力してまいりたいというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(木村 浩三) 酒井さん。    (酒井 弘一君登壇) ◯9番(酒井 弘一) 答弁を2点についていただきましたが、まず、時期の問題で初めてお聞きしました、6月の定例会のころにと、とてもじゃないけども、これでいいのかなという思いがあります。というのは、関連して山城や加茂の支所の機能も動くわけです。住民の意見を出す場がどこにあるんですか、地域審議会が住民の意向を調査する時間がどれだけ保障されるんですか、とても6月なんか話ならないなという印象で聞かせてもらいました。まず、それが1点。  当初の計画は床面積1万平米、人口6万人規模、職員数はこうこうという数字が出されましたが、もうこれで間違いなく今の建設中の庁舎では今の人口規模からいっても、多少職員数を削ってでも、もう筒いっぱいと、40億円かけて空き部屋がないようにという発言がきょうもありましたが、とてもじゃない空き部屋なんてあろうはずがないわけです。そのことについては当然、もうお気づきだと思いますので、そのことを重要な木津川市の検討課題として確認されて、取り組みについては私たち議員や議会や、また必要なら住民に対しても時期を見て明らかにしていはただきたい。そういうことを要望しておきます。今、私たちの議員の手元にも保育所、幼稚園、小学校、中学校の卒業式の予定が届いています、日程が。きょうも入学式の日程表の幾つか届きました。学校現場では例えばあすの中学校の卒業式に向けて、また19日の小学校の卒業式に向けて先生たちが、もう夜を日に継いで準備、進められていると思います。睡眠時間を削ったり、食事を削ったりしながら期限に間に合うように明日の9時に間に合うように中学校の先生たちは全力で頑張っていると思います。また、市の職員にとっても日々、住民と向かい合う中で、今、食事中だからと言って、住民を待たす場面で、普通ないと思うんです。血相を変えてやってきている住民に対して精いっぱいの努力をする。それが木津川市ではないんですか。それから申したら6月の定例会で本庁の機能、配置、支所の機能を発表したい。とてもじゃないけども、そんなものはだめだと思います。  再度の市長の決意をお聞きしたいと思います。 ◯議長(木村 浩三) 市長公室長。    (市長公室長 田中 達男君登壇)
    ◯市長公室長(田中 達男) 酒井議員の再々質問にお答えをさせていただきます。  先ほども言いましたように、機構改革等につきましては、条例事項でございますので、議会の議決を受けなければならないということでございます。したがいまして、今回この3月議会では今のところ、まだまとまっておりませんので、次回の定例会ということでご答弁をさせていただきました。当然、本庁の方針が決まりました後、支所の方針をご議論いただくということになりますので、酒井議員ご指摘のとおりでございますが、もう少しお待ちをいただきたいというふうに考えております。  それから、当然、新庁舎への配置の計画につきましては、非常に先ほど卒業式、あるいは入学式の準備も言っていただきましたけれども、議員もご承知のとおり本庁の職員、あるいは支所の職員も昼夜を問わず、今あちこちで非常に多くの職員が残業しながら一生懸命頑張っているという実態もございます。当然、新市がスタートをいたしまして1年が経過をし、少し安定はしてきたところでもございますが、また、約半年後に新たに引っ越しをするということで、ちょうど1年前の、あの混乱をもう一度迎えなければならないということは、もう職員一同、十分承知をしておりますので、その辺は今までの経験を踏まえまして、きっちり住民の皆さん方にサービスが予定どおり提供できるよう努力してまいりたいというふうに思っておりますので、ご理解いただきたいと思います。  以上です。 ◯議長(木村 浩三) 市長。    (市長 河井 規子君登壇) ◯市長(河井 規子) 酒井議員のご質問にお答えをいたします。  先ほどから公室長が答弁を申し上げているとおりでございまして、支所のあり方につきましても十分審議会のご意見もいただく中で、やはり住民の皆様が十分活用していただけるような、そういった機能を果たしていきたいというふうに考えております。 ◯議長(木村 浩三) 酒井さん。    (酒井 弘一君登壇) ◯9番(酒井 弘一) 最後の質問に入ります。学研木津北並びに東地区の開発中止に関してです。時間がありませんので通告しております全質問ができるかどうかわかりませんが、ちょっと急いで申したいと思います。  URが15年に、この両地域に開発中止を発表されました。かつての木津町、そして今の木津川市にとっても、それを受け入れざるを得ないわけです。しかし、住宅地を夢見て土地に投資をした個人や、またURとともに開発に参加しようとしたさまざまな業者は困惑しているだろうと思います。市はUR以外の開発業者や地権者の数、どのように把握しておられるか、まず1点。  2問目です。今、北地区に鹿背山地区ですが、頻繁に車両が入っています。府道天理・加茂・木津線等、鹿背山のお聞きしますと、中切川というそうですが、その川付近からですね、何のために入っているのか、私が見ただけではでも乗用車もあるしトラックもあるしさまざまです。何をしているのか不明ですし、見かけた住民や市民からは不安の声が聞かれています。開発中止の決定を知って、ここぞとばかりにごみを不法投棄したり、また、不法な開発をもくろむやからが出てこないとは限らんわけです。地権者が、ここは自分の土地だと言い張ったとき、対応するすべがあるでしょうか。北地区の山林部は構図も非常に不正確で、登記の状態もあいまいと、そういう状態だと聞いています。また、全体として一方的な開発中止を決定したURに対して、その環境保全や山林、農地の保全にどう責任を取らせるのか、この間の数年間にわたるやりとりを含めて、どうなっているか、お聞きをします。  3点目は、非常に軽減されているとは聞いておりますけれども、都市計画税や相続税や固定資産税、どのようになっているのか、さらに軽減をするにはどうなのか、以上3点、お聞きします。 ◯議長(木村 浩三) 市長。    (市長 河井 規子君登壇) ◯市長(河井 規子) 酒井議員のご質問にお答えをいたします。  学研北地区、東地区についてでございますが、両地区は、国家プロジェクトであります、関西文化学術研究都市の一翼を担う地区ではございますが、平成15年8月に当時の都市公団による大量宅地供給を目的とする事業の中止が一方的に決定されました。  この事業中止を受け、両地区の土地利用の新たな方向を見出すため、有識者及び関係行政機関による木津北、東地区の土地利用検討会や木津地区まちづくり検討委員会を立ち上げ、両地区の今後の土地利用方針の検討を行い、自然環境を生かした土地利用を図ることが提案をされました。しかしながら、両地区の約6割の土地を所有する都市再生機構の土地処分方針も決定をされていないなど、多くの問題も蓄積されており、今後も関係機関と連携しながら両地区の土地利用が地権者や木津川市とって最善となるよう努力をしていく所存でございます。  北地区につきましては、都市機構の方で里山再生の取り組みもされていると聞き及んでおります。なお、詳細につきましては担当部長よりご説明をさせていただきます。 ◯議長(木村 浩三) 建設部長。    (建設部長 炭谷 育夫君登壇) ◯建設部長(炭谷 育夫) 木津北東地区のUR以外の開発業者数及び地元以外の地権者数はとのご質問でございます。都市再生機構に調査確認いたしましたので、報告をさせていただきます。  開発業者数につきましては、北地区・東地区とも把握はできていないとのことでございます。ただし法人の所有者数は木津北地区で14法人28筆、東地区で10法人19筆となっております。また、木津、地元以外の地権者数、すなわち木津川市以外の地主の数につきましては、木津北地区、これここにつきましては345名483筆、木津東地区99名136筆となっております。  続きまして、北・東地区の山林農地の保全、ごみの不法投棄、不法開発の防止についての機構の管理責任はとのことでございますが、北・東地区の開発事業の中止に伴う荒廃地化につきましては何としても阻止しなければならないと考えております。  先ほど、市長が申しましたとおり平成15年8月に都市再生機構の事業再評価により、両地区の宅地供給事業が中止となり、これを受け、村橋立命館大学教授を座長とする木津北・東地区の土地利用検討会が実施され、また、平成17年度に同教授を委員長とし旧木津町を含め京都府、都市再生機構等関係機関で委員構成される木津地区まちづくり検討委員会が開催されました。  その委員会の報告において、木津北・東地区の土地利用方針(案)が示され、北地区につきましては、自然環境を生かした土地利用(案)が提案されました。また、東地区は地形的に高低差が少ないことと、隣接する南地区のインフラ整備が済んでおり、地区の一部を民間開発等も視野に入れた宅地化を目指し、田園の保全・活用ゾーンとして土地利用を図ることを提案されました。  しかしながら、都市再生機構が両地区の約6割の土地を所有しており、その処分方針もいまだ決定されておらず、残り4割が一般地権者でありますが、その土地は地区内に散在している状況で、一般地権者の思いを把握した土地集約というような大きな問題もございます。  先ほど述べました委員会の提案を実現するにも、これらの課題を一刻も早く解決することが簡要であり、都市再生機構におきましては、組織強化を行い木津川市のまちづくり沿った「北・東地区」の土地利用のあり方の検討をお願いしているところでございます。  計画が具体化するまでの施策といたしまして、都市再生機構の方で平成15年度から取り組んでいるものといたしまして、鹿背山倶楽部というのがございます。活動内容といたしましては、先ほど議員がご指摘いただきました、そこへ入っていく方々の車の出入り等もありますが、その鹿背山倶楽部等の方々でございます。拡大竹林の伐採、耕作包吉の再生・ビオトープづくりなど50名ぐらいの会員が、おおむね月2回程度、年間を通して里山再生に取り組んでおります。  次に、里山オーナー倶楽部というのがございます。都市再生機構所有地のところを一般の方々に土地を貸して、オーナー制度による里山の再生に取り組んでおります。最後に「鹿背山元気プロジェクト」ということで、赤松林の再生や畑地の利用として、単価の高いブルーベリー等の生産を行い、もともとの畑の有効性を高めていこうと、こういう取り組みが行われておりまして、地区内の荒廃地化の抑制に都市再生機構として努力いただいております。  しかしながら、木津川市として、都市再生機構の撤退が平成25年度と迫っており、今後も関西文化学術研究都市建設計画に基づき、国や府レベルまで事態の打開を図っていただくよう働きかけ、上位機関と連携を密にし、問題解決に鋭意努力していく所存でございます。 ◯議長(木村 浩三) 総務部長。    (総務部長 川西 純弘君登壇) ◯総務部長(川西 純弘) 税関係につきましてお答えいたします。  固定資産税、都市計画税の評価額につきましては、その近隣の地価公示等により公表されております価格、売買実例の状況、市全体のバランス等を考慮しつつ評価額を算出いたしているところでございます。  都市再生機構による住宅開発が中止という事態に対しまして、3年に一度の、いわゆる平成18年度の評価替えにおきまして、専門家の方々の意見や全国にも同様の自治体もありますことから、その取り扱い方法等も聴取し、適正な時価を反映するよう評価額の引き下げを行ったところでございます。  なお、新市となりますことの影響でございますが、農地の税額を決める本来の課税標準額は評価額の3分の1と定められており、これは合併前と変わりません。そして、合併特例による負担調整措置の5年間延長と、4年間の激変緩和措置を経て、本来の税額に到達するものと思われます。  次に、相続税につきましては、国税ということもあり、税務署等とも十分に調整連絡を図りながら要望いたしました。その結果といたしまして、税務署におきましても当該地区が都市再生機構による住宅開発が中止となったことを受けまして、評価方法を改めていただいております。いずれにいたしましても、木津北地区・東地区の今後については、市といたしましても重要課題と認識しております。 ◯議長(木村 浩三) 酒井さん。    (酒井 弘一君登壇) ◯9番(酒井 弘一) ありがとうございます。3点とも詳しく報告をいただきましたが、まず、何よりもURに対して木津川市が何を打ち出していくか、どういう構えで望んでいくかということじゃないかなと私は思います。よくわかりませんけれども、かつての木津町とURとの関係というのは非常に密接な関係があっただろうと、そこには人間関係も含んでいろいろあろうと思います。しかし、事ここに至って25年の撤退をはっきり出しているわけですから、木津川市としての厳しい姿勢での対応をお願いしたい、まず何よりも1点です。  二つ目に、鹿背山区、梅谷区、関係する地域ですが、両区とのさまざまに協議をされていると思いますけれども、十分な協議をされて地域の住民の皆さんが環境保全や山林や農地の保全に何を願っておられるのか、さまざまもうそれは木津川市に届いているわけです。だから、それを考える方向での、そういう姿勢で貫いていただきたい。急いでいただきたいと思います。URとの関係においても。  最後、これは要望ですが、税のことにつきましては、住民の皆さんも、そんなむちゃくちゃ高い税はかかっていないというふうに思っておられます。その上で、なおやはり先ほど申された地権者の数おられるわけです。その人たちにも税はかかっています。そのことを考えて、できる限りの軽減の努力を図っていただきたい。ちょっと要望みたいになりましたが。特にそのURとの関係では決意をお聞かせください。 ◯議長(木村 浩三) 市長。    (市長 河井 規子君登壇) ◯市長(河井 規子) 酒井議員の再質問にお答えをいたします。  ただいまご答弁を申し上げましたように、25年で撤退をしていくということで、あと25年、24年は整理期間に入ってくるのではないかなというふうに思います。非常にURとしても、またそこの中に勤めてられる職員さんにいたしましてもUR自身が、もうなくなってしまう、機構がなくなってしまうという中で非常に私どもも不安を持っております。そういった中で23年のまちびらきに向けても中央地区が動いているわけでございますので、どうしてもこの撤退までにやり切っていただかなくてはいけないことを、私は積極的にやらなくてはいけないというふうに考えております。当然、厳しい対応でやっていきたいと思いますし、旧木津町時代にも、先ほど申し上げましたように北地区、東地区の土地利用の検討会や、また木津地区のまちづくり検討委員会、これは京都府も入っていただく中でやってまいりました。どのように中止になったところを生かしていくのかということを真剣に取り組んできたところでございます。しかしながら、取り組んできただけでは何もなりませんので、きっちりと東、北についてはどういう方向に持っていくのかということを、ここやはり二、三年で方向を出していかなくてはいけないと思います。そういった中で、今回、この中には入っておりませんが、しかしながら、今回の水道の負担金につきましても、やはりURとしっかりと話をしていく、今、人間関係いろんなことをおっしゃっていただきましたけれども、急がなくてはいけないんです。そういったさまざまな残された問題を解決していく、そして、URできっちりと責任を取ってもらう。このことが今一番大切なことなんですね。そのためにもやはり私は提案をしておりました水道管理者もそうです。水道の負担金もそうです。そういった問題について取り組んでまいりたいと、そういう決意で取り組んでおりますので、どうぞご理解をいただきますようお願い申し上げます。 ◯9番(酒井 弘一) 質問していないことまで語っていただきまして、ありがとうございました。 ◯議長(木村 浩三) 以上で、本日の議事日程はすべて終了いたしましたので、本日の会議を閉じます。  3月14日から26日までは休会とし、3月27日は、午前9時30分から再開しますので、ご参集くださいますようお願いを申し上げます。  それでは、本日はこれで散会いたします。ご苦労さまでした。                        午後 5時39分 散会 このサイトの全ての著作権は木津川市議会が保有し、国内の法律または国際条約で保護されています。 Copyright (c) KIZUGAWA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved....